壱
「あーーーーーーーー、ファリエス・デリアくん、きみ解雇ね。」
「は?」
理事長に呼び出されて一番最初の一言がこれだった。
「え、えええええええええええっと。どういうことですか!?」
「うん、だからクビなんだよ。」
どどどどどどどおおおおおおおおおおおおおおおおおおゆうことなんだ・・・・。
急すぎる!
なんだ?研究費枯渇して備品を売ったのがばれたのか?
それとも魔法に失敗して裏の湖の水が干上がったのが私だとばれたのか?
禁止魔法薬を作ったことか?
むかつく生徒を半殺しにして記憶消去したことか?
それとも、いや、あれか。いやいや。あれか!!!!
悶々と考えていると。
「うん、察してくれたまえ。仕方ないのだよ。」
ああーーー。そっちか、そういうことか・・・。
多分、次の理事長選挙が関係だ。
まあ詳しく話すと、うちの大学では理事長は理事13人で選挙することになっているのだ。
んで、今年教授が一人退任するんだけど、次教授候補が私を入れて三人いるのだけれども、
そのうちの一人が現理事の一人息子なもんで理事長は票を確実に手に入れるためにしているだろう。
ちなみにもう一人はもう40超えていてもう勢力争に参加そるきゼロなので多分見逃されているのだろう後ろ盾もないし。
私も後ろ盾がまったく無いので「全然そんなこと関係ないねプップクプー」と思っていたのが、
どうも先月発表した論文「キー魔術式の応用定理」がことのほか評判で、
三ヵ月後に発売される権威ある雑誌「Magic」にどうも載るらしい。
これによりどうも次教授選が微妙になるらしくこんなことになったらしい。
「ちょ!待ってください!」
「うんうん、本当に惜しいんだけどね、きみのような優秀な学者を無くすのは。」
「私は教授に興味なんてありません!」
「うんうん、仕方無いんだよ。」
「それなら、他の大学に行かせてください!」
「それは無理なんだよ、優秀すぎるんだよ君は。」
「ふざけないで下さい!」
「分かってるはずだ、君は優秀だから分かると思うが、国内の他大学では到底十分な論文は発表できまい。」
「・・・・・・・・・・・どう言う事ですか。」
「つまりここを出ていくということは、他国の大学に行くと言う事だ、そんなこと許されないのだよ。」
「そんなのこっちの勝手ではないですか!」
「優秀な頭脳を他国にわたしたくないのだよ。分かるよね。わかって欲しいのだよ。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「大丈夫、仕事は斡旋するよ。研究室は辞めることになるが、事務として雇おう。新しく新設する第二事務として。」
糞ブタが!うすうす分かってたがそうか、そういうことか。
「第二事務ですか、ふん、多分私の研究室のプレートを第二事務室と付け替えるダケなんでしょうね。」
「くくくくくっ、分かってるじゃないか。そう、第二事務員としてしっかり働いて欲しいのだよ。」
「つまりは第二事務の|報告書(論文)を出せと。」
「さすが、優秀ですね。話がスムーズだ。」
「ちっ。」
「君の頭脳を無くすのはもったいなさ過ぎるのだよ。ちなみに理事会では承認されている。」
「分かりました。しかし、最低ですね。」
「すまないね。お詫びといっては何だが、第二事務の|諸経費(研究費)は来月から増額するよ。これからも良い結果を出してくださいね。」
「はい、失礼します。」
一礼してから私は、そのまま自分の研究室にダッシュで戻り。
ソファーにダイブ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
最低だ。
最悪だ。
糞糞糞クソく悪阻そそsk祖祖そそs!!!!!!!!!!!!!!!!!。。。。。。。。。。
あーーーーーーーーーーーあ、これで学者人生終了か。。。。。。。。。
まだまだ構想はいっぱいあるんだけどなぁ・・・。
まさか大学を追い出されるばかりじゃなく飼い殺しまでさせられるとは思ってもみなかった。
後ろ盾まったく無いのが仇となったか・・・。
ゴーストか。
幽霊みたいに消えたい。。。。。。。




