犬耳少女・ルーナ
(う、う~ん……。僕は……。確か魔法を使って、意識が途切れたような…。はっ!?そういえばあの子は!?)
意識が戻ってきた僕は、後頭部に感じる柔らかい感触を疑問に思いながら目を開けた。
「あ、起きたぁ。」
視界に飛び込んできたのは、こちらを覗きこんでいる犬耳少女。僕が目を覚まして安心したのか、笑顔になった。その光景にちょっと意識が飛びそうになるけど、ぐっとこらえて今の状況を確認する。
(周りに敵はいなさそうだ。陽は高いから昼ぐらいかな?この子と会ったのは探索して二時間位だから、三時間位寝てたのかなぁ?それよりもこの後頭部に感じる感触は……まさか!?)
そこまで考えて僕は今の現状を把握した。どうやら僕は犬耳少女にずっと介抱(?)されていたらしい………膝枕のままで………。
「わあぁぁぁっ!!」
膝枕にびっくりした僕は、犬耳少女から跳びのいた。自分でも恥ずかしさで顔が赤くなっているのがわかる。
「………?どうしたの?」
きょとんとした表情で僕のことをみてくる犬耳少女。
「い、いやなんでもないよ!……それより、君がずっと僕のことを介抱してくれたんだよね?ありがとう。」
露骨に動揺しながら僕は、無理矢理話を変えることにした。
「…えっ?いえいえ。あなたが助けてくれたことに比べたらこれぐらいなんともないよ!それより改めてお礼を言わせて。助けてくれてありがとう♪」
「いやいや、これぐらい…ってこのまま続けたら終わらないね。僕はヒロ。君の名前は?」
「私はルーナ。へぇ~ヒロっていうんだ。これからよろしくね♪」
「うん。こちらこそよろしくルーナ。……ところでルーナはどうしてスノーラビットの群れに追われていたの?」
互いに握手して名前を聞いた後、一番気になったことを聞いてみた。
「それはね……」
ルーナの話をまとめるとこうだ。
いつもと同じように薬草を採取していたところ、スノーラビットの群れに鉢合わせてしまい、自分じゃ対処出来ない数だったから逃げることにして僕と会うことになったということらしい。
「そういうことだったんだ……。」
「うん。2、3体なら私でも倒せたんだけどね。それよりもヒロ、凄いね。あんな規模の魔法初めて見たよ!」
そういってルーナはキラキラした目で僕を見てきた。尻尾もブンブン振っている。
「あはは、まぁ、互いに無事で良かったよ。一旦キキルに戻ろうか?」
ルーナの言葉に僕は照れ笑いしながら、キキルに戻ることを提案した。
「うん!」
ルーナは笑顔でうなずいた。
今日の成果
キラーラビット:20体
薬草:40本
スノーラビット:10体
ルーナと仲良くなった♪
スノーラビットの殲滅で気絶しちゃったけど、可愛いルーナと仲良くなれたから結果オーライかな♪
僕達はキキルに戻るために歩き始めた。
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