第2話 友達
完璧な、無駄がないスリムな自己紹介(自称)を終えた後、悲しく先生にスルーされ、クラスからは拍手すらないまま席に着く。
「俺の名前は奥西神時、東浦と庵同だっけ?よろしく!」
後ろと、更に後ろの席にいる奴らに挨拶する。さっきの挨拶は不評だったが今回はOKなようだ。
「始めまして、東浦天承です。それと、こいつが庵同羅機だから。よろしくな、奥西」
「よろしくな、東浦、庵同」
なんか、直感で思った。こいつらは仲良くなれると、俺と同じオタクの血が流れてると。
なんやかんやで学校が終わり、初日は無事?に終了した。だが、2日目からが不幸の連発だったのだ。
〜2日目〜
朝起きる、顔洗う、家を出る。ここまでは良かったんだ。だが、ここからが不幸の連発だった・・・まず、マンションの玄関で幼馴染の東穂みら(とうほみら)に会い、雨が降ってるのに傘を学校に忘れたと言われ←(俺の扱い方知ってやがる)まあ、雨はそんなにひどくないので貸してやったら、みらと別れた10m後ぐらいに雨が土砂降りになるし、これが昨日だったらまだ半日授業なんで我慢出来るが、運の悪いことに今日は4時まで学校がある。てか、この制服でデビューして二日たってないのに汚れてしまった・・・
「運がねーーーーーーーー!!!!」
って、誰もいないのを確認して叫んだら、かげから人が五人ぐらい出てくるし、そのあとヒソヒソなんか喋ってたし。(バカとかアホとか聞こえたぞ、おい)本当に運がないよな。運がないのは今更なのであきらめたが、できれば制服は、諦めたくなかったわ。とかなんとか、考えてるといつの間にか教室の中にいた。おー、気づかないうちに移動とか俺も瞬間移動に目覚めたか?ついに、白井◯子さんみたいになったか?いつか、お姉様にであえるんじゃね?
「おはよう、奥西。」
「おはよう、庵同。朝練が終わった後とか?」
庵同は、大きなラケット入れに、テニスボールを数個手に持っていた。朝から超汗だくだくだし、お疲れさんです!
「そうなんだよ、見たらわかると思うけど、俺テニス部でさ。そういや、お前何部に入んの?」
「テニス部、卓球部、バトミントン部のどれかかな。でも、塾の時間の都合上夜遅くまで練習あるのとかは無理だからまずは見学からってとこかな。」
まあ、実際のところ部活の候補は、この三つにさらに帰宅部が加わるけどな。言ってないけど、帰宅部が最有力候補だし。
「そっか、じゃあ奥西、テニス部にも見学こいよ。」
庵同が言ってくれる。おー、優しいやつじゃん。今日、朝俺から傘を奪い取った誰かさんとは大違いだわ。こちとらまだ根に持ってんぞ。すると、急に庵同がジロジロ見てきた。まあ、みんな気になるわな、こんなぐしょ濡れじゃ。やっぱ、ぐしょ濡れの件について聞いてくる。
「なんで、お前そんなぐしょ濡れなんだよ。傘もってないのか?」
「まあ、色々不幸という名の運の悪さがまさかのフィーバーっちゃって」
「おいおい、不幸フィーバーって上条さんかよ」
ボソッと言ったつもりなのかもしれんがモロ聞こえとるぞ!てかそれよか、、、
「禁書○録知ってんの!!上条さんって幻想殺○のでしょ。」
言って思ったがこれ違ったらボッチ決定コースじゃね?まあ、そんなのも杞憂だったらしく、
「え!お前も禁書知ってんの?おい東浦!こいつ禁書好きなんだって!!」
「え?まじ!奥西お前禁書ファンかよ!」
キラキラした目で二人がコッチを見てくる。
でもこの気持ちは分かる気がする。同じアニメとか見てるやついるとテンション上がるよな。
「まあ、ラノベ全巻持ってるぐらいだし。ファンっちゃファンだわな。」
どうでもいいけど、旧約、新約合わせて32巻って多くない?地味に高いし。
「いいなあ、小説欲しいんだよなー」
「んじゃあ、今週の土曜3人でアニメ○ト行く?」
「そうするか!」「了解」
と、こんな感じで二日目が終わった。友達出来てよかったー。
と言うわけで主人公はバリバリのオタッキーでーす。にしても禁書いいよね。この作品がつまらないなら、、、まずはその幻想をぶち殺す!!なんちってー




