変化
「……それでは」
一応質問が終わったのか、騎士団の皆さんは帰っていった。
「……うん、そろそろやめて、フェリス。」
フェリスはやっとなめるのをやめた。……結構ベトベトになったんだけど……
「ししょー、こっち向いてください。」
「ん?……ありがと」
リンは顔を拭いてくれた。
「それにしてもししょー凄いです!あんな魔法、今まで見たことないですよ!」
そう言うリンは目をキラキラさせている。耳と尻尾も超動いてるし……ってこれ前にもあった気が…?
「まぁ、いっか。じゃあ、帰ろうか?」
フェリスに乗って門のところまで戻った。
「……あれ?」
なんか町の人達の視線が全部こっちに向いてるような気がする。
門番の人達の横を通っても素通りだった。
「フェリス、もういいよ。」
(分かりました…フッ!)
フェリスはSDサイズに戻ると、僕の胸に飛び込んできた。
「おっとと。どしたのフェリス?」
(いえ、ちょっと甘えたくなっただけです。)
ふーんと思いながらフェリスの頭を撫でた。フェリスは嬉しそうに目を細めた。
町の人達の視線は相変わらずこっちを向いている。……目立ちすぎたのかな?
なんて思いながら取り敢えずギルドに行くことにした。
「……へ?」
ギルドに入ると何故か他の人達は道を空けた。……やっぱり目立ちすぎたのか。
「すみません。」
「はい。……あ、あなたは!」
リス耳のお姉さんがまたいたから話しかけると、凄くビックリされた。……ありゃりゃ
「す、すみません。…あなたがドラゴンを倒したって聞いたのでつい。」
困惑かなにかが顔に出ていたのか、直ぐにそう謝ってきた。
「いやいや、大丈夫です。それでそのドラゴンなんですけど……」
僕は魔法の鞄からドラゴンの顔だけを出した。周りの冒険者達は「おおお!」と感嘆の声をあげている。
「買い取りとかできますかね?」
「はい。……ここではなんですので、あちらでお願いします。」
指差された場所は大きい獲物用の部屋みたいだ。
「わっかりました。」
解体やらなんやらで時間がかかるとのことなので、明日来ることにした。
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