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拝啓 異世界に行くことになりました ~ほのぼのもふもふライフ~  作者: アーク
第二章 いざ、冒険!~亜人国家編~
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帰宅

 コンコン、


「ただいまー!」

 拠点に帰ってきた僕は思わずそう言った。……なんか久しぶりだなぁ、この感じ。


『はーい!』

 聞こえてきたのはアムさんの声。……心なしか嬉しそうだ。


 ガチャ、


「ヒロ様ー!」

 アムさんは僕の姿を捉えると、勢いよく抱きついてきた。


「わわっ!……ただいま、アムさん。」

 いい匂いにドキッとしたけど、優しく頭を撫でることにした。アムさんは「ヒロ様、ヒロ様ぁ」と頭をすりすりしている。……ちょっとくすぐったい。


「…ししょー、そちらは?」

 ちょっと不機嫌そうなリンの声で我に帰った。

 アムさんも我に帰ったのか飛び退いて頭をぶつけた。「いたぁ……」っていってる姿も可愛い…じゃなくて


「ごめん、リン。前に話してたアムさんだよ。」


「は、初めまして、アムと言います。よろしくお願いしましゅ……」

 あ、噛んだ。……こういうのも久しぶりだなぁ。

 アムさんは恥ずかしいのか、顔が一気に真っ赤になった。


「…よろしくお願いします。」

 リンも挨拶した。……何?この可愛い生物?…みたいな顔になってるよ。


「さ、さぁ、立ち話もなんだから家に入ろう。」

 なんかこのままだとまずいことになりそうだから、二人を無理矢理家に引っ張った。

 頭の上で寝てるフェリスが羨ましいよ……


「ししょーの家、すっごく広いですね!」

 リンは思った通り家に食いついた。


「気になるなら全部見回ってきたら?」

 僕がそう言うと同時にリンは楽しそうに駆け出した。


「さてと、アムさん。」


「ひゃい!?」

 アムさんはまだどこか恥ずかしそうだ。


「改めて…ただいま!」


「…!お帰りなさい、ヒロ様♪」

 アムさんは笑顔でそう言ってくれた。……うん、「お帰りなさい」が聞きたかった。


「ところで、今日の晩ご飯ってもう作ってる?」


「いえ、まだ作っていませんが…」

 話題転換に直ぐ対応してくれるのっていいよね。……キョトンとしながらだから可愛いけど。


「じゃあ、今日は……よいしょ、これを使ってくれないかな」

 僕は魔法の鞄からドラゴンの肉を取り出した。アムさんは耳をピーンと立ててビックリしている。


「ヒロ様……これがドラゴンの肉ですか?」

 と言いながらドラゴンの肉をまじまじと眺めるアムさん。


「うん、そうだよ。……久しぶりに、アムさんの料理食べさせて?」

 僕がそう言うと、アムさんはパアッと笑顔になり


「はい!お任せください、ヒロ様♪」

 と嬉しそうにそう言った。

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