日常
act:桜華学園中等部[2-3]「同時刻」
「はぁ…」
「け~…ん…!」
「ふぁ!?い、いきなり抱きつくなよ!」
「だって…、今日は遅かったから…心配だったんだもん…」
この子の名前は透華。
彼女は鍵が好きです、大好きです。ちょっと行き過ぎな気がするけど…
「ナレーション…さん?」
ひっ…すいません、嘘です。
「良い子…」
「透華?どうした?」
「何でも…ないよ?」
「そっか」
「それで…、なんで…遅かったの?」
「それが…、また刹那に絡まれてさ」
「あ…そうだったんだ…」
(またあいつか…駄犬が…)
「んで、遅刻しそうになっちまってよ」
「大変だったんだね…」
「まったくもって、その通りだぜ」
「そこの二人とも?楽しそうにしてるとこ悪いけど、そろそろベルが鳴るわよ?」
「あ、やば!次の授業は移動だよな」
「そうよ」
「あっぶね!あんがとな、琴音!」
「はいはい。感謝はいいから、早くしなさいよ」
「おう」
彼女は琴音。年下の弟が1人いるくらいで、その他詳しいことは不明。
(私と鍵のラブラブタイムが……このお節介女め…)
act:桜華学園中等部[1-5]「同時刻」
「ひゅーひゅー!朝から熱いね~!」
「うっせぇぞ!死にてぇのか!」
「ひぃ!」
「刹那くん…?」
「うっ…すまん…」
「良い子です」
柚香は刹那の頭をよく撫でる。
「…撫でんなっつの」
「はいはい」
「朝から見せつけてくれるわね~。」
「あぁ!!?」
「あ、おはようございます、優華ちゃん」
「柚香、それに刹那もおはよう」
「ふん…」
「ふぅ…刹那は相変わらずね。にしても今日はずいぶんと遅かったじゃない」
「実は…また刹那くんが喧嘩しちゃって…」
「あらあら…大変だったわね…」
「まぁいつものことですから」
「刹那~、あんまり彼女を泣かせちゃだめよ?」
「誰が彼女なんだっつの!」
「そそ…!そうですよ!」
「お似合いだと思うけどね」
「そ、そんなことより叶絵さんは?」
露骨な話題逸らし。
「叶絵ならいつもの発作で保健室に居るわ」
「またか…」
「またですか…。大丈夫でしょうか…。」
叶絵は病弱で、時々倒れてしまう、小さいころに優華と出会い、それ以降は優華に助けてもらっている。
「ま、あの子なら大丈夫よ。それよりも次の授業始まりそうね。準備しましょう?」
「そうですね」
「めんどくせ~…」




