不思議な三人組
「…」
なにやら食堂に困っている少女が1人。
(人が多くて前に進めない…。それに…二人ともどこに行っちゃったんだろ…)
おやおや…、どうやら身長…
(殺すよ…?)
すいません…間違えました。
「たく…離れるなと言っただろう?」
(あ…)
「くろ…!」
「ほら、貴様の分も持ってきたぞ」
「あ…ありが…と…」
「もう離れるじゃないぞ?」
「うん…」
「白が席を取ってくれているから」
「黒ちゃ~ん!アリスちゃ~ん!」
遠くから呼ぶ声が…
「しろ…!」
アリスは手を振りながら近づく。
「遅かったね? どうしたの?」
「アリスとはぐれてしまってな」
アリスは首を横に振る。
「はいはい分かってる分かってる、大変だったね~。ってか何これ」
黒の持ってきたものはアリス用にレディースセット、黒用の月見そば、白用に緑色一色のラーメン類と思われるものがあった。
「2人の食べ物は分かるよ?でも私のこれはなに!?」
「今日のオススメ」
「えっ?」
「白はなんでも良いって言っただろ?だからアリスと二人で決めた結果、それにした」
アリスも首を縦に振る。
「鬼…悪魔ぁ…!」
「なんとでも言え、ちゃんと食べろよ?」
「う…分かってるよ…」
白は緑色一色のラーメン類っぽいものを口に含んだ。
「どうだ?」
「美味しい…!」
「…!!?」
「…ちっ…」
「「ちっ」ってことは不味いこと前提だったんだね…」
「うん…」
「アリスちゃんまで!? うぅ…ひどいや…」
白は泣きだそうになる。
「よし…よし…」
「うぅ…上げるのか落とすのかどっちなんだよぉ…」
「ふふ…」
「試しに我も食べて見るか…」
黒も一口食べる。
「うぅ…どう?」
「なんか納得いかないな…」
「美味しいんだね…?」
「あぁ、納得は出来ないけど、うまいな。アリスも食べるか…?」
アリスは首を横に振る。
(どう見たってスライムにしか見えないもの食べたくない…)
「いいよ~私がちゃんと食べるから~…」
「無理しなくていいんだぞ?」
「じゃぁ、最初から普通のもの買ってきてくれる?!」
「なんでも良いって言ったよな?」
「う…分かったよ!次からはちゃんと言います!」
「それでいい」
「くろ…あんまり…いじめちゃ…ダメ…だよ…?」
「分かってるさ。でもアリスだって困ってる白みたいって、言ってただろ」
「アリスちゃんまで!?Σ」
アリスは首を横に振る。
「そんなことない…」
「嘘つけ、まったく…」
「ふん…」
そんなやりとりで三人の楽しい時間は過ぎていく。




