スキルアップ
「ふあぁぁ……よし、やるか!」
いつもより早く起きた僕は準備運動もそこそこに、早速下に降りた。
「…あ、ヒロさん。」
「おはよう、シャノ。」
「…おはようございます。…始めますか?」
「うん!」
僕はそのまま、シャノと厨房に向かった。
「今日は何作るの?」
「…今日はオムレツです。…では私が実演しますから、ヒロさんは見ていてください。」
そういってシャノはオムレツを作り始めた。
「~~♪」
シャノは鼻歌を交えながら、丁寧かつ手早くオムレツを作りだした。卵を溶く、フライパンで焼くなど全ての作業が流麗で、沢山練習してきたことがよくわかった。
「……これで完成です。」
シャノが作ったオムレツは綺麗な形でとても美味しそうだ。
「……凄い……」
僕はその光景に見とれていた。
「…ヒロさん?…作らないんですか?」
「……はっ!?ごめん、シャノの作業が凄くてちょっと見とれてた。」
「…あ、ありがとうございます//」
シャノは照れくさそうに言った。
「…よし、じゃあやってみるか。シャノ、最初は卵を割ればいいかな?」
「…はい、それから卵を溶いてください……」
シャノの指示を聞きながら僕はオムレツを作り始めた。シャノの作り方を思い出しながら作った。初めてだからゆっくりだけどシャノはちゃんと最後まで付き合ってくれた。
「……ふぅ~…できた。」
形は少しいびつだけど、ちゃんとしたオムレツができた。
「…ヒロさん、本当に初めてですか?…初めてでここまで出来たら上出来だと思いますよ。」
「ありがとう。シャノの作り方を思い出しながら作ったから、やっぱりシャノの教え方が良かったんだよ。」
「…ありがとうございます♪」
そういうシャノの顔は嬉しげだ。
「…さて、冷めない内に食べちゃいましょうか。」
「うん、そうだね。じゃあ……」
「「いただきます!」」
僕達は自分で作ったオムレツを食べ始めた。自分で作ったからいつもより美味しく感じた。
「「ごちそうさまでした。……あ」」
食べ終わるタイミングまで一緒だったからおかしくなって二人で笑った。
「ありがとう、シャノ。いつもより元気が出た気がするよ。またよろしくね♪」
「……はい。私もヒロさんと一緒で楽しかったです。こちらこそお願いします♪」
そういって僕はギルドに向かった。シャノパワーも貰ったし、今日も頑張ろう!
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