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-29- 音楽

 私達の暮らしに欠かせないのが音楽です。最近の殺伐とした時代背景にはすでに無くてはならない価値があるように思えます。音楽は人々の暮らしの潤滑剤となっているようです。そんな訳で、今日は音楽の価値のお話にしました。

 種村の家族は三世代が同じ屋根の下に集う、最近では珍しい暮らしをしている。総計二十人ばかりで、食事も大部屋で、三代別々だった。全員が集う場合は、いわば集会の様相を呈していた。そんな種村家にとって、音楽は欠かせない生活要素の一部となっていた。朝六時には全員起床のBGMがスピーカーから大音量で流れ、家族全員を目覚めさせた。三世代の家長はそれぞれ働きに出る。子供達は纏まって通学を始めた。残った家族は、これもまたそれぞれに農作業や家事に分かれて働いた。昼を告げるBGMが流れ、一日の終わりを告げる夕方六時のBGMと、音楽は種村家全員の生活を潤した。

 かくして、種村家の人々は、それぞれ全員が音楽に対する何らかの価値を感じながら日々の暮らしを続けていった。

 音楽が生活を潤す種村さん家(ち)は今どき珍しい大家族で、いいですねっ! 羨(うらや)ましい限りです。^^


                   完

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