VSドラゴン
「ししょー、フェリスちゃんすっごく速いです!」
フェリスに初めて乗るリンだけど、普通に乗れてるよ。……この子も普通じゃない?
町を出てちょっと先の方にドラゴンらしき姿が見えた。
「うーん……10mぐらいはありそうだなぁ…」
(あれでもまだ幼竜ですね。)
生竜になったらどれくらい大きくなるんだ?……なーんて思っている内にどんどん近づいてくる。
「グオォォォ!!」
僕達に気付いたのか、咆哮で威嚇してきた。
(人間達よ、食らってやるぞ!……と言っています。)
「ふーん、思ってるのとほとんど同じこと言ってたのか。……じゃあ、倒してもいいかな?」
みんなは僕を期待する目で見ている。……うん、頑張るよ。
「じゃあ、行ってきます。」
といって僕は駆け出した。
近付く僕をドラゴンは静かに見下ろしている。
「…………」
……どれくらい見つめあっていたのかな?……しびれを切らしたのはドラゴンの方だった。
ゴオォォッ
っと飛行機みたいな音をおこしながら近づいてくる。
「まずは飛ぶのやめようか?」
僕は氷魔法を使って、ドラゴンの両翼を凍らせた。
「グオッ!?」
バランスを失なったドラゴンは地面に向かって落下を始めた。
「雷嵐!」
ドラゴンのしたから巻き上げるように雷を纏った嵐を発生させた。……結構だるいや……。
「グアオォォォッ!!」
ドラゴンは悲鳴をあげざるを得なかった。
……しばらくすると僕の魔力がなくなり、あとには丸焦げになったドラゴンが残った。
ズドォォォン!
と大きな音を立ててドラゴンが落下を終えた。
「……うっ」
流石に立っていられなくなり、僕は大の字に倒れた。MP切れなんて、ルーナを助けたとき以来かなぁ……
「「ヒロ!」」 「ししょー!」
ルーナ達は直ぐに駆け寄ってきた。……フェリス、そんなに顔舐めないでよ。
「くすぐったいよフェリス。」
そう言ってもフェリスはなめるのをやめない。
「ヒロ、大丈夫!?」
ルーナ達は心配そうに僕を見ている。
「大丈夫、大丈夫。……ちょっとMPが切れただけだよ。……眠くなってきた、だから休ませて……」
ルーナ達の安堵した表情を見た後、僕は意識を手放した。
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魔力欠乏→MP切れ
魔力が切れた→MPが切れた
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