弐
クビを言い渡された日は、どうやって逃げようかとか、亡命先どうしようか、とか考えてたけどやっぱり無理だよねという結論に達したのはその日の内だった。
理事長は各方面に顔が利くし、国王にさえお目通りが叶う、まあ間違いなく国全体が私を逃がさないだろうね、普通じゃ逃げられない。
それに、ただ逃げたら指名手配になるし、本当に魔法学会から締め出される。
あと、第二事務員にされた日から護衛という名の監視が付いたのは言うまでもないというか
「事務員になんで護衛が必要なんだよ!」と叫んでしまったよ。
あれから最初の一週間は本当に何もする気が起きずただ、研究室と寮との往復になっていたが、やっぱり自分は研究者なんだろう、
二週間後にはいつもどおりの生活習慣に戻っていた。
(だって!今月の月刊「Magic」巻頭特集”光魔法の法則と闇魔法の法則の対比”すごく面白かったんだもん!来月お金入ったら検証するんだ☆)
とまあ、なんだかんだ自分は研究者なんだろうと思う、たとえゴーストになっても未知なる物に法則性を見つけて発表する。(まあ自分の名前で発表されないけど)
名誉は欲しいけどそんなものよりもより、世界で初めてその結果にたどり着いた充足感あれはたまらない!
世界が自分に微笑みかけてくれたような。自分の立てた仮説を一つ一つ実験し検証していき、新説へと導かれていくようなそんな感動!
研究者になってよかったと思える瞬間!!!
それに魅せられたのが研究者なんだよ!!!!!!!!!(エコー付き)
とまあ愚痴っても仕方ないよね。
「はあ・・・・。」
「どーしたんですか、先生?」
「うーん、ままならない人生だったなぁとおもってーーーー。」
「うわっ!16歳でそんな達観されてもこっちがびっくりしますよ。」
話かけられた人物のほうに目を向けると。
サンドイッチを持って自分の研究室に入ってくる人物と目が合った。
新キャラ出してみた。




