召喚魔法
今日ルーナが作ってくれたのは、ミートスパゲッティでした。
「……うん。美味しいよ、ルーナ。」
「はい。ソースとの相性もバッチリです。」
「えへへー、ありがとー♪」
誉められて、尻尾をブンブン振っているルーナを見て和む。…といった一幕を交えつつ、昼ご飯を終えました。
汗をかいたから風呂に入った後……
「シャノ、ちょっといいかな?」
「はい。どうしました、ヒロ?」
「これ、渡そうと思って……はい。」
と言って僕は例のネックレスをシャノに渡した。
「これは……?」
と言うシャノの目はキラキラしている。
「いやー、これからも一緒にいるわけだしプレゼントでもって思って。…それに、ルーナだけっていうのじゃ駄目かな、と思ってさ。……どうかな?」
するとシャノは笑顔になった。
「…!ありがとうございます!……これ、大切にしますね……♪」
と言ってネックレスを大事そうに持つシャノを見て、やっぱり買って良かったなぁ、と思った。
「さてと……まずは何しようかな…?」
今僕は、庭に立っている。………といっても、庭だけでもめっちゃ広いんですけどね。
………ちなみに、ルーナとシャノはリビングでおしゃべりしてます。
「よし、まずは魔法かな。」
まずは土魔法から、やってみよう!
「サンドウォール!」
詠唱は適当です。ただイメージしやすいようにしただけです。
すると、五メートルくらいの土の壁が出現した。……成功かな。
「水流刃!」
次に使ったのは、水魔法。土の壁を半分に切りました。
「……うん。イメージ通り。じゃあ、今度は召喚魔法かな。」
僕は目を閉じて、大きい狼を呼ぶイメージで魔力を込めた。すると……
(私を呼んだのは、あなたですか?)
白銀の美しい狼が現れた。……透き通る声だ。
「うん。……て言うかこれってテレパシー?」
一応疑問に思ったから、聞いてみた。
(はい。……私の声が聞こえる人に会うのは久しぶりです。……大抵の人は私の声は届かないのですが……。……私はフェンリル、と人々には呼ばれています。)
「僕はヒロって言うんだ。……フェンリル、僕を主と認めてくれるかい?」
すると、フェンリルは真っ直ぐこっちを見てきた。
(はい。これも何かの縁。ヒロ、あなたを主と認め、着いていきましょう。)
「ありがとう。……じゃあ、名前は……うん、フェリス。これからよろしくね。」
名前はフィーリングかな。
(フェリス、ですか。……分かりました。私はこれからフェンリルのフェリスです。ヒロ、よろしくお願いします。)
フェリスは心持ち嬉しそうな顔で、右前足を差し出してきた。僕はその足を優しく握った。新しい仲間にフェリスが加わった。
……ちなみにお手みたいだなぁ、と思ってしまったのは、秘密である。
ご意見、ご感想できればお願いします。




