デレタイム?
宿に着いて…
「「…………」」
……うん。そんなに期待された目で見られたら、逆にプレッシャーなんですけど……
「……こっちに来て。」
僕はベッドの上で二人を手招きした。
……ちなみに、ご飯を取って、フェリスはスヤスヤ寝てます。
「…うん。」 「…はい。」
ルーナが右、シャノが左に来た。
「…ヒロ♪」 「ヒロ…♪」
おおう!?……そんな耳元で囁かれたらゾクッとするよ。
二人とも僕に左右から抱きつくような態勢になっている。……いい香りがする……と、イカンイカン。落ち着け……二人とも甘えたいだけなんだ。……自分が分からなくなってきたよ……
ま、まぁ、まずはルーナから撫でることにする。
ルーナの耳をもふもふする。
「ひゃん…♪」
ルーナから可愛い声が漏れる。……煩悩退散、煩悩退散……
ルーナの耳は暖かくて、いつまでももふもふしていられそうだ。
「…………」ツンツン
「……ッ!?」ビクッ
シャノが突っついてきて思わずびくついた。
右手でルーナを撫でながら、左手でシャノを撫でることにする。
「……♪」
シャノは嬉しそうに目を細めた。
シャノの髪はさらさらしていてとても撫でやすい。
それから全員が眠りに落ちるまで、頭を撫で続けた。……僕が寝るのが一番遅かったのは、言うまでもない。
「……!?」
不意に頬に暖かい感触を感じて目を覚ました。……もう朝か…じゃなくて
「ヒロ、おはよ♪」 「おはようございます、ヒロ♪」
二人とも楽しそうに笑っている。……何となく分かった。
「おはよう、ルーナ、シャノ……もしかして、キスした?」
僕の言葉に、二人とも頷いた。
「ビックリした?ねぇ、ビックリした?」 「ヒロの寝顔が可愛くて、つい…♪」
はいはいはい……そういうことなら…
「じゃあ、お返ししないと…ね…ん」
僕は二人にキスした…頬じゃなくて、唇に。
「…ふぇ!?」 「…はわ!?」
二人ともビックリして、直ぐに真っ赤になった。
「二人とも可愛いよ」
僕がそう言うと、二人とも恥ずかしそうにうつむいた。……仕返し完了である!…何処に向かってるんだ、僕は!?
……朝ご飯が終わるまで真っ赤な二人を見た従業員さんが、生暖かい視線を送ってきたのは言うまでもない。
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