フェリス(物理)
可愛いは正義です(フェリス)
「「「すみませんでした!」」」
気が付いた3人は速攻でアオさんに土下座した。
「い、いいわよ。……次は無いからね!」
アオさんは念を押すようにそう言った。……フェリス撫でさせてあげたい。
「それで、君達が来たのはこれのことでしょ。」
アオさんはそう言うと、武器と防具とアクセサリーを鞄から取り出した。……あれも魔法の鞄みたいだ。
「これがヒロの分、こっちがルーナの分よ。」
そうして渡された剣を見比べてみると、ちょっと形が違う。でも気にしないとわからないレベルだ。
「試しに振ってみるといいわ。」
そう言われて物に当てないように素振りをしてみることにした。
「……これは!」
とてもしっくりくる。振りたいところに振り抜ける。重さもちょうどいい。……ルーナもビックリしているみたいだ。
「……フフン、ビックリしたみたいね。私なら君達の動きの癖、力の込め具合から適応する武器を造るなんて朝飯前よ。」
「……すごいや」
僕は素直に賞賛した。3人も尊敬的な目線を送っている。
「ししょー、ボクの分も欲しいです!」
「いいけど……そういえば、リンは何を使うの?」
「ボクは拳闘士だから、ガントレットとかがいいです。」
わお。殴りにいくスタイル!……なんか想像できるよ……
「依頼された分造っても余ったから、今から造ってもいいわよ。」
「是非、お願いします!」
リンは超食い付いた。
「分かったわよ。じゃあ、型を見せてくれるかしら。」
「はい。……ししょーも見ててください。」
リンは一言前置きしてからシャドウボクシングをしだした。
「…………」
うん、ソロでやってたって言ってたのも納得できる。動きに迷いが無い。スピードも早いし、流麗だ。
「……うん、もういいわ。」
「ふぅ……ししょー、どうでした?」
「うん、なんか言葉で表せないぐらい凄かったよ。」
「えへへー♪」
僕が思った事を素直に言うと、リンは嬉しそうに目を細めた。
「じゃあ、早速取りかかるわ。」
「見てもいいですか?」
一応プロの人のやり方を見てみたいからそう言った。
「どうしようかしら……」
アオさんは思案する顔になった。なら……
(フェリス、GO。) (了解しました。)
フェリスはゆっくりアオさんに近付いた。
「…!?」
アオさんが動揺しているところに
「クウゥゥ~ン……」
フェリスは瞳をうるわせて、上目遣いで甘えるような声を出しながらアオさんの足にすりすりした。……器用ですね、フェリスさんや
「!!……か、可愛い……」
アオさんはメロメロになった。……ルーナ達もね。
「見せてくれるのなら、フェリスに触って良いですよ。」
「分かったわよ、見せてあげるから。だから……触らせてちょうだい。」
「約束ですよ?……じゃあ、どうぞ。」
……アオさんがフェリスをひたすらもっふもっふしたのは言うまでもない。……フェリス恐るべし。
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