22. 灰からの反撃 と独立宣言
大火災と大外堀の決壊から一週間。
王都のルードヴィヒ第一王子やバルフォア公爵は、今頃ナラク村が絶望の淵で泣き崩れ、灰を抱えて破滅していると確信しているはずだ。
――だが、彼らは致命的な見落としをしていた。
この村の本当の富は、倉庫に眠る在庫などではない。人々の「技術」と、この泥の土壌そのものなのだ。
「ふふ……あははっ! 最高だわ、ゼノ! これなら王都の貴族たちが発狂するわね!」
地下の極密作業場で、私は仕上がったばかりの「試作品」を抱きしめ、歓喜の声を上げていた。
焼き残った最高品質の綿と、ゼノが魔力制御で極限まで繊維を細く磨き上げた「超・極上ニュアージュドゥ」。それに加え、熟成されたサツマイモを厳選し、ゼノ作の蒸留器で極限まで精製した透き通るような高純度アルコール酒――「サツマイモ極上蒸留酒」だ。
「……おいお嬢様、顔が完全に悪徳代官のそれになってるぞ」
疲れ果てた様子で削り木を放り投げたゼノが、呆れ顔で鼻を鳴らす。
「いいのよ! 王都が表の市場でうちの品を『禁輸』にしたというなら、願ったり叶ったりだわ。……ソロン、闇ルートの準備は?」
背後に控えていたソロンが、整えられた手つきで眼鏡のフチを押し上げた。
「万全です、アイリス様。王都の表の商人が関所で押収される中、王都の地下世界を牛耳る闇商人ギルドとの接触に成功しました。彼らにこの『超・極上ニュアージュドゥ』と『極上蒸留酒』を限定数だけ流します。」
「価格は?」
「通常の『五倍』に設定しました。」
「素晴らしいわ!」
私は手を打ち鳴らした。
「王都の表通りで手に入らないとなれば、貴族や令嬢たちの欲望は異常なまでに跳ね上がるわ。『手に入らないものほど欲しい』のが人間心理よ。最高級の寝心地と、一口飲めば夢心地になる極上の酒……これを王都の有力貴族の妻や愛人たちに『密輸品』として売りつけるのよ!」
それからわずか数日後。
王都の夜の社交界は、正体不明の「密輸品」の噂で持ちきりになっていた。
「ねえ、あなた聞いた? 最近、裏ルートで出回っているあの『雲のブランケット』のお話……!」
「ええ、もちろんよ! 第一王子のルードヴィヒ様が『ナラクの品は粗悪品だ』とお触れを出したけれど……あれは嘘よ! 実際に手に入れた公爵夫人のお部屋で見せてもらったけれど、まるで天使の羽毛に包まれているような肌触りだったわ!」
「旦那様たちのお酒もすごいのよ! 一口飲めば日頃の疲れが吹き飛ぶという透明な蒸留酒……夜のパーティでは金貨10枚を出しても手に入らないほどだわ!」
王都の禁輸令は、逆に「アイリス・テラス製品」に圧倒的なプレミア価値を与えてしまったのだ。王宮の禁令などそっちのけで、有力貴族の妻や愛人、さらには第一王子の妻、側近たちまでもが、闇ルートを通じて金貨を惜しみなく投げ打ち、アイリスたちの品を競い合うように買い求めた。
結果――。
表の流通を止められたはずの村には、闇ルートを通じて今まで以上の莫大な金貨が怒涛のごとく流れ込み始めたのだった。だが、闇ルートでの資金回収は、反撃のほんの第一歩に過ぎない。私の本当の狙いは、ルードヴィヒ王子とバルフォア公爵が誇る「王国の食料・経済構造」そのものを根底からひっくり返すことだ。
深夜、役場の秘密会議室。
そこには、新しく導入した二頭の馬を疾走させて密かに呼び寄せた、周辺の「貧困に苦しむ三つの地方領主(子爵・男爵)」たちが集まっていた。
「ア、アイリス様……本当に、我が領地に『サツマイモの種芋』と『マカダム舗装の技術』を無償で提供していただけるのですか……!?」
ガタガタと震える手で書類を握りしめているのは、王家の重税に苦しんでいた近隣の領主たちだった。
「ええ、本当ですよ。」
私は完璧な指導者の笑みを浮かべ、彼らに温かいサツマイモのスープを差し出した。
「ただし条件があります。我が村と秘密裏に『地方創生・相互不可侵協定』を結んでいただきます。あなた方の領地でサツマイモを育て、マカダム道路で物流を整えていただきますが……『王都への食料出荷』は、一時的にすべてストップ、あるいは半減させてください。」
「な……!? 王都への食料出荷をストップすれば、王家から咎められます!」
「咎められませんわ。」
私は冷徹な瞳で領主たちを見つめた。
「『今年の異常気象と害虫により、不作である』と報告させます。そして、浮いた食料はすべてこの同盟の領地内だけで循環させるのです。……いいですか? 王都はナラク村を兵糧攻めにしようとしました。なら、今度は私たちが王都を『逆兵糧攻め』にする番です。」
「逆……兵糧攻め……っ!」
「王都は消費の街です。周りの地方領地が食料を出荷しなければ、王都の市場からはパンや野菜が一瞬で消え去り、物価は跳ね上がり、民衆の不満は爆発します。……その時、王都の民や貴族たちが誰を恨むか、分かりますね?」
領主たちは息を飲み、背筋を凍らせた。
そう、王都を襲う胃袋の危機と激しいインフレの責任は、すべて「無謀な禁輸令と経済政策を推し進めたルードヴィヒ第一王子」へと向かうのだ。
「私につけば、領民を飢えさせず、自立した富を得られます。あなた方の領地もここのように発展させて見たいと思いませんか?…では……王家と私、どちらを選びますか?」
領主たちは顔を見合わせると、躊躇なくペンを握り、協定書に署名したのだった。
「――報告します! 王都の闇市場にて『ナラク産密輸品』の価格が暴騰! さらに、周辺領地からの食料搬入量が平年の 30% にまで急減! 王都内の小麦と野菜の価格が五倍に跳ね上がっております!」
「……なに……!?」
王宮の執務室で、ルードヴィヒ第一王子は報告書を握りつぶし、顔を劇的に歪ませた。傍らに立つ智臣バルフォア公爵の顔からも、かつての余裕は完全に消え去り、額に冷や汗が流れていた
。
「バ、バルフォア! 経済封鎖でナラク村は破産したのではないのか!? なぜ王都の貴族たちがナラクの品を買い漁り、周りの領地から食料が入ってこなくなるのだ!?」
「くっ……! あの小娘…そして、ソロン…最初から王都の表市場など捨てるつもりだったのか……! 地方領主どもを抱き込み、王都の胃袋を人質に取るとは……!」
――ナラク村改めアイリス・テラス。
決壊した大外堀の復旧作業が進み、新しく敷き詰められたマカダム道路の上に、夕日が眩しく差し込んでいた。
「アイリス様! 闇ルートからの金貨の回収、完了しました! 燃えた倉庫の再建費用どころか、二倍以上の利益です!」
カイルが弾んだ声で報告してくる。
「自警団のパトロールも強化し、王都のスパイは全員捕縛しました!」
ナギが誇らしげに胸を張る。
私は、修復の進む村の街並みを見下ろしながら、愛用の手帳を開いた。
さあ、ルードヴィヒ。王都の胃袋を締め上げられ、自国の貴族たちからも突き上げられる気分はどうかしら?
「受けて立ちなさい、王家。次は、あなたたちのチェス盤そのものを叩き割ってあげるわ!」
王都は、今やパニックの渦中にあった。
第一王子ルードヴィヒが放った「ナラク禁輸令」は、完全な裏目に出ていたのだ。表の流通を遮断したことで、王都の闇市場におけるナラク製品の価値は天井知らずに跳ね上がり、今や貴族たちの間では「ナラクの『超・極上ニュアージュドゥ』や『極上蒸留酒』を所有していること」が最大の権威の象徴と化していた。貴族の妻や愛人たちはこぞってルードヴィヒの「愚行」を非難し、禁輸令の撤廃を求めて連日激しい内圧をかけ続けていた。さらに決定打となったのは、我が「地方創生同盟」による逆兵糧攻めだ。
サツマイモの栽培ノウハウとマカダム舗装の簡易技術を無償提供された周辺の地方領主たちは、一斉に王都への食料出荷を一時凍結。「異常気象による不作」を建前に、自分たちの領地内だけで食料を循環させ始めた。結果、消費都市である王都の市場からはパンや野菜が一瞬で消え去り、食品価格が数倍に高騰。民衆の不満は爆発寸前となり、王宮の前には連日、怒れる市民たちが押し寄せていた。
「バ……バルフォア! どうにかしろ! このままでは民が暴動を起こすぞ! 貴族たちからも『ナラクとの取引を再開させろ』と責め立てられ、私は夜も眠れんのだ!」
王宮の執務室で、ルードヴィヒ第一王子はかつての気品を完全に失い、血走った目で叫んでいた。傍らに立つ智臣バルフォア公爵も、青ざめた顔で震える手で書類を握りしめている。
「くっ……王都の経済構造そのものを人質に取るとは……! 私の計算を遥かに超えている……!」
「今すぐ軍を出せ! あの村を物理的に平らげ、食料と資材を強奪するのだ!」
「無理でございます、殿下……!」
バルフォアが悲痛な声を上げた。
「あの村と同盟を結んだ周辺領主たちが、村の周囲に『自主警備』と称して私兵を配置しております! 今村に手を出せば、地方領主たちが一斉に王家に対して『反旗』を翻し、王国全土が内戦に突入します……!さらに、我が弟子のソロンとあのゼノという元軍人がいるのであれば、騎士団全隊を動かしたとしても…勝ち目は…。」
「な……なんだと……!?」
ルードヴィヒは膝から崩れ落ちた。
武力でも、法でも、経済でも――王家は、かつてゴミ捨て場として捨て去ったはずの「奈落」の地に、完膚なきまでに追い詰められていたのだった。
――アイリス・テラス、執務室。
復旧を果たした大外堀を爽やかな春風が吹き抜け、マカダム舗装された道の上を、新しいナラク制服に身を包んだ自警団のナギたちが胸を張って巡回している。
燃え落ちた倉庫の跡地には、村人たちが一丸となって再建した頑丈な石造りの新しい作業場が完成し、そこからは香ばしいサツマイモの香りと、村の女性たちたちの賑やかな笑い声が聞こえていた。
「アイリス様、王都からの超特急使者より、密書が届きました。」
ソロンが静かな手つきで、金色の封蝋が施された豪華な羊皮紙をデスクの上に置いた。
封を開けると、そこには第一王子ルードヴィヒと財務長官バルフォアの連名による、なりふり構わぬ「懇願」が認められていた。
【 ナラク製品の禁輸令を即刻全面的に撤廃する。
ナラク村を『特別経済特区』として認め、過去の不法占拠等の罪をすべて不問とする。
ナラク村の全利益の 10% の上納で手打ちとし、アイリスを正式な『ナラク代官』に任命する。
代わりに、即刻王都への食料出荷とナラク製品の正規流通を再開されたし。】
「……フフっ!」
内容を一通り読み終えた私は、思わず小さく吹き出してしまった。
「さすがアイリス様、完璧な勝利ですね。」
ソロンが静かな笑みを浮かべた。
「王家に上納金 10% を支払うだけで、我が村は正式な自治特区として王国の庇護を受けられます。経済的にも、物流的にも、我がナラク村改め自治特区アイリス・テラスの勝利です。」
「そうね、ソロン。普通の領主なら、ここで『妥協』という名の成功を選ぶでしょうね。」
私はゆっくりと立ち上がり、窓辺へと歩み寄った。
視線の先には、一面に広がる菜種の花の黄色い絨毯と、その向こうで牧草を食む馬や牛たち。そして、何より――泥に塗れながらも自らの手で未来を掴み取り、今や誇らしげに笑顔で暮らす村人たちの姿があった。
「でもね、ソロン。……私はもう、あんな理不尽な王家の顔色を窺う生き方は嫌なの。」
私は羊皮紙をくるりと丸めると、デスクに置かれたキャンドルの炎の上にそっとかざした。パチパチと音を立てて、王家の紋章が刻まれた密書が黒い灰へと変わり、ハラハラと落ちていく。
「アイリス様……!?」
ソロンが驚きで目を丸くした。
「10% の上納金? 代官の地位? ふざけないで。私たちが血の滲むような思いで開拓し、守り抜いたこの村は、王家の持ち物でもなければ、誰かにお下がりで与えられるものでもないわ。……ここは、ここで生きる私たちの土地よ。」
部屋の壁にもたれかかっていたゼノが、ニヤリと口の端を吊り上げた。
「へっ……言ったな、お嬢。……で、どうするんだ?」
「決まっているわ。」
私は愛用のペンを握り締め、真っ白な新しい羊皮紙に向かって凛とした声を響かせた。
「『完全独立宣言』を叩きつけるのよ!」
三日後。村の入口、大外堀に架かる跳ね橋の前には、王都から半ば青ざめた顔で駆けつけてきたバルフォア公爵と、第一王子の密使たちの姿があった。
彼らを出迎えたのは、深い藍色のコートを着込み、堂々と立ち並ぶナギ率いる自警団と、その中央に立つ私、ゼノ、ソロン、カイル、そして村の代表者ロイドたちだった。
「ア、アイリス殿……! 密書の件、前向きにご検討いただけたでしょうか……! 今や王都は食料危機で崩壊寸前なのです! すぐに食料の出荷を――!」
懇願するように身を乗り出すバルフォアに対し、私は冷ややかな公務員スマイルを浮かべ、一枚の羊皮紙を叩きつけるように差し出した。
「バルフォア公爵。ルードヴィヒ殿下への『回答書』です。よくお読みになっていただけますか。」
バルフォアが震える手でそれを受け取り、目を通した瞬間――彼の顔から、完全に血の気が引いた。
「な……なんですか、これは……!? 『アイリス・テラス自治共和国・独立宣言』……!?? 狂っているのか、君たちは! 一介の村が、王国から独立するなど……!!」
「狂ってなどいませんわ、公爵閣下。」
私は一歩前に出ると、胸を張って朗々とした声を渡らせた。
「我がナラク村は本日をもって、ルードヴィヒ第一王子、および王国政府とのすべての主従関係を破棄します。これより当地域は、自給自足の独立自治領【アイリス・テラス自治領】として完全な主権を主張します!」
「ふ、ふざけるな! そのような勝手な真似、王国が認めるわけがないだろう!」
「認める認めないの段階は、すでに終わっています。」
ソロンが冷徹な表情で一歩前に出た。
「我がアイリス・テラス自治領は、すでに隣接する三つの地方領地、および沿岸部の自由都市ギルドとの間で『アイリス広域連邦協定』を締結完了いたしました。我が自治領の独立を拒む場合、連邦加盟のすべての地域が即刻、王都への一切の糧食・資材の供給を【永続的】に停止します。」
「……ソロン…貴様っ!!!」
「さらに」と、私は微笑んだ。
「王都の貴族たちが愛用している『ニュアージュドゥ』、『フォリア・ブランカ』、そして『極上蒸留酒』の供給も永遠に途絶えます。王都の民衆と貴族、両方からの暴動に、今の王家が耐えられますか?」
バルフォアはガタガタと膝を震わせ、声も出なくなっていた。
そう、彼らにはもう、私たちが突きつけた『独立』を受け入れる以外の選択肢など、どこにも残されていないのだ。
「条件は三つです。」
私は指を一本ずつ立てながら、毅然とした態度で言い放った。
「1. 王国は【アイリス・テラス自治領】の完全な自主独立と主権を承認し、不干渉条約を締結すること。
2. アイリス・テラス自治領と周辺同盟領地との自由貿易を全面的に保障し、関税および通行税を一切免除すること。
3. 過去の一方的な命令、およびアイリス・テラスに対する一切の罪状を完全に抹消すること。
これを飲み、今すぐ調印しなさい。さもなければ……明日から王都にパン一粒、水一滴たりとも通しません。」
「……っ……ぐ、ぬぬぬ……っ!」
バルフォアは絶望的な表情で私を睨みつけ、そして背後に立つ圧倒的な魔力の威圧感を放つゼノと、一糸乱れぬ構えで見つめ返すナギたち自警団の瞳を見た。そこにはもう、死を待つだけだった「奈落」の弱者たちの影などどこにもなかった。自分たちの足で立ち、自分たちの未来を勝ち取った、一国の民としての誇りと強さが満ち溢れていた。
「……分かった……。調印する……。王宮へ戻り、殿下に署名させよう……。」
バルフォアは肩を落とし、失意のうちに馬車へと引き返していった。
王国の密使たちが走り去った直後――。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
大外堀の跳ね橋の周辺から、耳を裂くような割れんばかりの歓声が巻き起こった!
「勝ったぞー! 俺たちの勝ちだー!!」
「独立だ! 俺たちはもう、王様の奴隷じゃないんだ!!」
「アイリス様! アイリス様万歳!!」
自警団のナギやデフィ、スフォルたちが藍色の帽子を空高く放り投げ、お互いを抱き合って涙を流した。
機織り小屋のお母さんたちも、老酪農家のバルトさんも、みんなが手を取り合い、跳ね回って歓喜の声を上げている。
「アイリス様……やりましたね。」
ソロンが珍しく、眼鏡の奥の瞳を和らげ、心からの温かい笑顔を私に向けた。
「……ふん、まあ上出来なんじゃねえか、お嬢。」
ゼノが呆れたように笑いながら、そっと私の頭を無造作に撫でた。
「みんな……。」
胸がいっぱいになり、視界が涙で滲んだ。
追放されたあの日。冷たい泥の上で途方に暮れていた私。誰にも信用されず、それでも精一杯あがいた泥まみれの「奈落」の地。
それが今――見渡す限り一面に咲き誇る黄金の菜種畑と、ふかふかの綿に包まれた温かい家々、そして自分たちの手で「自由」を勝ち取った村人たちの最高の笑顔で満たされている。前世の公務員としての知識と、この村の人々が流した汗と涙。そのすべてが結実し、私たちはついに、国家の理不尽な支配を打ち破り、自分たちの独立した「楽園」を手に入れたのだ。
私は眩しい太陽が照らす菜種畑の丘に向かって、両手を大きく広げた。
「さあ、みんな! 独立を祝って、今夜は美味しいサツマイモ料理と、搾りたての牛乳とチーズで、盛大なパーティーを開くわよー!」
「「「おーっ!!!!」」」
青空に響き渡る人々の歓声。
かつて「奈落」と呼ばれた極貧で国から見捨てられた、地図に乗ることもない小さなその場所は今、世界で最もあたたかく、もっとも自由な、誇り高き「アイリス・テラス自治領」として、新しい歴史の第一歩を踏み出したのだった。
この後、最終話を21時投稿します。




