ハプニングは犬耳少女?
「よーし!やるぞー!」
いつもの森に来た僕は、依頼をこなすために探索を始めた。
キラーラビットが出てきたのは薬草を10本ぐらい見つけた時だった。
キラーラビット レベル3
HP:60 MP:30
スノーラビットより少し大きく、体が黒かった。
「…………。はぁッ!」
キラーラビットに気づかれる前に魔法の準備に入った。そして、キラーラビットがこちらに気付いて飛びかかって来たのに合わせて魔法をぶつけた。ちなみに雷魔法を使ったよ。
キラーラビットは雷魔法の直撃を受けてあっさり倒れた。
キラーラビット レベル3
HP:0 MP30
勘定で確認すると予想通り絶命していた。尻尾を素早く取ってまた探索を始めた。
順調に探索を続けていたときだった
「…………てぇ…。」
「……?」
「助けてぇぇぇ!!」
「……!?な、なんだあれ?」
僕が見たのは、スノーラビットの群れに追われる僕と同い年位の犬耳少女だった。
「1、2、3……10体かぁ。結構いるなぁ。」
「はぁ、はぁ……。…!に、逃げてぇ!あなたも追われるよぉ!」
僕に気付いたであろう犬耳少女は、僕が同い年位に見えたからかそういってきた。
だが僕は犬耳少女とスノーラビット達の間に入るように陣取った。
「な、何を……?」
犬耳少女の不安そうな声が聞こえたが、僕は気にせず魔法の準備を始めた。
「う~ん……10体同時なんて初めてだから上手くいくかなぁ?いや、ネガティブは止めよう。うん、なんとかなるさ!うおぉぉぉッ!!」
イメージ的には巨大な雷を群れに落とす感じだ。
「いっけぇぇぇッ!」
ドオォォーーン!!
っという音と同時に雷がスノーラビットの群れに降り注いだ。
「………!!……な……。」
犬耳少女は驚いているようだ。それを聞いてまたやり過ぎちゃったなぁ~と、思った。
「はぁ、はぁ、はぁ………。や、やった……」
スノーラビット達は雷でこんがりいっていた。全部絶命したことを確認して、僕は意識を手離した。
~side:ルーナ~
「し、信じられない……。」
私は目の前の光景に呆然としていた。それも私と同い年位の男の子がやってのけたのだ。驚かない訳がない。
「………はっ!?男の子は?」
意識が戻ってきた私は、魔法を使って倒れた男の子のところにかけよった。
「………気絶してるだけみたいね…。良かったぁ…。」
男の子が無事なのを確認して、私は安堵した。なんせ私が起こしたことで他の人が死んでしまったら目も当てられない。
「……それにしても凄かったなぁ…。」
私があんな規模の魔法を見たのは初めてだ。
「私とあんまりかわらなそうなのに…。凄いなぁ…。」
男の子はすやすや眠っている。あの魔法を使ったとは思えないぐらいのあどけない寝顔だ。
「……ありがとう。」
私は男の子の頭を撫でながらそう呟いた。
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