幕間ー銃を手にした男
この男が持っている銃について、ライフル銃・自動式・弾数5
になります。
「バン!バン!バン!バン!」
男は家の窓からを撃っていた。
「やっぱり、空気銃じゃ、つまんないよな〜、本物の銃を撃ちてえなぁ…」
男は、野良猫を撃つのが飽きたのか、家を飛び出して、近くのコンビニに向かっていた。
「あいつら、また集ってやがる…」
コンビニの駐車場にたむろしていた暴走族の団体様だった。
「いつも、いつも、煩くて叶わね〜んだ、社会のゴミが、俺が成敗してやるぜ!」
男は、暴走族の1人に狙いをつけて撃つ振りをして、妄想で殺していた。
いつもは、それで終わって家に帰るのだが、今日は違った展開が男を待っていた。
「オイ!テメー!なにしてやがる」
そう、暴走族の1人に、気づかれてしまったのだ!男は、別に撃った訳ではないが、狙った事に対する罪悪感か、それとも怖かったのかわからないが、その場から逃げたのだ、多分、後者であろうと思われるが…
男の運命を左右する1日になったのは、この時から始まった。
男は、普段走っていないのに全力で走った、勿論、身体は言う事を効かずに、踏切の手前で立ち止まる、「ハア、ハア、ハア」ここまでくれば大丈夫だと息を整えていた。
今日に限って発見された事が運が悪かったと思いながら、息を整えていたのだが、いつも聞かされていたバイクの音が後ろから聞こえた時、まだ、続きがある事を気付かされる。
バイクの光と音が近づいてきた時、まさに男の運命を握った時間がやってきた、前方の踏切が音を響かせ、遮断機が降り始めたのだ。
男は、決断する。
前に活路があると、男は遮断機を潜り、走った。電車はまだ遠い、大丈夫だ、逃げ切れると思ったが、踏切まで走った身体は、男が想像している以上に疲弊していたのだ、足がもつれ倒れる、男は電車の光を見ながら死んだ。
「ここは、どこだ?」
『ここは、地獄の入口だ』
「俺、死んだの?それで地獄行き?」
『お前は死んだ、それで地獄行きが確定しているだが、お前は最下層行きが確定だ』
「嫌だ、地獄なんて、俺は、俺は、ギャー」
地獄の門番は、この手の奴らをいつも見ている為、騒ぐ奴らは強制的に排除した。
そう門番は、男を棍棒で殴り、川に放り込んだのだ、男は頭を潰れ、薄れる意識の中でで身体が沈んでいく事に気付き、抵抗した。
男の運命は、またここで変わったのだ。
男は、抵抗したが、どんどん加速して身体が完全に埋まった。
「ここは?どこだ?」デジャブーのように呟く。
「ここは、冥界の入口だ、冥王様がお呼びだ、付いて来い!」
男は、また殴られるのが嫌だったので、今度は素直についていった。
「ここからは、冥王様がお喋りになる、お前はなにも喋るな、喋れば、存在が消える事になる」
角が生えた鬼みたいな男にそう言われ、男は喋らない事を誓った、そして冥王様という方が来た。
『人間、お前、もう一度、人生をやり直したいか?』
男は、大きく頷いた。
『わかった、お前は異世界で2度目の人生を過ごすがいい、だが!条件がある、それでもいいか?』
男は、大きく頷いた。
『物分りが良くていい、その条件とは、異世界に行って、お前と同じように転移した人物を殺す事、こちら側に引き込める人物は引き込む事』
男は頷く。
『あと、異世界に行くと投資システムという転移者のみに与えられる特権がある、その投資先は我が指定するのでそこに投資せよ、以上』
男は頷く。
『あと、連絡をするにあたっての受信機を渡しておく、大事にせい』
奇妙な人形が、男の掌にのっていた。
『人間、その人形を持っているものは味方だ、尚、殺すとお前が望むボーナスが手に入りやすくなるので多いに励めよ!』
男は、人形を持ち、異世界に旅立った。
そこから男は、2度目のチャンスを貰った冥王様に忠誠を誓い、正統派と仲間内から呼ばれる人物を、見つけては殺していった、3人目を殺して、神託を受けた時、彼が生前から願っていた者が手に入る。
そう、本物の銃を男は、手に入れたのだ。
それから偶々、男がある街に寄った時に犬の獣人から、冥王様から頂いた人形をバカにされるという事が起きる。その事態に、男は激怒した、男にとってもはや人形は冥王様と同じ存在になっていたのだ。
男は、犬の女を殺す事にした。
だが、冥王様をバカにされ、ただ殺すのは犬女を苦しめた事にならない事に男は気付く、ならばと犬女の仲間を、次々殺してから、犬女を苦しめて殺そうと計画を立て、実行していく。
男は、いつもどおりに、大きな木の幹の上で犬女を待っていた。
もう犬女の仲間を6人殺った、充分苦しめた事であろうと満足し、次で犬女を殺してフニッシュだと銃口を眺めていた。
連絡係からの連絡で今日、ここに来ることはわかっていた、仲間らしい人物と来るらしいので、先に殺してフニッシュしようと待っていたのだが、様子が少し違う。
なにやらもめている感じだったので、仲間割れかと木から下り、近づいて見る事にした。
連絡係が言っていた男だった、その男は、人形を首から下げており、一瞬、仲間だと勘違いしそうになったが、人形の目が光ってなかった。
男は、犬女と一緒にいる男は正統派だと気付く、ここはあえて奴らの三文芝居に付き合って、絶望の顔を見てから殺そうと森から出て行く。
案の定、犬女の男はなんで?って顔を見せてくれた、男は其奴の足を撃った!男はあえて足を撃ったのだ、
そう、男は冥王様の人形を正統派が持っている事に怒っていたのだ、殺しても殺してきれんと剣で串刺しにしてやると斬りまくる。
男にとっての異世界での運命はここで分岐した。
男は、剣で斬りまくるも、中々当たらなかったのだ、ようやく追い詰めたと思った矢先、思わぬ反撃を受けた、傷は大した事はないが男は決断する。やはり最後は冥王様から頂いた銃で殺そうと!
ちょうどよく、あと2発残っている、犬女とこの男の分だ、さあ冥王様に詫びてこいと引き金を引こうとした時、声が後方からしたのだ。
男は、舌打ちして、後方を見ると、大きな剣を持った女が走ってきている。
興奮しすぎて、探知スキルを発動させてなかった事に気付いたが、まだ余裕がある、頭を撃ち抜いて、終わりだと引き金を引いた。
絶対に当たると思った弾が、弾かれた、男は慌てた、まさか、女が剣を正面に向けるとは想定していなかったのだ、くそと思いつつ、まだ一発残っている大丈夫だと引き金を引く…が出ない。
そう、男にとって異世界での運命はここで切れた。
いつもならば、木の上から狙撃していたので補充をし忘れていたのだ、正確には、最後の弾を使うのは、犬女の目の前で、弾を補充してから撃つという儀式がしたいが為であるが…男は忘れていた。
男は目の前に迫る剣に対して、反射的に銃で防ごうとしたが銃は真っ二つに割れ、胸あたりまで剣が達していた。この現実に男は人形にすがったのだ。
男は人形の起爆スイッチを押した、離せば爆発する・・殉職できるとさあ、憎き敵も一緒に!
そう、指を離そうとしたその瞬間だった、その忠誠の証とも言える人形が、目の前に投げ落とされた事に男は切れた。そして投げた男に文句を言っている内に、指が離れていたのだ。
男は、殉職した。
男の3度目の人生は、地獄という名の世界からのスタートをする事になる…
字誤・脱字 お許しください。
・銃を持つ男のスキルを載せておきます。
スキル
狙撃術2
暗殺術1
剣術1
探知術2
偽装術3




