『アオやま』!?
洋服店じゃない……多分。
町に戻りながら
「うーん……魔鉄はいいとして、アマダンタイトと宝石類はどうしようかな?」
魔鉄は自分の魔力を通せばどうにかなるからいいとして、アマダンタイトと宝石類は自分じゃ加工できないし……
「まぁ、なんとかなるかな。」
楽観的に考える事にして、アムさんの家に向かった。
「こんちはー」コンコン
『はーい』
お、この声はアーラさんかな?
「…と、あ、ヒロさん。…どうぞ」
アーラさんは僕が家に入りたいのを察したのか、先行してきた。
「ありがとうございます。失礼します。」
アーラさんに着いていきながら、リビングに向かった。
「あ、ヒロお兄ちゃん!」
一番最初に僕に気付いたのはライ君だった。
フェリスは…うわっ、なんか着せ替え人形みたくなっとる!
「すみませんヒロさん、子供たちがどうしてもやりたそうにしてたので。」
「いえ、大丈夫です。フェリスも……何か満更でもなさそうですから。」
フェリスは着せ替えされる度に尻尾振ってるから……まぁ、嫌がってはないと思う。
「ああいうフェリスちゃんもあり…だね。」 「帰ったら私達もやりましょう。」
何か二人ともぼそぼそ言ってるけど…まぁ、いっか。
「アーラさん。この国で一番有名な武器屋さんとか加工品店って何処ですかね?」
「それなら『アオやま』がありますよ。」
「…うぇ?」
それ本当に武器とか加工してるの?洋服店じゃなくて?
「ヒロさん?」
「あ、い、いえ、何でもないです。」
アーラさんは『おかしな人ですね…うふふ』と言った。……うん。もう、突っ込まないよ。
「どうしてそんなことを……ってヒロさんは旦那の仕事場に行ったんですよね。……良いものでも採れました?」
「はい……よいしょ、こんな感じです。」
僕は魔法の鞄からアマダンタイトと、宝石類を取り出した。アーラさんは少し驚いた顔になった。
「凄いですねヒロさん……これなら『アオやま』でも、充分良いものを造ってもらえますよ。」
「本当ですか!?やった!」
『アオやま』…突っ込まないからね!
「それ、ヒロお兄ちゃん達が採ってきたの?」
そう聞いてきたのはレン君だ。
「うん。……これって凄いほうかな?」
僕がそう言うと子供たちはフェリスの着せ替えをしながらうんうんと頷いた。……そうなのか。
……このあとしばらくフェリスのお着替え会が続きました。ルーナとシャノも参加したのは言うまでもない。
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