シャノと一緒に
…………次の日。
「…………私が、ですか?」
「うん。」
僕はシャノに一緒に依頼をして欲しい事を言った。
「……私に務まるでしょうか?」
「大丈夫。僕がフォローするよ。」
不安そうなシャノに、笑顔でそう言った。
「……分かりました。頑張ります!」
「ありがとう。……ルーナは今日はお休みね。」
「分かった。頑張ってね!」
「うん。……じゃあ、行こうシャノ。」
「はい。……行ってきます。」
「いってらっしゃーい!」 (お気を付けて。)
ルーナとフェリスに見送られながら、僕達はギルドに向かった。
「…………ここが、ギルド……」
「そういえば、シャノは来るの初めてだっけ?」
「はい……ちょっと緊張します。」
「あはは、大丈夫だよ。…さ、行こう。」
「…はい。」
緊張しているシャノの手を取って、ギルドに入った。
「おはようございます、ヒロさん。」
「おはようございます、ルルさん。」
「……そちらの方は?」
挨拶もそこそこに、ルルさんにシャノを紹介することにした。
「はい、今一緒に住んでるシャノです。」
「……シャノと言います。よ、よろしくお願いします。」
「……あなたがシャノさんですか。こちらこそ、お願いしますね。」
そこでルルさんはこっちを見た。
「……ヒロさんも隅に置けないですね。」
「……え?」
「いえ、何でもないです。……今日も依頼ですか?」
「はい。……これを、お願いします。」
僕が選んだのは、スノーラビットの依頼である。
「かしこまりました。……シャノさんの冒険者登録も致しますか?」
シャノは僕の方を見た。僕は無言で頷いた。
「お、お願いします。」
「分かりました。……こちらに触れてください。」
といってルルさんは僕が登録したときと同じような水晶を取り出した。シャノはそれに慎重に触れた。水晶は一瞬光って、収まった後カードが出てきた。
……なんか懐かしいなぁ……
「……はい、こちらがシャノさんのギルドカードになります。どうぞ、ご確認ください。」
ルルさんはシャノにカードを手渡した。僕もそれを覗き込んだ。
シャノ 12歳 人族
職業:冒険者 ジョブ:(無し)
レベル:4 冒険者ランク:G
HP:60 MP:55
筋力:30 魔力:45
耐久:25 敏捷:35
運:70
スキル
直感 家事
(家事ってスキルに入るんかい!)
と思ったのは、秘密です。
「登録料銅貨五枚です。」
僕はルルさんに銅貨五枚を手渡した。
「……はい、ちょうどですね。それでは頑張ってくださいね。」
「は、はい。頑張ります!」
「……じゃあ、行こうシャノ。」
「はい。」
僕はシャノの手を取って、ギルドを後にした。
ご意見、ご感想できればお願いします。




