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騒がしい朝
「おに~ちゃんおきろ~!」
少年は男子の背中にダイブする。
「ぐはっ!」
「あ、起きた~」
「紫狼お兄ちゃん、やっと起きたんだね?もうご飯できてるよ?」
「紫兎…最悪の目覚めだよ…」
「お兄ちゃんが悪い」
「お兄ちゃんが悪い♪お兄ちゃんが悪い♪」
「遊馬~、楽しく言ってんじゃねぇぞ~」
「わ~、お兄ちゃんが怒った~♪」
「ほら、2人とも!遊んでないでご飯食べるよ?」
「俺、別に遊んでないのに…」
「は~い!ご飯♪ご飯♪」
そんなこんなで3人とも食卓につく。
遊馬の両親は海外に出張中である。
なのでしばらくの間、紫狼と紫兎の二人の元で預かっているだけ。
血の繋がりは縁遠い親戚と言うだけ。紫狼と紫兎には両親は居ない。
この学校は身寄りのない子供にも教育を受けられるシステムになっている。
遊馬の両親の支援もある為、3人一緒に居られる。
ただし3人一緒の同室は異例、学校側に認められた者のみ同質が許可される。




