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ハンター2

街中心部に向かってゆっくり並んで歩く3体の魔獣の背後から、複数の影が音もなく近づく。


3体のうち1体がそれに気付いたのか唸り声をあげて振り向くとカタリナ達は一斉にその魔獣に獲物を放った。


(最初にあたいらに気付いた魔獣の顔にみんなで攻撃ッと)


エルダは、自分が投げた短剣が魔獣の右目に深く刺さるのを見届けるとすぐに後方に離脱しようとする。

攻撃された魔獣が悲鳴をあげ、残りの2体も怒りの咆哮をあげた。

咆哮に一瞬エルダの身がすくむが、


「全員離脱!」


と、カタリナの声が聞こえると、自分に対して舌打ちし、元来た道、街の北側に向けて走り出した。


咆哮をあげた2体の魔獣がその巨大な体に似合わない恐ろしい速さで襲撃者達を追いかける。

襲撃者達はすぐに魔獣に追いつかれそうになるもののすんでのところで細い路地に逃げ込む。

さすがに小回りまではきかない魔獣は、その大きな体のせいもあり、人が2人3人しか歩けないような巾の通りに入る前で二の足を踏む。

迷った魔獣達が、細い通りではなく先ほどの大通りからの気配に気づきそちらを向くと、襲撃者達が既に遠くへ逃げ走っているのが見えたため、再びそちらに向かい追いかけ始めた。


(危なければ細い通りに逃げ込み、別の人間が大通りに出て陽動する)


エルダは、カタリナの言葉を思い出し、気合を入れ走る。


隊長であるカタリナは、何かあればすぐフォロー出来るように少し離れた屋根の上を並走していた。


「あんなにがっつかれたら魔獣じゃなくとも逃げるしかないね」


声を殺しながらカタリナは、はははっと笑うと今来た道を、後ろを振り返り、


「頼むよ?いくら何でも3体同時に鬼ごっこはリスクが高すぎる」


自分達を追撃をして来ないもう1体の魔獣に接敵しているはずの部隊の武運を祈った。

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