表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
王様クエスト  作者: シャム吉


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
12/17

鍛冶屋クエスト


 城に戻り、王にこれまでの話をした。


「そうであったか……。ワシ、花持っていってたかのう?」


 王は本当に覚えていないらしい。


「これはもう、王様ご自身で迎えに行くしかないですよ」


「そうじゃな。支度をしよう。……はて? 昔の装備はどこじゃったかのう。すまぬが、王妃に聞いてきてくれぬか?」


「おい」



 魔王城に戻り、王妃に聞いてきた。

 王妃は、きちんと覚えていて、丁寧に教えてくれた。


「宝物庫2の手前から二列目、右から四個目の宝箱に入ってるそうです」


「おお、そうじゃったか……」


「装備をお持ちしました」


 大臣が、鎧と剣を持ってくる。王は、赤錆だらけの剣を手に取った。


「おお、剣がずいぶんと錆びておるな」


「勇者よ、これを鍛冶屋に持っていってくれまいか?」


 大臣が、剣を押し付けてくる。


「お代は……」


「500Gじゃ」


「行って参ります」



 またやってきた城下町。鍛冶屋に入ると、筋肉隆々の親父さんが出てきた。


「いらっしゃい」


「錆びた剣をどうにかしたくて」


「こりゃあ、ずいぶんな錆びだね。しばらく待っててくれ」


 親父さんは剣を受け取ると、奥の方へ引っ込んだ。


「あっ、はい。……この親父さん、どこかで見たことあるような……?」


 鍛冶屋の親父さんは、すぐ直してくれた。


「へい、お待ち!」


「これは……」


 カッコいい剣に、見とれてしまった。


「あんちゃんの剣に似てるよな?立派な剣だ」


「さすが、王様。金はある……」


 剣を持って、城に急いだ。



【知らなくても困らない話・鍛冶屋と花の出会い】


 鍛冶屋の親父は、ヤスリを買いに町へ出掛けた。

 途中、花屋の前を通ると、普段見慣れない花が軒先に出されていた。


「珍しい花だな」


 花はウネウネ動いていて、鍛冶屋を認識すると近寄ってきて、スリスリした。


「おお、どうした?」


「親父さんのこと、気に入ったみたいだね」


 店の主らしい、魔法使いが出てきた。


「感情がある花なんだな」


「でも、気をつけて。それ、人食い花……」


「あっ」


 人食い花は、鍛冶屋の親父さんを一口で食べた。


「ほら、言ったでしょ、危ないって」


「言うのが遅い!」


 魔法使いが助け、全身ベタベタで鍛冶屋は吐き出された。


「よく、ご無事で」


「しかし、意外と花の胎内はウネウネベタベタで気持ち良いものだな」


「……この花、変態が好きなのかな?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ