それからそれから
ルーナと別れた後、宿に帰った。
「…ヒロさん!」
「シャノ、ただいま。一泊できるかな?」
「…はい、大丈夫ですよ。ヒロさん、聞きましたよ。王子様と手合わせして勝ったって。」
「…うん。まぁ、結構ぎりぎりだったけどね。」
「…それでも凄いですよ。…はい、鍵です。」
「ありがと、じゃあ。」
「…はい。」
シャノと一旦別れた後、部屋に戻った。
(家を買おう!…と思ったけど、実際どれ位するんだろう?…まぁ、なんとかなるかなぁ。)
なんて事を考えながら、色々と手入れしたりして下に降りて、晩ご飯を食べた。その後そのまま部屋に戻って、眠りについた。
……次の日。
「ふあぁぁ……ふ。…よし、今日も頑張るぞ~!」
バッチリ睡眠出来た僕は、シャノと料理教室をして、ギルドに向かった。そこにはルーナがすでにいた。
「ルーナ、おはよう!」
「おはよう、ヒロ♪……えっとね、昨日の事だけどママがね『一回どんな人か、見せに来なさい。』って。」
「…お、おうふ。」
一応ルーナに、「家族の人にも聞いてみてね?」って言ったにはいったんだけど。……それじゃあ『娘さんと結婚させてください!』って言いに行くみたいな……まぁ、似たようなことだとは思うけど……
「じゃあ、依頼の後に行こうか?」
「うん。…じゃあ、行こ?」
「うん!」
そのまま僕達はギルドに入った。
「おはようございます、ミリアさん。」 「おはようございます♪」
「おはようございます、ヒロさん、ルーナさん。…ヒロさん、ちょっと良いですか?」
「え?は、はい。」
「…ヒロさん、王子様と手合わせして勝ったって本当ですか?」
ミリアさんは小声で喋りだした。僕も小声で喋ることにした。
「はい。……まぁ、ぎりぎりでしたけど。」
「それでも、凄いことですよ。…王子様はBランクの魔物の群れでも、一人で倒してしまうほどですから。」
「…そうだったんですか。それを聞いてよく勝てたな僕、って改めて思いましたよ。」
やっぱり王子様はただの戦闘狂じゃなかったんだ。
「そうですか…うふふ♪…さて、お話しはこれくらいにして、依頼しに来たんですよね?」
ミリアさんは元のトーンで話し出した。僕も元のトーンで
「はい、いつもの依頼にします。いい、ルーナ?」
「うん、分かった!」
「かしこまりました。」
「じゃあ、行ってきます。」 「行ってきまーす。」
「はい、行ってらっしゃいませ。」
もうお馴染みになりつつあるミリアさんの声を聞きながら僕達は依頼に向かった。
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