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神マネー?を自分に投資しながら、異世界を生きていく!  作者: むにさん
1章ー【最初の街ーラークス】
29/58

27ー神託1

専門用語が入ります

【株主優待制度】

株主優待かぶぬしゆうたいは、株式会社が一定数以上の自社の株式を権利確定日に保有していた株主に与える優待制度のこと。

しばらく経ったのち、エルの肩に手を置き、「エル、危険だ、行こう」と声をかけた。


エルはルッソの装備と冒険者カードを手にして、「他の冒険者達も連れて帰ったほうがいいな…」死んでいるであろう冒険者達の元に走って行った、「エル…お前は強いな…」と動かないルッソに手を置き、「すまないルッソ…」と声かけ、死んでいる古田の元に向かう。


古田の被っている仮面を取り、素顔を見た、街中でみた、角刈りの男だった…死んでも尚、笑っているような顔を見て、怒りが込み上げてきたが場所が場所だし、冷静にと心に喋りかける。


古田の所持品を調べてみると、冒険者カードらしい物もなく、財布らしい皮袋と奇妙な人形だけで他になにもなかった、仮面を調べて見ても特に普通のように思えたが、角の部分は先ほどの件もあるのでギルドで調べて貰ったほうがいいと判断し、持ち帰る事とした。


古田の死体を見て、古田を殺したという自分に対し、罪悪感や嫌悪感を感じない自分がいた、ルッソの仇という部分もあったかもしれないし、彼奴を生かしておいても、いい事がないと正当化したのかもしれない、生前の自分ならこう感じないのかもな…とその場に立ちつくしているとエルが戻ってきた。


「ハヤミ、大丈夫か。このイカれ野郎は許せね〜が此処も危険だ、行こう」エルは私の背中を押して、その場をあとにした。


街に戻ってこれたのは5の鐘が鳴る頃だった、帰り道も魔物に会うこともなく帰ってこれた。


冒険者ギルドに向かい、スタッフに話しをしようとした時、オリドさんがいて話し掛けられた。

「ハヤミ、怪我してるじゃねーか、これかけとけ」とポーションもらいかけるとジワジワと傷が修復していくのがわかる。


「オリドさん!そんな事より大変なんです!」できるだけ詳しく、事の顛末を話した。


鹿の仮面の男が2人いて、冒険者達を殺した事、自分達も襲われてルッソが死んだ事、仮面の男がフルタと言ったがその男は返り討ちにした事、もう1人の仮面の男はその場からいなくなっていた事、とフルタが持っていた所持品と仮面をカウンターに置き、話しを終えた。


知らないうちにオリドさん他、スタッフの方々も集まっていた。


「ハヤミ、エル、大変だったな…ルッソが死んだ事は残念でならんがお前らだけでも生きていた事に感謝しないとな、でハヤミがその仮面を被ったフルタを殺したんだな、すまんが水晶で履歴を調べさせてもらうぞ」

オリドさんはすまなそうに私を謝った。

私は「当然ですよ、気にしないでください、逆にそれで私達が言った事が本当だと思ってもらえますから」

水晶に手を置き、ステータスと言う、タブレットが出てきたが当然、他の方は見えていない。


タブレットが出た時、光ボタンが出ていた事に気がついたが取り敢えず、一度しまった。


水晶の結果は、犯罪履歴はなしとでた、スタッフは丸サインをだすとオリドさんは安心したようにそうかといい、これからの事を話し始めた。


もう1人の男はギルドで対応するのでお前らが関わるなと言われた、例の関西弁のしゃべる男は相当な手練だし関われば命の保証ができないとの事。

仮面に関しては、ギルドで調べる事とする事。

仮面の男、亡き冒険者達の所持品のお金は2人で分ける事。

奇妙な人形に関しては、2人で決めてくれとの事。

以上だった。


エルも私も了承してギルドをでた。


酒場に入り、エルとこれからの事をしゃべる事にした。


「ハヤミ、お前に聞きたい事がある…」


「ああ…わかっている…」


エルは街に戻り際も、ギルドでも、古田が言った「日本人」という事を私に聞いてこなかった。


「日本人っていうのは私の故郷の事だ…」とエルに答えた、エルに転移してきたと言ったところで信じてもらえるとはとても思えなかった。


「…という事はあの殺人野郎も日本人ってことだよな…」エルは肩を震わせて言った。


「ああ…そうだ、私もフルタも同郷のものだ…俺自体は知らなかったが…」


「…ハヤミ…ルッソはさ、俺が強引に村から連れてきたようなもんなんだよ…あいつはいい奴でよ、こんな俺の事を見捨てずに着いてきてくれたのに…こんな事になっちまってよ…勿論、ハヤミ、お前が悪いとは言わね〜よ、でも今の俺にはお前と一緒には行動できん…すまん…」


「…エル…いいんだ…すまない」私はそれ以上なにも言えなかった。


エルはその後、一度故郷に戻り、ルッソの両親に詫びを入れるといい、私もついていくと言ったが断れた、わかってもらえないし、俺1人のほうがが話しやすいとの事だった。


私は宿に帰り、食欲もなかったが女将さんに「つらい事があっても食べてさえいればいい事も起きるよ」と言われ少し頂き、ベットに転がる。


パーティができ、仲間ができてすぐに仲間を失うとはなんとも言えなかった・・・。


古田の事を考えていた、犯罪派が正統派を狙う目的はなんだ?なんかメリットがあるはずだ、でなきゃわざわざ私を狙ったりしないと思う、ふとタブレットの事を思い出し、ダブレットを取り出す。


タブレットの光るボタンを押して見た。


[犯罪派を討伐した為、神託がレベル1になりました]とある。


神託を押して調べるとこう書いてある。

[神託ー神託とは神々からの贈り物である。レベルに応じて1カ月ごとに何かが起こる、但し、神々によって内容は異なる]と書いてあった。


犯罪派も押して見た。

[犯罪派ー異世界人でステータス欄に犯罪履歴がある人族、その他族]とある。

ふむ、犯罪履歴がステークスに残ると犯罪派になる訳か、神託は要するに企業による株主優待制度みたいなも

のかと推測した。


私が持っている神々からもらえるとなるとスキルか、加護かだが、1カ月後にわかる事だし、タダで貰えるならそれでいい、これでハッキリした、要は犯罪派が正統派を(逆も然り)殺せば、神託レベルが上がり、貰える物が増えるか、内容がよくなるという事なのだろう。


犯罪派に見つかれば襲ってくるのは暗にわかる事だ、古田に初めてあった時、街中だった為、殺される事がなかっただけで正直、死んでいてもおかしくなかったという事だ、池田さんはそれがわかったから逃げたのであろう。


私は今後の方針を変える必要があると判断した、冒険者ギルドが、もう1人の行方を捜しだし、討伐してくれれば御の字だが、できないとなるとこの街にいる事は危険であった。


恐らく、もう1人の男はオリドさんと巡回した時にあった男で、オリドさんが危険という程の男だ、とても古田のようにはいかないだろう、古田が殺された事もすぐにわかるはずだ、そうなるといつ私に襲いかかるかもしれない、そう思うとルッソの姿を思い出し、ゾクゾクと身震いした。



早いうちにこの街を出ようと気持ちを固めていたのだった。


字誤・脱字 お許しください。

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