宇宙語クエスト
城に戻り、剣を渡すと、王様は首を傾げていた。
「こんな剣じゃったかのう?」
「こんな剣だったんです! さあ、さっさと行きましょう」
「そうじゃな。早く王妃を連れて帰らないと、王妃の70番目にお気に入りの椅子が、日あせしてしまう」
大臣が、王の間に飛び込んできた。
「王様! 今日は宇宙から、賓客が訪問されて、謁見予定です!」
「そうじゃった!すまぬ、もうしばらく待っててくれ」
僕が何か言う暇もなく、王の間に宇宙人が中に入ってきた。
「♆✦ ⊗⌘∞⊹、☍?」
「⟁≠⊹。∵、☍☍∞⇄⊹。」
「∵≒ψ⊹?」
「⌁⟡∯≋、⟟⊰⇄例⊹。」
「∵☼✦ ⊗✦⌁⟡∯⊹?」
二人がこちらを見てくる。
「はっ? いえ……」
「≠⊹。⇶⌖✦?」
「⇅✧⇄場合、⊰ψ⊹。☼✦?」
また二人がこちらを見てきた。
「えっ? はい……」
「⇅✧∵⇄⊹。」
「ワシ✦ ⇅✧≠⊹!」
二人の会話が盛り上がっている。
「よし! 有意義な会話ができたぞ」
宇宙人は、帰っていった。
「何の話だったんだ……?」
この時、僕はある失敗をしていたことに気づいてなかった。
【知らなくても困らない話・王様と宇宙語】
「王様は、どこで宇宙語を学んだんですか?」
我に返った僕は、王様におそるおそる聞いてみた。
「どこじゃったかのう? 牧場視察の時だったかのう……」
王様は遠い目をする。
「ちなみに、何の話をしていたんですか?」
「女装趣味についてじゃ」
「何の話してるんだよ!?」




