24/29
変態…?
「やっぱり月華さんの絵はすごいわ~」
「ほんとよね~、まるで心が洗われるようだわ~!」
(あいつら分かってて言ってるのかな?)
そう考えながら陽は自分の課題を進める。
「2人とも、ありがとうね」
「はい!喜んでもらえて嬉しいです!」
(…まぁ、いいか…。本人喜んでるっぽいし…)
(まぁ、こんなもんかな…)
陽が描き上げたのは…月華の人物画。
(…良い出来だ…!人には見せられないけど…)
とりあえず変態に見られるな。
(だな…。でも…消すのもったいないから残しとく)
「あら、良い出来ね?あなたにしては珍しい」
「げ、先生…。ありがとうございます」
「完全に変態だけど。ま、この調子が続くと良いわね」
と笑いながら先生は立ち去る。
「そんな手厳しいこと言わないでくださいよ…」
とつぶやいた陽は、背中に視線を感じた。
(ん?月華さんがこっち見てるな…?)




