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拝啓 異世界に行くことになりました ~ほのぼのもふもふライフ~  作者: アーク
第二章 いざ、冒険!~亜人国家編~
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帰還

言えない……リグルの存在を忘れていたなんて言えない……

 それから観光や依頼をしたりして、1週間程ゆっくりのんびり過ごした。

 そして……


「さてと、そろそろ拠点に帰ろうと思う。」

 朝ご飯を食べながら皆に話した。


「それで、リンはついてくるかい?」


「はい、ししょー!ボクはししょーについていきます!ししょーと一緒なら楽しいですから!」

 リンは笑顔で言い切った。ルーナ達は……聞くまでもないや。だって静かに頷いたから。


「じゃあ、フェリスよろしくね。」


(了解しました。)


 宿屋の人達に別れを告げ、町を出る為に門まで移動した。

 門番さんに軽く会釈して、門を出た。


(フッ!……さぁ、乗ってください。)

 元のサイズに戻ったフェリスにみんなで乗っかった。……もうなれたもんだぁねぇー。


(では、行きますよ!)

 そう言ってフェリスは走り出した。


 心地よい風を受けながら移動していると、ここに来るときに会った鳥達が見えた。

 手を振るとこっちに気づいたのか、翼で器用に振り返してくれた。

 一羽が例の果物を持ってきたからありがたく受け取った。


 そうして走ること四時間半程……


「あ、キキルだ。帰ってきたんだなぁ…」

 キキルの町が見えてきた。…みんな元気かなぁ?

 一応フェリスはSDサイズになってもらって門まで歩いていくと、リグルさんがいた。


「リグルさーん!」


「お、ヒロ君じゃないか!久しぶりだな。」

 僕達に気付いたリグルさんはにこやかに返事してくれた。


「あ、また女の子が増えてるじゃないか。このこの。」

 リグルさんはそう言って肘で僕の脇腹を小突いてきた。


「いたた……リグルさんもお元気そうで。あ、そうだ。」

 僕は魔法の鞄から腕輪を取り出してリグルさんに手渡した。


「これあげます、お土産です。」


「そうかい。ありがたくもらっておくよ。」

 そのままリグルさんと別れた。……身体強化の付与ついてるからね、それ。


「じゃあ、ヒロ後でね。」 「ヒロ、後で。」

 ルーナは自分の家に、シャノはカシミの宿に行きたいって言ったから後で拠点で落ち合うことにして別行動することにした。……多分たくさん話してくるんだろうなぁ。


「じゃあ、僕達は拠点に帰るから着いてきてね。」


「はい、ししょー!」



 ……拠点につくまで、リンがおのぼりさんみたいにキョロキョロしながら歩いてたのには癒されました。

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