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拝啓 異世界に行くことになりました ~ほのぼのもふもふライフ~  作者: アーク
第二章 いざ、冒険!~亜人国家編~
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アムのワズ・ナウ

アム視点です。

 移動しているときにも、私は少しドキドキしていました。……他にも同じところに向かうメイドさん達がいたのに……

 しばらく歩いて、冒険者さんのいる部屋に着きました。


 コンコン……


「ミハイル様、全員揃いましたので、入ってもよろしいでしょうか?」


『あぁ、いいぞ。』


 ガチャ…


「失礼します。」 「「「「「「失礼します。」」」」」」

 私も皆さんに続いて入りました。


「お、おうふ……」

 ミハイル様の隣に居たのが冒険者さん。12歳くらいの男の子でした。


「フフフ、ヒロ君もやっぱり男の子なんだね?」

 ミハイル様が悪戯っぽくそういうと、冒険者さん……ヒロさんは顔を真っ赤にしてしまいました。少しおかしくてメイドさん達皆、クスクス笑いました。

 …私も笑ってしまいましたが…ドキドキが少し強くなっているのを感じました。


「じゃあ、今から面接をしようか。ヒロ君、大丈夫かい?」


「……ふぅ。…はい、大丈夫です。お願いします。」

 ヒロさんの立ち直りの早さに少し驚きつつも、面接が始まったので私達は一旦退室しました。


 順番を待っているときもドキドキが止まりませんでした。…ヒロさんのことをよく知りたい…そんなことまで思っていました。


 ……そして、私の番が来ました


「し、失礼します。」


「あなたの名前は?」

 ヒロさんは優しく話しかけてくださいました。


「は、はい。私は兎人族のアム、16歳です。よ、よろしくお願いします。」

 でも、私はまだ少し緊張していました。


「僕はヒロです。……まず始めに、僕に雇われようと思った理由は何ですか?」


「は、はい!私はミハイル様に勝ったお方の話を前から聞いていて、どんな人なんだろうと思っていました。ここに来たのは興味本意だったのですが…」

 ……言っている時に自分でも気づかずにヒロさんに近付いていました。


「ヒロさんに会って、私はビビッと来たんです。この人は、将来すごいお方になるって。だから、そのお手伝いをしたいと思い、雇われたい思いが強くなりました。」

 私の言うことに偽りはなかったです。……あのときのドキドキが、この行動を後押ししていたのかもしれません。


「……アムさんの思いは充分伝わりました。……でも、ちょっと近いです。」


「す、すみません!……きゃっ」

 ヒロさんに言われて、ヒロさんとの距離が目と鼻の先程しか無いことに気づき、慌てて飛び退いて倒れそうになりました。


「!…おっとと。」

 ヒロさんが優しく抱き抱えてくださり、倒れはしませんでした。


「ご、ごめんなさい……私、いつもこんな感じになっちゃうから……うぅ……」

 私は恥ずかしさと自分のいたらなさで、しょんぼりしてしまいました。


「良いんじゃないですか?それはそれで。」


「…ふぇ?」

 ヒロさんの言葉に私は少し驚いてしまい、ちょっと気の抜けた声が出てしまいました。


「それがアムさんの個性なら、あんまり気にはならないですかね。……それに、結構可愛かったですよ。」


「……!はうぅぅ……///」

 ヒロさんは真っ直ぐに私に言葉を紡いで下さいました。……それが本心だと分かり、私は真っ赤になってしまいました。


「……僕はアムさん、あなたを雇おうと思います。あなたとなら退屈しなさそうですし…どうですか?」


「…!は、はい!私でよければ、ありがとうございます!」

 ヒロさんとならきっとうまくいく。……何故かそういう予感がしました。



 私は嬉しくて思わず泣いてしまいましたが、ヒロさんは優しく私の頭を撫でてくださいました。……私はこの時からヒロさん……いえ、ヒロ様のことが好きになっていたのかもしれません。

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