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非リア充の学園ラブコメ?!  作者: Tokita
一章 東浦稚依
9/10

第8話 涙の秘密とヒーロー

え?!もしかしてあのまま殴られたかったのかな?ドMとか。


「なんで、助けちゃいけなかったんだ?」


「だって、ヒック、中途半端に助けられると後が怖いんですよ!!!」


「トッキーにはわからないかもしれませんが!こっちはずーっといじめられて来て、些細なことで殴られて来て!周りの生徒は関わりたくないって言って友達いないし!先生からも見放されるし!私は悪いことしてないんですよ!!!なんで、なんでいっつも皆見て見ぬ振りをするんですか?こっちは今までひとりぼっちで耐えて来たっていうのに!!そして今頃中途半端に助けに入ってくる奴もいるし!!あーあ、これで後から何をされるか、、、ヒック分かってんですかね!!!」


あー、分かった。分かっちゃった。要するに稚依ちゃんは助けて欲しかったんだ。でも、もう人を信じられなくなってんだ。見放され、見捨てられ続けた稚依ちゃんの心はもうズタズタなんだ。だから、こういうときは思いのままをありのままぶつけてやる!!


「稚依ちゃんはさあ...中途半端に助けたって言ったじゃん。でも、いつ、どこで、誰が、もう二度と助けないって言った!もし、これから稚依ちゃんがいじめられてるのを聞いたり見たりしたら、助けてやるよ!勝手に切り捨ててんじゃねえよ!そして、これからはボッチなんかじゃねえ!俺が側にいてやるよ。稚依ちゃんが望むならなんだってしてやる!!十分休みだって、給食の前だって、昼休みだって、稚依ちゃんの教室まで迎えに行ってやる!!!今まで俺が言った言葉が全部信じられないんなら、全部実行してやる!!だから、人間を見捨てないであげて。確かにいままでずっと裏切られて来たかもしれない。だけど、俺が今まで以上に、てか、どんな犠牲を払ってでも地獄の底から引っ張り上げてやるから!!!ちょっとは俺を信じろよ!」


「..ヒック、そう言ってくれるのは嬉しいけどどこに証拠があるってんですか?!もう、こっちは何回も何回も裏切られてるんですよ!!だからちゃんとした裏付けが欲しいんです!!そうですね、今、涙と鼻水だらけの私に抱き付いて見てくださいよ!!見てる人もチラチラいるし無理でしょう!それでも、あそこまで言ってくれて、ありが、ヒック、ございました。」


はーっ、だから何で話を勝手に終わらせちゃうかな。てか、抱きつくとか余裕だし、こちとら彼女すらいねえんだからな!!


「おいおい、話を勝手に終わらせんなよ。稚依ちゃん。」


と、言って俺は、、稚依ちゃんの体に腕を回して思いっきり抱きついてやった。いや、別に下心は皆無なんですのことよ。


「え?!」


お、稚依ちゃんビックリしてる。


「なんで、なんでトッキーはここまでしてくれるんですか?期待しちゃうじゃないですか。これ以上高望みをさせないで下さい。」


「ああ、稚依ちゃん。いいよ高望みして、期待して全然いいよ。だって、絶対に裏切らないから。」


二人とも語気が落ち着いてきた。でも、本当にびっくりした。稚依ちゃんがこんなに深い闇を背負ってたなんて。だから、絶対に救って見せると、目の前で泣いてる少女に心の中でそっと誓った。


キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン


昼休み終了のベルがなった。そういやこれ全部昼休みの事だったな。


「んじゃ、稚依ちゃん。クラスまで送って行くよ。」


「え、本当に送ってくれるんですか?本当に?」


「おう!」


「んじゃあ、お言葉に甘えて。」


こうして、俺たちの長い長い昼休みが終わった。でも、本当に長いのはこれからだっていうのをまだ知らない。


ちなみに、神時は五時間目の授業に遅れたらしい。


えーっと、もうちょっとで、この章も終わる予定です!

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