第9話 ヒロインの恋心 東浦稚依視点→神時視点
これで一章は終わりです
あの喧嘩から一日がたった。昨日は結局あの後帰るときに一回トッキーが来てくれて一緒に帰った。はっきり言ってトッキーの言葉は超嬉しかった。でもって超恥ずかしい、私だって一応乙女なのに男子の前で泣き顔を、、しかも罵倒しちゃったし。と、こういう感じの複雑な心境のため今私は学校に行くのが億劫です。だって、昼休みどころか十分休めでさえ来てくれるって言ってたし。嬉しいけど迷惑かけちゃうのもな、みたいな。そして、一番大事なのは多分私がトッキーの事を好きになっちゃったみたいってこと。いや、チョロインってのは分かるんだけど初めて自分の事を真剣に考えてくれた人だし。それで顔も合わせにくい。どーしよ、どーしよなんかクラリネット壊しちゃった子供の気分がわかるわ。それはちょっと違うか。まあ、学校をサボる訳にはいけないんで行くんですけどね。トッキーにも会いたいし///。
「お兄ちゃんじゃあ行ってくる。」
「おう!」
お兄ちゃんとは別々に登校です。なんせ、お兄ちゃんは彼女と登校ですから。いいご身分のこと。私なんて、昨日なぜあの状況で抱きつけれたのか?って聞いたら、ああ俺彼女いねえんで周りの目とか関係ないし、って言われたのに。まあ、其の後にもちろんお前を助けたかったのもあるけど、むしろそっちの方が重要って言われたけど///。
なんて惚気てると、彼が校門で待っていた。
「あ、トッキーじゃん。おはようございます、先輩。」
「先輩って...あれ?でもよく考えたらそっか。でも気持ち悪いからトッキーにもどしておくれ。」
よく考えなくても先輩なんだけどな...相変わらずなんか抜けてる。それに気持ち悪いって。
「せんぱーい。先輩!先輩先輩先輩!!!」
「うげっ。どうした急に?!」
「ああ、もういいです。さっさと行きましょ。」
「あ、後、今日からは帰り道と昼休みだけでいいですよ〜。教室に来るの。」
「え、なんで?」
「えー、だって昨日の放課後、先輩、三年の人たちと喧嘩してたじゃないですか。見てたんですよ。」
「お、おう。まじかよ。にしても、もうトッキーじゃないのな。」
「いえ、なんか先輩って呼びたいんで。」
「まあ、いいけど。」
いやあ、にしても稚依ちゃん雰囲気変わったなあ。なんか、いいことあったのだろうか?まあどうでもいいか、授業に遅れるわ。
やっべー、まじやべー。




