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34.意見交換をしよう

誤字脱字、話の流れ、詰め込み過ぎ等等は、取り敢えず後から見直して手直しする方向で。

少し会話を意識して増やした所、増やし過ぎた気もします。


読んでいただいた方に、面白いと思って貰えたらら、嬉しい限りです。

 34.意見交換をしよう


 全身を返り血で真っ赤に染めて、大きく肩で息をつきながら、荒い呼吸を繰り返すも、向ける眼光は死んでもおらず。

 肌を伝い滴り落ちる血を、乱暴に手で振り落した。


「クソエルフ、俺様は農民じゃねぇ、解ったか」


 噛みつく様に顔を寄せて言われたアルリールは、ベルティータを自分の身体でかばう様に抱き替えながら、隣に立つナインを肘で押す。


「バカ9御指名ですよ」


「なにしれっと自分じゃねえ、みたいな雰囲気出してんだ。手前ぇだ手前ぇっ!俺様を林檎農家扱いしやがった、おまえだ」


 はぁ、と呆れた様に溜息をついて見せ。


「で?なんか用ですか?こちらとしては第三陣が来る前に移動したいんですけど」


 ベルティータを一時的にライトの背に預け、『引き出し』たMPポーションを飲みながら、用があるならはよ言えや、とばかりのそっけない態度で返す。

 そういう態度が、いちいちアジーンの神経を逆撫ですると、わかってやっているのではないかと思わせるほど的確であるが、実際は相手の感情になど頓着していないだけである。

 ナインなどにしてみれば、こちらのアルリールのほうがよっぽど見慣れていて、寧ろ最近のアルリールの方がまだまだ違和感満載と言った感があるのだが、アジーンにそんなことが解るはずもない。


「『人喰い』アジーンなんてPKに用はない・・・と言いたいところですが、一つだけ質問があります」


「ちっ、識ってて林檎農家扱いかよ、例の噂についてか?」


「そんなことはどうでもいいです、知りたいのはたった一つ・・・貴方がPKをする理由です。

 相手が悔しがるのが楽しいのか、同じ条件の相手と戦うのが好きだからなのか、攻略法を整えて戦って完勝するのが面白いのか」


 薄ら寒い笑みを浮かべる相手を、凍てつく視線で貫きながら、『氷の魔女』は質問を投げかける。


「強ぇ奴と戦うのが好きなんだよ」


「プレイヤーキャラクターを殺すという、背徳感も理由ではないと。

 だから、いまそんな不満気な顔で居るのですね、納得しました」


 舌打ちをするアジーンに、ナインが腕を組みながら、どうにもわからないという表情を浮かべた。


「さっき倒した相手だって、レベルも装備も悪くない、中には攻略組だって居ただろ?」


「レベルだのステータスだの、使えるスキルだ魔法だって、そんな数字上でいくら強力な攻撃でも防御でも、真正面からぶつけて力押し、なんてスタートラインにも立ってねぇ弱者の話されても、正直困んだけどよ」


 然りげ無くミリアに差し出されたタオルを、おう悪ぃな、と礼を言いながら受け取り、乱雑に返り血を拭きとっていくアジーンに、いえいえ、とにこやかにミリアも返す。


「俺様が言ってんのは、その二段上の『強ぇ奴』のことだ」


「『ゲームで遊ばせてもらってる奴』の二つ上、かよ」


「だからお前ぇは相手にしねぇが、そっちのクソエルフには用がある。野菜共は全員引っこ抜いてきた、次はお前が相手してくれんだろ?」


 凶顔を更に凶悪に歪ませながらゴリゴリと音を立てて肩を回し、今にもアルリールに跳びかかりそうなアジーンが、一転して不機嫌そうな表情を顔に浮かべベルティータを睨みつける。


「このタイミングでパーティに誘うってのは、一体どういう了見だチビっ子。

 まさか俺様に、喧嘩するな、なんて指図してんじゃねぇよな?」


 ぶんぶんと銀の長い髪が左右に振れるほど大きく首を振り、『探索隊』のリーダーを手招きして、わちゃわちゃと身振り手振りしだす。

 すかさずそれをミリアが、同時通訳的な速度で通訳し、相手の顔を困惑に歪めさせた。


「取り敢えず、此処からはもう移動する、広くて戦える・・・『闘技場』みたいな所に行きたいから、今すぐ案内して欲しいそうです」


「それは、この人間も連れて、ということでしょうか?」


 あからさまな嫌悪の表情で、アジーンを見やりながら答えるダークエルフに、ベルティータが身振りを返す間を与えず、ミリアがピシャリと言い返す。


「ビューローさんは、なぜ姫様にそんな質問を?

 もしかして姫様をバカにしているんですか?それとも私が疑われているのかな?」


「決してそのようなことは、大変失礼いたしました。おいっ」


 謝罪の言葉を口にするなり、『探索隊』の術師を呼びつけ、慌てて転移座標を伝えさせる。


「常闇の宮とは少々離れておりますが、そこでならば余計な邪魔は入らないかと」


「りょーかいしましたっ!皆さん取り敢えずここに居ると無限湧きなので移動みたいです」


 ギルド会話に向けてミリアが呼び掛けを行い、エイトに向けて転移座標を告げ、後の指揮はお願いします、とお辞儀して丸投げる。

 ベルティータ語を理解できるミリアだが、ギルドメンバーに対して指示をすることを積極的に避ける様振る舞った。

 彼女が通訳すればベルティータの意志を、直接的にギルドメンバーに使えることは出来るのだが、その真偽を誰にも判断できない以上、今のように呼びかけることはあっても、直接的な指示することをミリア本人が嫌がって、エイトかジゼに基本丸投げることにしているのだ。


 故に、ミリアの通訳によるベルティータの言葉は、あくまで指標であり絶対遵守の命令ではなく。

 ベルティータが望むものと、エイトとジゼの二人が下した決定が真逆のものであった場合、「ダーク・クラウン」の行動は、姫でありギルマスであるベルティータの希望ではなく、エイトとジゼの下した命に従う。

 そうであることによって、ベルティータはミリアに悪意が向く事から護り、ミリアもそうすることでベルティータに悪意が無くことから護ったのである。


 言い換えるのであれば、ミリアはベルティータという女神の神託の巫女に成ることを望まず。


 ただただベルティータという姫君のメイド――本人曰くは侍女――であることを望んだのだ。


 故にいまも、能天気で相思相愛的な主従関係である二人は、相変わらず二人して低レベルのままでありながら、ギルドの皆に愛されているのである。


「皆聞いての通りだ、転移順は此処に来た段取り通り。先遣に3パーティ、安全確認ができ次第残り全員で跳ぶ」 


 エイトの説明の終わりとともに、何の掛け声をも必要とせず3パーティが音とともに姿を消し、すぐさま安全確保の報告がなされ、全員が血の海地獄と化した南国リゾートから姿を消した。

 余談だが、その後にアルリールの予測通り、余り間を置かずに姿を現した第三陣は、転移直後目の前に広がる地獄絵図に声も出ないほどに驚愕ししばし硬直する。

 その事は突発事態に対する対応力が、先の襲撃者たちより低い事を露呈しており、結果的に間に合わなかったおかげで、犠牲者名簿に名を連ねずに済んだといえた。 




 ☆ ☆ ☆




 転移後、視線のアジーンへの集中は避けようがなく、仕方がないとエイトが苦笑いを浮かべ、一歩を踏み出す前に馬がアジーンの目の前に進み出で、不敵な笑みを浮かべて睨みつけ始める。


「で?結局どうすりゃ満足だ手前ぇは?俺らに売りてぇなぁ恩か?喧嘩か?両方か?」


 誰もが疑問に思い聞きたい事を、酷く直線的に口にし真っ向からぶつけるライトに、驚きと思案が混じりながらも、アジーンの反応を黙って待つ周囲からの視線と圧力は高まるばかり。

 見えてこないのだ、此処まで来て尚アジーンの本心が。


 ベルティータを助けたいのか、倒したいのか。

 味方なのか、敵なのか。

 此処で殺し合うのか、話し合うのか。


「用はねぇし、殺る気もねぇから雌馬のケツでも追っかけてろ。いま俺様に用が有んのはチビっ子の方だろうが、見てわかんねぇのか馬野郎」


「あんだとこの筋肉ダルマッ、おう姫さんコイツ踏み潰すからちょっと揺れんぜ」


 簡単に挑発に乗り、鼻息を荒くするライトの眉間に、軽く重低音とともに手刀をめり込ませながら、ゼフィリーがアジーンの方に逆の手で親指を立ててみせる。


「駄馬にええケンカの売り方や、ウチに勝てたらアイツと戦わせたるよ。それでええやろ嬢?」


 ピコピコ耳を上下させ、取り出した指輪をゼフィリーに向かって投げると、指輪は見事に明後日の方向へと飛んで行く。


「届かないやとか、飛び過ぎだとかやなく、なんで左へすっ飛んでくねん……」


 額を押さえながら逆手を上げると、指輪は空中で向きを変えゼフィリーの手の中に収まる。

 手の中にある『たそがれの指輪』を眺めながら、ゼフィリーが悪い笑みを浮かべていく。


「ウチに勝てたら誰でも好きな奴と戦わせたる。

 ただしっ、負けたらコイツ嵌めて、ウチらと殺りあうんはご法度。どや、受けるか?」


 ドンと張り出した胸を、殊更強調するように突き出しながら、ニヤニヤと嫌ったらしい笑みを浮かべ、もし勝てたら乳ももましたろか?などと、ケラケラ笑いながら付け加える。


「お前、もしかして俺様のことを舐めてんのか?」


「おう、めさめさ舐めとるっ!

 ぶっちゃけ楽勝過ぎてつまらんから、最初の一発は何もせんで喰らおう思っとるわ」


 ・・・じゃぁ死ね、というアジーンの返事は、ゼフィリーには聞こえなかった。

 青白い闘気をまとう右腕が、ゼフィリーの頸から頭をもぎ取り、遥か後方の壁まで吹き飛ばしてしまったために。

 鈍音を立てて石壁にぶつかり、そのまま石畳を転がる頭に、音はみな殺され沈黙が強いられる。


 直後、大爆笑が沸き起こった。


「よ、良かったじゃねぇか……更に小さくなれて……デカ女卒業した甲斐があったなっ!」


 涙を流しながら嘶くように大笑いするライトを筆頭に、『探索隊』以外の皆が、スゲー飛んでったな!だの、指輪と同じに自分の頭も引き寄せれば?など、誰一人心配する様子もなく腹を抱えて笑い出す。

 ベルティータは目を見開いてポカーンとその光景を見つめていたが、ポムポムとちまい手でライトの頸を叩き、ゼフィリーに頭の方を指さした横でナインが、ゼフィリーの頭に無かって手を振りながら声を掛ける。


「姐御どうする、おれ拾いに行こうか?」


「いや平気や、ちょっと転がりすぎて目ぇ回ったが問題ない」


 答えるなり頭のない身体がノシノシと歩き始め、頭を拾い上げて頸の上に据え付ける。

 と振り向いた瞬間、ニタリと真紅の瞳をアジーンに向け、『たそがれの指輪』を投げつけた。


「あかんでー、こんな美少女の顔殴ったら。せめて腹にしとき腹に。

 それとは別にやっぱ楽勝やったな、『死ね』いうといて殺せんかったお前ん負けや」


「いや凄ぇなお前、脳筋野郎の【アサルト】【スピリット・バーン】【ドレイク・ファング】のスキル同時起動なんて、アホみたいな攻撃喰らっといて死なねぇのも凄いが。

 頭ふっとばされておいて、相手に『お前の負け』って言い切れる図々しさがパネェわ」


 どう考えても凄惨な殺し合いに発展する状況、だというのに被害者もその友人たちも、笑いながら冗談とも本気ともつかない掛け合いを平然とし。

 たった今起こった出来事を、大ウケした隠し芸程度にしか見ていないと言う事実に、アジーンが悔しそうに舌打ちする。


「種族特性計りそこねたソイツが悪いだけやん、ウチなーんも悪ないで。

 それとも最初から勝てんようなっとった勝負やから無効、とかみっともない事言い出してみるか?」


「クソ女狐・・・今回の勝負には負けたが、俺様は手前ぇに負けたとは思ってねぇぞ」


「わあっとる。でも約束は約束、身内に手出しはご法度、これは死んでも守ってもらうで」


 アジーンが『たそがれの指輪』を嵌め、転生の繭に呑み込まれると、ゼフィリーの額がちまい手でぺちりと叩かれた。


「もっと平和的に誘え言ってたんはわかってる。でもな、敵性種族の個体性能が凄いんは見せとかなあかんやろ、やないと繭ん中でこっち恨んで仲間になれへんから。それやるのには、やっぱウチが一番適任やったんや。

 反省しとるから叩かんといて、嬢に叩かれるといとうてかなわん」


 両手を合わせ必死に拝むゼフィリーに、ブンブンと首を振って、ちまい手がエイトを指さし、ゼフィリーの頭をぐいぐい下へと押す。

 そこで漸く、ベルティータが何を言っているのか、ゼフィリーは理解した。


「あっ、そやから指輪は明後日の方飛んでったのか!アカン本格的に凹む……ギルドのことやったのに、何の相談もせずに勝手にメンバー増やしてもうて、すまん」


 頭を下げるゼフィリーの横で、ベルティータがわちゃわちゃと身振りを始め、終わると先程のゼフィリーを真似するかのように、両手を合わせてエイトを拝みだす。


「ベルティータ姫は我等の姫なのですから、たまには我儘を言ってもらえねば、我々としては寂しい所。

 たしかに今回ゼフィリーは、少々軽率で横紙破りな行動を取りましたが。もし私が彼をギルドに受け入れるべきではないと判断していたなら、是が非でも止めていました。ですので、ふたりとも顔を上げてください」


 肌の色や種族が変わろうと、エイトは変わらずエイトのまま。


「それに、彼は対PC戦闘においては、我々より遥かに経験豊富な先輩です。講師として一席ぶってもらうには、最高の人選だと思ってますよ」


 エイトの返答に対し、ベルティータが左右に首を傾げると、すぐ横に浮かぶミリアに何かを伝えようとわちゃわちゃ動き出す。

 それを見ていたミリアの表情が段々と困り顔になっていき、そんなミリアの様子に、エイトの隣にいるジゼが眉をひそめる。


「ミリア、姫様は貴女になんて言ってるのかしら」


「多分、師匠はちゃんと姫様の言っていることを、読み取れてます」


 ミリアはジゼの浮かべた表情をみて、あははは、と頭を掻きながら、直接言葉にする役をジゼに押し付ける。

 はぁ、と深くため息を付き、軽く睨むことで、ミリアの狡さを許しながら、ジゼは自らの額に手を当て米噛みを揉む。


「……『何で対PC戦闘の講習が必要なの?』」

「です」


「……姫様、そこにお座りなさい」


 疲れた表情のジゼに言われ、もう座ってるよ、などとこましゃっくれた子供のような事を言わず、ベルティータが素直にライトの背中に正座する。

 大きなツリ目の中で、濁りのない金色の瞳が真っ直ぐに向けられ、何処かワクワクしたベルティータに、ジゼの表情が一層困惑しつつも、今にも何か言い出しそうなゼフィリーを視線だけで止め。

 返した結論は・・・


「……なんでだろうね?」


「師匠、しっかりしてくださいぃ」


 情けないミリアの悲鳴。

 ジゼは少し可笑しそうに肩をすくめると、エイトとグライフ二人の間を、幾度か視線を往復させ。


「何で必要なのか、姫様に教えてくれる?グライフ」


 実質的なギルマスではなく、『大賢者』を指名する。

 何故なら、エイトを指名した時に帰ってくる答えはジゼには――いや、大半のメンバーには予想できる。

 何しろ、彼のつくったギルドの名前は『パラベラム』なのだから、出来ないほうがおかしい。

 それはつまり、ベルティータにも当然予想ができるということであり。

 エイトの答えが予想出来て尚、ベルティータの疑問は消えていないということだ。




「対話と言うものは、信用を秤にかけた、非物理的な戦争の一形態、と言う認識はお有りかなベルティータ姫?」




 身を屈め、巨大な顔を寄せながら、深く知性を湛えた三対の眼の主は、静かに語りかける。

 そこには、世に良く唱えられ、根拠を開示された試しのない『話せばわかる』と言ったような、議論の拒絶や意思の強制は無く。

 それどころか、会話と言う手段が最も平和的である、といった共有幻想にすら否定的に響いている。


 ブンブンと振られた銀の髪が、絡んでこんがらがり始めている事にも微笑ましげに、続きを黙って待つ幼女に、巨大な竜はゆったりと語るを続けた。


「ではその辺りは後日するとしようか。

 今は少し優しいところから。会話が成立しない相手、状況というものは存在する。たとえば殺す事に対しなんの疑問も感情も持たずに、作業として行う者達には、交渉の機会すらない」


『そういうものだから』と、敵を倒し経験値を得て来たもの皆に、自裁の剣が胸に突き立つ。

 そんな中、ベルティータのちまい指が、未だ繭の中にいるアジーンをつつくようにするのを、グライフは然りと肯定する。


「其の者は違う。

 だが其の者が全て正しい、と言う訳でもまたない。そも絶対的な正しさなどと言うものは、幻想に過ぎないのでな」


 再びベルティータが首を左右に傾げ、じーっとグライフの眼を真っ直ぐに視詰める。

 澄み切った金色の瞳の奥底から、縦長の瞳孔が覗き込んできているのに、グライフは逆にあまりに澄み切りすぎた其処へ、自分が墜ちて行くような錯覚に陥る。




 なら何どうして、ドラゴンになる事を選んだの?




 問われてはいない。

 彼等の姫は言葉を発した事は、未だないのだ。

 故に、この問いはグライフ自身の内から出た言葉。


 そして、こうまで明け透けで、真っ直ぐに向けられた眼を、巨竜は躱せない。


 である以上、グライフはベルティータに、勝つ術は無いのだと、心の内で白旗を上げる。


 対話を成立させる為には、相手に脅威を感じさせる存在でなければならない。

 心を込めて、誠心誠意話し掛ければ、相手が聞く姿勢になるというのは、ただの希望的感情論で。

 最初から相手に聞く気が有ると、強力である為に蔓延った、甘い夢物語だ。


 始まりの街で、ベルティータの日常がどんな様であったのかなど、巨竜には聞かずともわかっている。

 それで有るのに、『対PC戦闘』に備える必要性が解らないと言うベルティータに、どんな言葉なら届くのか?




「姫と世界中の何処にでも散歩に出かけ、昼寝を出来るのに最も便利な姿故」




 『大賢者』の返答に、ぽんっとちまい手を打って。

 無邪気な笑みを浮かべたちまい王女は、それだけで素直に納得したのだった。


 2016.10.14追話

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