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神マネー?を自分に投資しながら、異世界を生きていく!  作者: むにさん
1章ー【最初の街ーラークス】
21/58

21-人生の縮図

いつもの時間に目が覚める。


ショートソードと腰に差し、ショートボウを背中に抱えて部屋をでた、 今日で一週間分の宿の期間が終わるので弁当を女将さんに貰って、一ヶ月分の宿泊費を払おうと思って銀貨9枚を女将さんに渡したところ、

「ハヤミ君、一ヶ月分の家賃を一括で払うなんてなんか悪いわね~」


「いえ、しばらくこの街を拠点にやろうと思ったので、けじめですよ」


女将さんが深刻な顔をして 「けじめだなんてなんかあったの?」


「いえ私用で・・・言い方が悪かったですね、この宿が気にいったからですよ~」


「あらうまいこと言って、はい!これ」 女将さんは銀貨2枚を返してくれた。


「いいんですか?」と訊ねると「一括で支払ったサービスよ、旦那には内緒ね」


「ありがとうございます、ではいってきます」宿を出て冒険者ギルドに向かった。



冒険者ギルドの広場に向かうと、前の新人メンバーが揃って準備運動をしていた、皆に挨拶して私も準備運動をしているとオリドさんがやってきていつも通りに研修が始まった。


午前中はいつもの素振りで、 午後からはオリドさんと1対1の研修が始まる。


「さあ 来い!ハヤミ」木刀を上段に構えるオリドさん、 いつもならオリドさんの木刀が動き出すのを、見てからそれに対応しようと動くのだが今回は変えてみる事にした。

「行きます!オリドさん」 気合を入れ、なにも考えずオリドさんに向かって木刀を突き出すと、 オリドさんは意外にも後ろに下がり、私の木刀を交わした、 気にせずに突きを繰り返し、木刀をはじかれたところで上段から振り上げる、オリドさんが受け止めて鍔迫り合いの形になった。


「ハヤミ!この短期間でやるようになったな」笑顔で木刀でを押してくる。


「まだまだですよ!オリドさん」負けじに押し返し、切り返して木刀を突き出したが読まれていたのか、下段から木刀を掬いあげられ、勝負があった。


「はあ はあ」呼吸を整えているとオリドさんが私の木刀を広いあげて渡してくれた。


「ハヤミ、迷いがなくなったな。なにかあったか?・・・ま~いいことだから理由はいいんだがな、以前のお前は素振りではいい音だしを出し始めていたが、対人とやり始めると臆病というか受け身の姿勢が目立ってたからな」


「そうですかね~・・・言われてみればそうかもしれませんね」


「別に受け身が悪いとは言わないがな、だが受け身しかできない奴はいつかは負けるっていうのが俺の持論だ、お前が達人なら話は別だがな」ゲラゲラ笑っている。


「この前、初めて魔物を倒したんですよ、正直にいうと倒したというのがおこがましいレベルですけどね、あの後に思ったんです…もっと強くなってみたいと」


「・・・そうか、お前みたいなタイプは珍しいがそういう活力が人を成長させてくれるのは間違いない!どんどんやれや」オリドさんが私の木刀を軽く叩く、 それから何度かオリドさんとやりあったが、勿論、全敗だった。



研修が終わり、 宿に帰り、これからの生活パターンを考え始めた。


財布の中は銀貨23大銅貨1銅貨11だ、取りあえずこのお金を極力使わずに少しつづ貯金しながら装備を整えてスキルを上げていく、 私は生活と投資は同じだと思っている、皆は違うと思うかもしれないが、結構似ていると思う。


生活レベルは人それぞれだ、他人から贅沢してると思われても当の本人がそう思っていなければ贅沢にはならない、生活レベルをどのレベルに持っていくかが大切なのだ、勿論、お金が一杯あればこんなことを感じずに好きにやればいいと私も思うが、現実は違う・・・実際カツカツだ、異世界の中でも貧乏の部類に入ると思う。

投資も同じでお金がある人は好きに投資しても結構勝てるものだ。(相当リスクの高いものに投資しなければの話)お金がない人は堅実にやるのが一番!せこくてもいいから確実に勝っていくのが徐々に効いてくると私は思っている。


そう投資はギャンブルではないのだから、生活の一部に取り込むのが一番で投資しているが生活レベルもかわらないそれが理想だ、結局、異世界に来ても生前と同じような生き方しかできないのが私なんだと思う。


1週間の流れを決める。

(風)新人研修 弁当-5銅貨 鐘2→4

(火)新人研修 弁当-5銅貨 鐘2→4

(水)清掃掃除 +80銅貨 弁当-5銅貨 鐘2→4

(木)壁修理  +90銅貨 弁当-5銅貨 鐘2→5

(土)清掃掃除 +80銅貨 弁当-5銅貨 鐘2→4

(闇)土木工事 +40銅貨 弁当-5銅貨 鐘2→4

(光)オリドさんと同行 弁当-5銅貨 鐘2→5


収支銅貨+290経費銅貨-245(宿代銅貨210弁当銅貨35)貯金銅貨+45

こんな感じで行ってみようとスケジュールを書いて部屋に貼る、鐘4の時は弓の練習をしよう、 生前と同じようにメモを取る、もはや癖みたいなものだ。



スケジュールを組むという事は、人生を組み立てていく縮図のようなものだと私は思う。



そしてこの世界に来て一カ月が経った、毎日のように検証を重ね、タブレットを開くと、神マネー入金ボタンが光っていたのだった。


字誤・脱字 お許しください。

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