宿敵登場
「なぁ、まだ時間大丈夫だよな?」
「いきなりなんだよ…、HRまで後20分はあるぜ」
「そっか、あんがとな」
「変なやつだ…な…?」
グラグラと地面が揺れる。
「急になんだ、地震か!?」
「違う…。あいつが来てるんだ」
「あいつ…?」
砂埃を撒き散らしながら近づいてくる人影。
「な…なんなんだ、あれは!?」
「来たな…!刹那!」
「けーん!!!!勝負だぁぁ!!」
お互いに拳を構え、拳と拳がぶつかり合う。
…バトルスタート!
「えっ…なに…この展開?」
鍵[HP:2458] VS 刹那[HP:1983]
「えっ、何この表記?」
鍵の攻撃
刹那に264のダメージ。
刹那の攻撃
鍵はひらりと身を翻し、避ける。
鍵の攻撃、クリティカル!
刹那に468のダメージ。
「ナレーションは少し黙ってろ…、これそういうのじゃないから」
ちっ…、ここからは普通にお楽しみ下さい。
「さすがは俺のライバルだな…」
「ふっ…、あんたじゃあたしには勝てないよ」
「うるせぇ!それはこいつを受けてからにしてもらおうか!」
「なに…!」
「うぉぉ!行くぜぇぇ!」
刹那は独特の構えに移行する。
「新!必!殺!…」
「くっ…!」
鍵は身構える。
「あ…、後ろ…」
「へっ…?」
ガスッ!っと刹那の頭が辞書の角で叩かれる。
「せ~つ~な~く~ん?」
「ゆ…柚香!どうして…!」
「どうして…?どうしてじゃないでしょう!?喧嘩する為だけに先に行かないでください!」
「だって…それはあいつが…」
「言い訳…ですか?」
「あ…いえ、あの…何でもないです…」
「相変わらずだな…あの二人…」
「そうだな…」
辞書の角で叩いた彼女は柚香、叩かれた方は刹那。
二人は産まれも育ちも一緒で、いつも二人でいることが多い、刹那がよく喧嘩をするので、柚香は刹那が喧嘩したときのストッパー役に徹している。
「刹那くん、今日は罰としてお弁当抜きです!」
「えっ、いやだ!俺、弁当なかったら死んじまうよ!」
「ダメです。今日という、今日は許しません!」
「そんな、ひでぇよ!悪魔!」
「誰が悪魔ですか!」
「あの~、二人とも仲良くしてるとこ悪いけど…」
柚香・刹那「どこが!」
(そういうとこだよ…)
「キーン…コーン…カーン…コーン…」と予鈴のチャイムが鳴る。
刹那・柚香・鍵・陽「あっ…」




