到着
「あ、あれかな?」
鳥家族に乗せてもらって移動すること二時間程、大きな門がある町が見えた。
「みんな、ここで降りてくれる?」
僕がそう言うと鳥家族はゆっくり地上に降り立った。
「ここまでありがとね♪」
僕達はそれぞれ乗せてきてもらった鳥の頭を撫でた。鳥達は嬉しそうに目を細めた。
「じゃあ、元気でね。また、遊びに行くよ!」
僕がそう言うと鳥家族は頷いて、もとの場所に帰って行った。
「じゃあ、行こうか。」
「うん。」 「はい。」 (分かりました。)
僕達はさっき見えた門に向かって歩き出した。……ちなみにフェリスはSDサイズです。
「止まれ。」
門にいたのは、筋骨隆々な門番さんと気だるそうな感じの門番さんだった。
「何か身分を証明するものはあるか?」
僕達は冒険者カードを見せた。
「……うん、お前たちはオーケーだ。問題はその狼だ。その狼は何だ?」
「僕の召喚獣です。」 (挨拶してくれる?)
(分かりました。) 「ウォフ。」
テレパシーはやっぱりこういう使い方もあるわけで、ちょっと練習しました。
「お手」 「ウォフ」
「おかわり」 「ワフ」
「伏せ」 「ウォン」
一連のやり取りのあと、門番さんの方を見た。
「…うむ、ちゃんと君の言うことを聞いているみたいだな。……よし、通っていいぞ。」
「「「ありがとうございます。」」」 「ウォン♪」
一応頭を下げて通った。……フェリス、結構ノリノリだな……
「さてと、まずは宿探しかな。」
宿を探す名目で、町をブラブラすることにした。
「なんか、お店がすごい多いね。」
「はい。色々あって目移りしますね。」
ルーナとシャノは楽しそうにキョロキョロしている。……キキルに比べたら店が確かに多いや。
「……やっぱり、見られるのも同じかぁ。」
すれ違う人達の視線はフェリスに大体集まっている(女性がやっぱり多め)
(ヒロ、どうかしました?)
「…なんでもないよ。」
……本当になんでもないんだからねっ!…って僕のツンデレはもういいか……
……このあと無事宿を見つけて、三人部屋を取ったときに従業員さんに暖かい目で見られました。
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