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-2- 衣類
着たきり雀・・という表現がありますが、衣類は好むと好まざるとに関わらず身に着けねばなりません。家の中はともかく、外では罰せられますからね。^^ 着尽くされた古着でも、新しく高価な衣類より価値がある物もありますから、評価が分かれるところです。
池山は衣類には無頓着な男で、ほとんど買うことがなかった。買った衣類といえば数えるほどしかなく、ほとんどが二十年以上前のものだった。二十年以上前の衣類となれば当然、破れたり綻びたりもする。だから池山が身に着けた衣類は、下着も含め幾つも裁縫の痕跡があるものばかりだった。それでも池山は、そんな衣類に価値を認め、満足して日々を過ごしていた。
『私らは幸せものですよ…』
『ええええ、フツゥ~~なら、とっくに捨てられてますからね』
『そうです。私らは特別養護老人ホームに入ったお年寄りのようなものです』
『それは言えます…』
衣類達は収納ケースの中でブツブツと囁いていた。そんなこととは知らず、池山は今日も古い衣類を身に着け、日々の生活に向かうのだった
衣類も古くなれば綻びたり破れたりしますが、修繕すればまだまだ身に着けられます。それでも、時折りは購入して新しい衣類を身に着けたいものですね。^^
完




