のんびりいこう
「ただいま~。」
家に帰ると、タッタッタッ、と言う足音が聞こえてきた。
「ヒロ、お帰り!」
「ただいま、ルーナ。」
案の定、来たのはルーナだった。
「シャノは?」
「うん、庭を耕してるよ。私も手伝ったよ。」
えっへん、と言わんばかりにルーナはちょっと得意気に言った。……汗もかいてるし、頑張ったのが良く分かる。
「そう。ありがとね。」
と言って僕はルーナの頭を撫でた。
……庭を耕してるのは、いざというときのために自給自足できるようにしておこうという目的である。日当たりがいいところを選んだのもこのためだよ。
「えへへ♪」
ルーナは嬉しそうにはにかんだ。
「じゃあ、僕も手伝うかな。……ルーナは昼ご飯、頼めるかな?」
「分かった!頑張ってね!」
「うん。」
ルーナと別れて、シャノの元に向かった。
「……!ヒロ、お帰りなさい。」
「ただいま、シャノ。……凄いね。」
僕に気付いたシャノに挨拶を返して、様子を見るとほとんど終わっているように見えた。
「いえいえ、ルーナも手伝ってくれましたから。」
そう言うシャノは少し嬉しそうだ。……やっぱり汗かいてる。
「僕も手伝おうと思ったけど、終わっちゃったかな?」
「いえ、まだ種まきが終わってないです。……これです。」
シャノが差し出してきた種を受け取った。形も色もそれぞれ少しずつ違う。
「ありがと。……どうやったらいいかな?」
「このぐらいの間隔で、一粒ずつまいてください。」
「分かった!」
それから10分ぐらいで、種まきを終えた。……種まき興味あったから、ちょっと張りきっちゃったかな?
「ふぅー。できた。」
ちょっとした達成感に包まれながら、腰をおろした。
「お疲れ様です、ヒロ。」
シャノはタオルを渡してくれた。
「ありがと……シャノもお疲れ様。」
僕もシャノを労うべく、頭を撫でた。
「ありがとうございます♪」
シャノは嬉しそうに微笑んだ。
「ヒロー!シャノー!ご飯出来たよー!」
ルーナの声に僕達は顔を見合わせて、お互いに笑った。……なんかほっとするよね、こういうの。
「分かった、今行くよ!……行こう、シャノ。」
「はい。」
ルーナを待たせないように、僕達はルーナの元に向かった。
ご意見、ご感想できればお願いします。




