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拝啓 異世界に行くことになりました ~ほのぼのもふもふライフ~  作者: アーク
第二章 いざ、冒険!~亜人国家編~
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アムのナウ・フューチャー?

アム視点、一旦ラストです。

 ユリア様の意外な一面を見たあと、お昼ご飯を食べることになりました。


「アムさん、あなたはあっちですよ。」


「え?……あ」

 カノンさんの指差す方を見ると、そこには他のメイドさん達が居ました。


「ミハイル様達は私に任せて、行ってきなさい。」


「……はい!」

 カノンさんの心遣いに感謝しながら、メイドさん達の所へ向かいました。


 ……私なんかなの為に送別会を開いてくださって、とても嬉しくて、思わず泣いてしまいました。


 送別会が一段落した後……


「……ヒロ様」


「……アムさん」

 ゆっくりしているヒロ様を見つけました。


「これから、よろしくお願いします。」


「こちらこそ、よろしくね。」


「私、精一杯頑張ります……だから……うぅ」

 ヒロ様の前なのに、涙が出そうになりました。……するとヒロ様は


「……何も言わなくていいですよ……大丈夫です、アムさんなら」

 優しくそう言ってくださいました。


「あ、ありがとう、ござい、ます……うわぁぁぁん!!」

 気が付くと、私はヒロ様の胸の中で泣いていました。ヒロ様の前で泣いてばかり……そんな私をヒロ様は頭を優しく撫でてくださいました。



 ……そして


「それじゃあ、そろそろ失礼します。」

 ヒロ様が帰ると言うことは、私も一緒に行くということで、王宮から離れることでもあります。


「……アムさん」

 私に話しかけてくださったのは、カノンさんでした。


「あなたなら大丈夫です。……頑張ってくださいね!」


「はい!」

 私は笑顔で返事をしました。


「それじゃあ行こう、ルーナ、アムさん。」


「うん!」 「はい!」

 ヒロ様の後を追うように、王宮を後にしました。




「……ヒロ様、ルーナ様。」


「何ですか?」 「どしたの?」


「お二人はここまでどうやって来たのですか?」

 一番疑問になっていたことを聞きました。


「うん?……普通にここまで走って来たけど?…ねぇ、ルーナ?」 「うん!」


「………えぇぇぇぇ!?」

 王宮からヒロ様達が居るところは大分距離が離れています。…まさか徒歩できたとは思わず、叫んでしまいました。ヒロ様とルーナ様は互いに顔を見合って「やばかったかな?」みたいにしています。


「アムさんは無理なのか……じゃあ」

 ヒロ様はそう言うと、魔法を使い始めました。…すると、一体の小さな狼が現れました。


「アムさん紹介するよ。僕の召喚獣のフェンリルのフェリスだよ。」


(フェリスと申します。アムさん…でしたか?よろしくお願いしますね。)


「……ふぇ?」

 小さな狼…フェリス様はテレパシーのようなもので話しかけて下さいました。……私は驚いてしまい、気の抜けた声が出てしまいました。


「……アムさん?」


「……はっ!し、失礼しました。私はアムと言います。よろしくお願いいたします。」

 ヒロ様の声を聞いて我に帰った私は、フェリス様に挨拶をしました。


「フェリス。元のサイズに戻ってくれる?」


(分かりました。……フッ!)

 フェリス様は一瞬で大きくなりました。……いえ、多分こちらが本来の大きさなのでしょう。


「それじゃあフェリス、乗せてくれる?」


(かしこまりました。……どうぞ。)

 フェリス様は伏せをした状態になりました。


「よっと!ほら、ルーナ。」 「うん。…えいっ!」

 ヒロ様達は軽々とフェリス様の上に飛び乗りました。


「…はい、アムさんも」


「は、はい!……し、失礼します。」

 私もヒロ様の手を掴みながら、フェリス様の上に乗りました。


「じゃあ、僕達の家へしゅっぱーつ!」


「おー♪」 「へ?」

 ルーナ様は楽しそうですが、私は変な声が出てしまいました。


「頼むよフェリス。」


(はい。……それでは行きますよ。しっかり掴まって下さい、ねッ!)


 ギュン!

 と、効果音がつきそうな速さでフェリス様は走り始めました。


「いやっほーい♪」 「わぁ!フェリスちゃん速ーい♪」

 お二人は楽しそうですが、私は……


「速すぎですよぉぉ~~~~!!」

 必死に掴まることで精一杯でした。



 ……私、本当にやって行けるのでしょうか?

アム視点だけで、ここまで続くとは……


次回からヒロ視点に戻ります。


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