表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/20

魔獣

記録に残っている魔獣には様々な種類がある。


大きな翼で空を駆け、鋭い爪のついた脚で馬ごと騎士を空に掴み上げ、上空より落とす鳥型の魔獣。


水中より鎌首をあげると一瞬で噛み付き、そのまま水中へと引きづり込む水性型の魔獣。


さらに、もととなる獣種さえ分からなくなるほど変貌してしまい、定種して潜む魔族と言われる恐ろしいもの。


獣が魔に狂い、突然変異したそれは、例外なく人びとに襲いかかると言われていた。


国はもっとも魔獣を危険視し、自国の騎士だけでなくハンターギルドや傭兵団にまで破格の報酬を約束し魔獣狩りを要求する。


村だけでなく街まで滅ぼしてしまう恐ろしい魔獣はまさに厄災の象徴であり、人びとはもっとも怖れていたのである。


今ゼクトの街を襲撃し、破壊している魔獣は3体。


その魔獣を一言で表すならそれは巨大な黒き獣。

周りの屋根の軒近くまである姿からして3mはあるだろうか、歩くたびに巨大な体が生む重みで大地に爪跡を残す。

一見すると犬のような体型だが、血のように紅く光る両目がそれを普通の獣ではないとわからせる。


「グギャアァァァーッ!!」

「ゴォォーフッ」

「ギャギャッ!」


3体の魔獣がまるで道端にある邪魔な石コロを蹴飛ばすかのように建築物を破壊し進む。


時折人の悲鳴が聞こえるが、魔獣は足を止めることなく街の中心部へと侵攻していた。


すでにゼクトの街は北の門より中心部に向けて壊滅的な被害をこうむっていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ