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神マネー?を自分に投資しながら、異世界を生きていく!  作者: むにさん
2章ー【バンガード街】
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49ー逃避行

暗闇の森の中は、予想以上に歩きずらかった。


「ここで休憩にしよう」2人に声をかけ、大きな木の下に座らせる。

昨日のキング率いるゴブリンが通ったと思われる形跡を通ってきたお陰で、魔物がいなくて助かった。シャルとイリーは治療して貰ったといえ、体力が著しく落ちていたらしく肩で息をし始めていた。やはり昨日の戦闘は厳しいものだったのであろう、俺は弓部隊だったので、腕だけだるかったが体力の面では大丈夫だった。


「探知をしているが、魔物の気配は大丈夫だ。暫く寝ていていいよ、俺が見張りをしているからね」


「ありがとう、少し眠らせて貰うよ」2人はそのまま、木に腰掛けながら眠り始めた。


「さて、ここからどうするかな」2人の寝顔を見ながら今回の件を考えていた。


バンガードの街はおそらくダメだろうと思われた。昨日のキング戦にてギルドの主力メンバーは死んだ、しかもあのタイミングで襲われたのは致命的であったと思われた。

シェラード王国が襲ってきた理由はなんだろう、あのタイミングで襲うという事はゴブリンの中にいた人間と繋がっているのは確実だな、最初から計画的だったと見るべきだな。


襲った理由か、考えられるのは騎士団の殲滅か、あの街に騎士団がくる事がわかっていたんだろうな、というかゴブリンがくるタイミングで応援を依頼したのではなく、最初から騎士団がバンガードにくる事になっていたのであろう、そう考える方が辻褄があうな、じゃなきゃ騎士団が都合よくキングがきたから応援にきたなんてことはないだろう。


シェラード王国か、これが計画的に行ったならば相当な人物が指揮しているに違いない、キングを使い、冒険者達を壊滅に追い込み、キングを倒させた後、街全体に油断を強いられた。そして深夜、疲れ切っている街を襲う。まず戦いにもならないだろう。


クソ、俺自身じゃ何もできない、本当に無力だ、せめての救いはシャルとイリーを生かして街を出てた事だけだ。


どれ位経っただろうか、辺りがだいぶ明るくなってきた。


「シャル、イリーそろそろ行こう」2人を起こし、歩き始める。


「ハヤミ悪いね」シャルが謝る。


「ハヤミは大丈夫?」イリーが心配そうに俺を伺う。


「大丈夫だよ、若いからね〜」この身体になってから本当に疲れなくなったと思う。


2人は笑いながら、「いいね〜若いってさ」と嫌味を言っている。


そんな感じで話しながら明るくなった森を歩いていると、ようやく森を抜ける事が出来た。


「こういう事だったんだね」

森を抜けると目の前には山がそびえ立っている。


「そうよ、だから南地区は開拓村はないの、勿論、街もね」

道理で討伐系の依頼は南地区が多いわけだ。


「ハヤミこの後はどうする?」


「そうだな、首都のオーランドはここから東に行けばいけるかな?」


「オーランドに行くの?」


「そのつもりだよ、西のリッテン方面に向かうのは得策じゃないからね」


「なんで?」イリーは不思議そうな顔をしている。


「考えてみてくれよ、バンガードがシェラード王国に落とされたと見て、西のリッテン方面は孤立している事にならないか?物流の流れ的だけどね」


「そう言われればそうね、リッテンとラークスの街は大丈夫かしら?」イリーはシャルを見て不安そうにしていた。


「それはわからない、シェラード王国次第だろうけど、どれ位の規模なのかもわからないからね、でも物流が滞るから混乱する事は確かだよ」


「そうね…でもなんで20年も前に滅んだ国が攻めてくるのよ!」


「イリー、その辺も含めて情報が足りないんだ、俺達はとにかくオーランドに行こう、オーランドに着けば情報が手に入るから…」


「うん、わかった…」シャルがイリーを抱き寄せていた。


シャルとイリーには酷かもしれないな、長年育ったバンガードが落とされ、それも滅んだ国に攻められたんだから、答えが欲しいのであろう…


俺達は、オーランドに向けて歩調を早めた。


山を迂回するように、東、東にと進んでいく。途中、ゴブリン数匹と戦闘になったが問題なく進んで行った。


山を背に森の中を入り始めて、暫くすると小川が流れている。俺達はこの川で水分補給する事にした。

「生き返るね〜」シャルは顔を洗い、イリーに水をかけている。


正直、生水を飲みたくないと思ったが、考えてみるとここに来てそういう水しか飲んでないな〜と今更かと俺も飲む事にした。ここに来てから腹の調子が悪くなった事がなかった、その辺もうまく馴染んでいるのであろう…


「お腹すいたね」イリーが腹をさすりながら俺を見ている。


「そうだな、急ぎすぎてそこまで頭が回らなかったよ、ごめん」


「ううん、ごめんね、ハヤミを責めたわけじゃないのよ…」


「そうそう、純粋にお腹が減ったな〜って話よ」


「何か食べれる物がないかな?」


「ん〜、私もそう思って歩きながら探していたんだけど、冬が近付いているこの季節はないのよね」シャルは残念そうな顔をしている。


「そうか…」季節的にないのか、魔物を狩って食べれないかな?とも思ったが、都合よく食べれる魔物が現れてくれるはずもない、なんか手がないかなと考える。


「ハヤミ、ここは急いで、オーランド周辺の村まで行くしかないわ」シャルは前向きの意見をいう


「シャル、あとどのくらいかかるかな?」イリーはシャルに聞いている。


「そうね、森の中で警戒しながら歩くから、夜まで着けばラッキーね」


「そう、結構遠いね…」イリーは、東の方向を見ながら、先は遠いと判断したのであろう。


「ちょっと待ってくれよ、魔力残量見てみるから」2人にそういいタブレットを出す。


探知を使用すると魔力が減っている事は、前回の村でわかっていた。と言ってもそんなに急激に減るものではないが、さすがに夜通しで使い、ここまで来たから危ないかもと思ったのだ。


『確認出来るの?』2人は不思議そうに俺を見ている。


「ああ、言ってなかったね、俺は確認出来る能力を持っているんだよ」タブレットを見ながら言う。

魔力残量は4だった。俺の魔力は24だから20減っていた訳だ。見て置いてよかった。0になったらみんなに迷惑をかけるところだったな。


タブレットで確認した時、神託ボタンが光っている事に気付く。神託か、またガラス瓶が出ても意味がないが、加護も上がった事だし、試しに押してみるか。


あまり気にせずに神託ボタンを押してみる。


するとタブレットには前にも見た文字が出ている。

神王様より、神託でございますとハイハイとボタンを押し続ける。

タブレットから光が漏れ始め、目の前にこれまた生前に見た事があるものが現れたのである

字誤・脱字 お許しください。

・魔法情報

探知スキルは、魔力を感知するスキルである。魔力を感知するには自分の魔力を周辺に薄く伸ばしている状態である。よって魔力を消費する。

30分で魔力1消費する。スキルレベルが上がると範囲が広がるが消耗は同じである。


明日より仕事で出張する事になった為、更新が遅れると思われます。申し訳ありません。

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