一日の終わり
(……ヒロ……疲れました……)
「あはは……お疲れ、フェリス。」
二人に解放されたフェリスは、フラフラと僕の膝の上までやってきた。僕はそんなフェリスを優しく撫でた。……触り心地凄いな……。
「ご、ごめん!フェリスちゃん!」
「ごめんなさい!」
二人ともフェリスに謝った。……なんか途中からトリップしてたもんね……
(大丈夫ですよ。……ただ、ここまでされたのは久しぶりで、ちょっと疲れただけですから。)
フェリスがそう言うと、二人は安心した表情になった。
(……ヒロ。)
「ん?何?」
(……私を呼んだ理由、聞いてもいいですか?)
フェリスの質問に二人も興味津々と言う顔でこっちを見ている。
「うん。フェリスには二人を守ってもらおうと思ってる。僕だけじゃカバー出来ないこともあると思ってさ。」
(……その口振りだと、自分は守ってもらわなくていいと捉えますが?)
フェリスはジッとこちらを見た。
「うん。基本的には二人を守って欲しい。僕は本当に危ないときだけ頼むよ。……それに…」
ここで二人の方を見た。
「自分の身を守れないやつが、大切な人を守れるわけないしね。」
僕が笑顔でそう言うと、二人は真っ赤になった。
(……フフ。……ヒロ、あなたは面白い。)
「……そうかな?」
(……分かりました。……ヒロ。あなたの命令に私も全力でお応えしましょう。)
「ありがとう、フェリス。」
僕は改めて、フェリスの頭を優しく撫でた。
(…………♪)
フェリスも気持ちよさそうである。……これで、戦力的には大丈夫かな。
(……ヒロ。これから私は、皆さんの前ではこういう感じで過ごしますが、他の人の前ではただの狼として過ごしますね。)
「そうしてくれると助かるよ。」
……普通に話しかけてくる狼がいたら、みんなビックリするもんね。
「……あ。もうこんな時間。私、晩ご飯の準備しますね。」
シャノがそう言って台所に向かった。……気付いたら夕方だ。
「……じゃあ、ゆっくりしてよっか?」
「…うん。」 (…はい。)
それから僕達は、シャノの料理が終わるまでゆっくりのんびり過ごした。
……シャノの料理を食べた後は、今日は一人でルーナとシャノはフェリスと一緒に寝ました。
……ちょっと寂しいや……。
ご意見、ご感想できればお願いします。




