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神マネー?を自分に投資しながら、異世界を生きていく!  作者: むにさん
1章ー【最初の街ーラークス】
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幕間ーシャルテ

俺はシャルテ、ランク6の冒険者だ、これでもランク5は確実と言われる冒険者なんだぜ!依頼内容が偏っているからまだ6なんだけどさ。



今日は朝からギルドに来ている、昨日からギルドに依頼を出しているのだが、なかなか依頼を受けてくれる奴がいないものだから、直接交渉をしようとギルド内でそれらしい奴を探していたのだ。


いつもは結構、依頼を出すとすぐに受けて貰えるのだが、時期が悪かった…ちょうど開拓村にいく荷車とぶつかってしまったからだ、当然、開拓村に行く方が安全だ、規模が違うからな、冒険者の護衛もつくし、帰りも楽だ。


荷車を引いて貰う奴を探すと言ってもパーティを組んでる奴はダメだし、ランクの高い奴も受けてくれはしないだろう、ランクの低い奴でソロ、理想は冷静な奴がいいんだが、ランクの低い奴はどうしても経験がないため、魔物が出た時に、パニクるか、騒ぐか、逃げるか、とにかく面倒くさいことになる事が多々ある…そんな中でも慎重な奴は周りをよく見る癖があるから役に立つんだが・・・。



さあていい奴いないかなぁ〜とボード(ランクごとにボードは違う、シャルテの依頼はランク9・10に貼ってある)を見ている奴を離れた場所から見ていた。


う〜ん、暫く見ていたがパーティばっかでダメだわ、荷車なしで行くかな〜と依頼を下げる為に、立ち上がったところでソロっぽい奴がボードによってきた、お!とそいつの後ろに行ってみる、色々と依頼を選択している様子だった為、「坊主、手伝ってくれないか〜?」と声をかけてみた。


こいつはハヤミといい、新人だった、見るからに新人だとは思ったが妙に喋り方が気になった、普通は冒険者になろうとする奴は村で働くのがいやな奴か、街で仕事から溢れた奴がなるケースが多い。

俺もそうだが・・・そういう奴等は大抵、喋り方が悪いというか、癖があるんだが、ハヤミは丁寧な言葉でスタッフの奴等と喋ってる感がある、人がいいのか、拝み倒したら受けてくれたからま〜いいか。



依頼日が来てカインと打ち合わせをしていたところで、ハヤミが来た、ショートソードを持って来ているが鞘が綺麗だった、俺は使い込んでいないな〜と思ったが新人だし当たり前かと理解はしたのだが、ハヤミに対して、此奴はもしかしたら結構やるんじゃないかと勝手に思っていたのだ、依頼を受けて貰う為、安全と言っちまった手前戦わせる訳はいかねーはな。

通常、パーティの荷車引きは殆ど戦う事はないが絶対ではない、どちらかといえばパーティ支援の役割も多いのがパーティの荷車役だが、ま〜始めてやる奴にはわからんわな、今回はそんなに奥地にはいる訳でもね〜し、なんとかなるか。


森に最初のアタックを仕掛けたがイマイチの収穫だ、やはり浅森でそこまで期待するのはきついか・・カインと話して、少し奥地付近までいけないか話す、カインは感がいいから助かる、こいつは狩人一家の出身だからパーティに入って貰うのに必死だった、リッテという掘り出し物(ランクの高い魔術師は貴重)もついてきたから本当に持っている奴だ。


という事で奥地に入り、順調に魔物を狩る事が出来ていた時、カインに呼ばれた、カインが気づいた所に行ってみると剣が刺さっている、俺は違和感を感じた、この違和感はあまり良くない、冒険者の感だ、そもそも剣がここにあるということは死んだか負けて逃げたかだが、普通は刺さない。


しかし、剣があるという事は冒険者達の形跡もあるはずだ、形跡を追えば理由がわかる、冒険者って仕事で死ぬのは仕方がないが、せめてあいつは死んだと皆にわかって貰って逝きてえのが冒険者ってもんだ、行方不明ってのが一番寂しいぜ!せめてカードの回収だけでもしてやらねーとな。


死んだ冒険者達が見つかり、カードも回収できたがバイアンの野郎だった…こいつとはライバル関係にあった奴だがいい奴だった…ランクも俺らと同じだ、こんなとこでヘマをしね〜はずだが・・・やばい!嵌められた!この場所は罠だ!離脱しねーと俺達もヤバイ!と思い離れる事を告げたが遅かった。

チッ、フライナイトか、これは他にもいやがるな、ナイトが単独で動く訳がね〜、早めに除去しないと全滅もあり得る事態だ、ナイトに向かう際、ハヤミに謝ったがわかってなかったな、あいつ、無理もね〜、約束破ってしまったんだからな、せめてあいつだけでも逃さないとな。


ナイトの野郎、バイアンのパーティメンバーじゃね〜かよ、革鎧きやがって、確かフリッツだったかな、剣を使うのが上手かったはずだ・・・これは時間がかかるかも知れんな、クソ時間がねーときに!


後ろから戦闘音が聞こえ始める・・・、ナイトになかなか致命的なダメージを与えられない、後方の音だけが気になる、カインがハヤミを褒めてる声が聞こえた!これはめっけもんだ期待してない奴に働いて貰えるときは運が回ってくる!これはいけると思った。


ようやくナイトを始末し、後方の状況を確認できたときはリッテがクイーンをダブル(連続魔法)で足を止めている所だった、さすがはリッテ、クイーンは視界が見えてなく、動きが止まっているこれなら殺れる。


ようやく終わって、街まで戻ってこれた、どうにかギルド長に、ハヤミ分の金を認めて貰い、ほっとした。


少しは恩を返せるな、正直、あの状況でパーティが全員死なずに帰ってこれるケースは少ないと俺は思っていたのだ、後からカインに話しを聞いてみたら、ハヤミがファイターを始末したらしい、しなければ全滅の可能性が格段に上がっただろう、あのままカインがやられればリッテの集中もきれる、そうすればクイーンをあの状態には、できずにまともにやる事になったはずだからだ。


まともにやりあえばよくて相打ちだったな・・・ハヤミは何か持っているかも知れんな・・いや俺があいつを誘ったんだから俺が持っているって事か!冒険者はジンクスを信じる、また、何かを依頼するときはハヤミに依頼しようと思い、酒を飲んだ。



仕事を終えて、酒を飲んでる時が生きてる事を実感出来るのだ。


それが冒険者だろ!

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