↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
2/25

-2- 衣類

 着たきり雀・・という表現がありますが、衣類は好むと好まざるとに関わらず身に着けねばなりません。家の中はともかく、外では罰せられますからね。^^ 着尽くされた古着でも、新しく高価な衣類より価値がある物もありますから、評価が分かれるところです。

 池山は衣類には無頓着な男で、ほとんど買うことがなかった。買った衣類といえば数えるほどしかなく、ほとんどが二十年以上前のものだった。二十年以上前の衣類となれば当然、破れたり綻(ほころ)びたりもする。だから池山が身に着けた衣類は、下着も含め幾つも裁縫の痕跡があるものばかりだった。それでも池山は、そんな衣類に価値を認め、満足して日々を過ごしていた。

『私らは幸せものですよ…』

『ええええ、フツゥ~~なら、とっくに捨てられてますからね』

『そうです。私らは特別養護老人ホームに入ったお年寄りのようなものです』

『それは言えます…』

 衣類達は収納ケースの中でブツブツと囁(ささや)いていた。そんなこととは知らず、池山は今日も古い衣類を身に着け、日々の生活に向かうのだった

 衣類も古くなれば綻びたり破れたりしますが、修繕すればまだまだ身に着けられます。それでも、時折りは購入して新しい衣類を身に着けたいものですね。^^


                  完

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。