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拝啓 異世界に行くことになりました ~ほのぼのもふもふライフ~  作者: アーク
第一章 初めまして異世界転生
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ルーナと一緒

 屋台のおじさんに「お、坊主彼女か?可愛いじゃねぇか!お前も隅におけねぇな!」と言われ、またしても僕とルーナの顔が真っ赤になるという一幕があったのは良い(?)思い出です。


「美味しかったね♪」


「うん♪」

 そういって笑い合う僕達。


「さてと、ルーナ。」


「何?ヒロ。」


「ちゃんとお互いに自己紹介しようか!」

 僕のその言葉にルーナは一瞬びっくりしたけど、そういえばまだだったね、と笑ってくれた。

 場所をベンチに移して早速自己紹介を始めた。


「じゃあ、僕からだね。改めましてマナミ・ヒロ、12歳です!冒険者ランクG。使ってる武器は短剣。魔法もそれなりに使えるよ!よろしく!」

 言い切った後ルーナは拍手してくれた。少しくすぐたかった。


「じゃあ、次は私だね。改めましてルーナ、犬人族12歳です!冒険者ランクG。使ってる武器は片手剣。魔法は使えないけど、嗅覚を生かして頑張ってます。よろしくね!」

 ルーナが言い切った後、さっきの御返しに拍手した。ルーナもくすぐったそうだ。自己紹介の後、ルーナが唐突に質問してきた。


「ヒロはいつから魔法が使えるの?」


「昨日からだよ。」

 僕がそういうとルーナはキラキラした目で


「それであんな規模の魔法が使えるの?やっぱりヒロ凄いね!」

 といってくれた。何か今日はルーナの目がよくキラキラするなぁ~と、思いながら僕も質問することにした。


「そんなことないよ。……ルーナは、どうして冒険者になることにしたの?」


「それはね、私の夢は世界を見て回ることなの。そのためのお金を稼いだり、実力をつけるのに一番あっていたのが冒険者だったの。まだまだ夢には遠いけど私はこれからも頑張るわ!」


「ルーナはちゃんと未来設計ができてるんだね!……凄いよ!」

 僕の手は自然とルーナの頭を撫でていた。


「…!えへへ……ありがとう♪//」

 ルーナは一瞬体をビクッとさせたけど、撫でられることに嫌がるそぶりを見せず、むしろ目を細めて嬉しそうにしている。犬耳もぴくぴく動いて、尻尾も左右に振っている。


(僕は夢とか無かったけど、ルーナみたいなこともしてみたいかな♪)


 その後は日が暮れかけるまで話した。好きな食べ物とか、好きな色とか……。そんな他愛もない話だったけど、とても楽しかった。


「あ、もう日が暮れるね。ヒロと話すのすっごくたのしかったよ♪」


「うん!僕もだよ!……さてと、そろそろ宿に帰ろうっと。」

 そういって僕は立ち上がろうとしたけど僕の服の袖をルーナが引っ張った。


「………?ルーナ?」


「ヒ、ヒロ。もし、もし良かったら私とパーティー組んでくれないかな?」


「……えっ?」

 突然のことに僕は頭が追いつかなかった。


「私、ヒロとなら上手くやっていけると思うの。だからもし良かったら私とパーティー組んでくれないかな?」


「……うええっ!?」

 ル、ルーナとパーティー!?


「……ダメ……かな?」

 ルーナは涙目で僕を見ている。そんな顔されたら断れないじゃないか。


「……うん!分かったよ!僕でよければ!」


「そ、それじゃあ!?」


「パーティー組むよ!これからよろしくね、ルーナ♪」

 僕がそう言うとルーナはさっきの涙目が嘘のような眩しい笑顔になり


「あ、ありがとう!こちらこそよろしくね、ヒロ♪」

 と言った。夕陽に映えるその笑顔はとても綺麗で卑怯なぐらい可愛かった。

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