採掘その2
休憩終了後……
「無駄に疲れた……」
質問攻めにあった僕は、ぐでーっと横たわった。
「ヒロ、お疲れ。」 「お疲れ様です、ヒロ。」
「ありがと、ルーナ、シャノ。……全然休憩じゃなかった気がするよ……」
僕がそういうと、二人とも苦笑した。
「お疲れのようだねヒロ君。それで、このあとも採掘するのかい?」
「あはは……そうですね…やる?」
ルーナとシャノは静かに頷いた。
「じゃあ、やろっか。…よいしょ」
「そうか。じゃあ、俺は持ち場に戻るよ。」
そう言ってスレイさんは、持ち場らしきところに戻っていった。
「…さてと、もういっちょおおおお!!」
僕は違う場所でまた地面を隆起させた。……あ、あんまり驚かれてないや。
「ふぅー……さすがに疲れるや。……二人に任せていいかな?」
二人とも「任せてよ(下さい)」みたいな感じで頷いた。
「じゃあ、頼むよ。」
二人をサポートしながら採掘すること四時間程
「ふいー、さすがに疲れたよー…」 「私もです…」
二人ともヘトヘトの一歩手前ぐらいになるまで頑張ってくれたので、午前中と同じぐらい採掘出来ました。
「二人とも、お疲れ様。」
僕は二人の頭を優しく撫でた。……二人とも気持ち良さそうな顔になった。
「さて……スレイさーん!」
「……呼んだかい、ヒロ君?」
スレイさんは小走りで走ってきてくれた。……スレイさん、結構採掘してると思うんだけど……それでも疲れが見えないのは流石です。
「たくさん採掘出来たみたいじゃないか。」
「はい…でも、こんなには要らないんで……魔鉄と、アマダンタイトと、宝石類少しだけもらえたら、後は皆さんに渡しますよ。」
僕がそう言うとスレイさんは驚いた顔になり
「ヒロ君、本当に良いのかい?……これらは紛れもなくヒロ君達が採掘したんだから、全部持っていってもいいんだぞ?」
と少し早口目に言った。
「いえ、こんなにたくさんは使わないんで……ここの採掘代ってことで。」
スレイさんはそれでも何か言おうとしたけど、僕の気が変わらないのを察したのか、しぶしぶといった感じで納得(?)してくれた。
「じゃあ、僕達はこれで失礼します。ありがとうございました!」
僕達は頭を下げた。
「いやいや、ヒロ君達ならいつでも来ていいぞ。」
スレイさんに見送られながら、僕達は鉱山を後にした。
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