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改造依頼と大きな違和感

「駄目かい?」


うーん。確かに興味はある。此奴の粘液を使えれば面白そうなものが造れそうだけど、


「うーん。興味はありそうだけど難色を示しているみたいだね」


といって次々に新しい図鑑を出していった。


「じゃあこの子はどう?ポーターリザード。この子は鱗の間に岩や鉱石を挟むための隙間が空いてあるんだよ。どうだい?面白いだろ?」


確かに興味深いな。これを籠手に使ってナイフを射出する武器とか面白そうだ。


「何それ!面白そう!いつか見たいから是非とも作ってくれよ!」


・・・ってかさっきからこいつ人の心の中読んでないか?


「?まあ読んでるよ?君の心は非情にわかりやすいからね」


いや。勝手に読むなし。読心料金取るぞ。


「っくっふふ君面白いね。それならこれ以上読まないようにしておくよ。料金取られたくはないからね」


ぜひそうしてくれ。


「だけど君は心の声が駄々洩れだよ?気を付けないと僕みたいに心を読む人間も魔物もこの世界にはごまんといるんだから」


そうか。気を付けるとしよう。


「そうそう。気を付けてね」


おい、心読むな。次から一言読むごとに金貨一枚請求するぞ?


「ああ、ごめんってだからへそを曲げないで」


ハイ金貨一枚追加ー。


「だーかーらごめんって」


・・・冗談だ。だがあまり気持ちがいいものじゃないから気を付けてくれ。


「うん分かったよ。それより本題に入ろうか」


「本題とは?」


「あ、やっと返事してくれた!°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°」


「それで本題ってのは?ってかさっきも聞いたと思うんだがお前は何者だ?」


「僕は何者なんだろうねぇ。いや、人は自分が本当は何者のかわからないのかもしれない」


「悟んな。さっさと質問に答えろ。俺の心を読んだ代金はそれでチャラにしておいてやるから」


「ぶ~。ノリが悪いなぁ全く。レックスって覚えているかい?あの重たそうな髪型の」


といってそいつは両手を上げてリーゼントを形作る。


「僕はあいつの旧知の仲さ。要するに友達?ってわけ」


ふーんそうか。


「ちょっとー何だよその塩対応は!ヽ(`Д´)ノプンプン」


「資料室では静かに。じゃなかったか?」


「あ、そうだね。分かったよ静かにしておくよ」


と渋々本に目を落とした。はぁ。やっとこれで静かに調べ物が出来る。えーっとアサシンシュライク、アサシンシュライクっとあった。湿地に棲み岩を魔法で加工した槍を羽の中に収納して獲物目掛けて射出して仕留める。

 その羽は一メト(一メートル)の槍を入れても重さが変わることはなく、中は収納が出来るようになっている。此奴だ。


「おや?アサシンシュライクかい?面白い魔物を見つけたね」


「そうか?ってかさっき静かにしろって言わんかったか?」


「ああ、そうだったね。ごめんごめん」


じゃあ次に本をっと編み物指南書をーっと。…ってかどうしてこの資料室にはこんな趣味の本が置かれてあるんだろうか?他には何故か恋愛小説とか冒険譚何かが大量に置いてあるのは何だか二ホンの図書館を彷彿とする。…二ホンって何だっけ?


「あ、魔物の素材と一緒に編むのならいい素材があるぜ?」


あん?何でそう思ったんだ?


「どうしてそう思った?」


「そんなこと簡単だよ。君の目の前に置かれている本を見たら一目瞭然だよ」


「それよりさ、こいつはどうかな?鳥の魔物を使った織物にはぴったりだよ」


と言って指をさしたのを一応見て見ると機織りガエルの近縁種であり、羽衣ガエルという魔物だった。


「こいつは動物などの毛の生えた魔物を粘液で糸に変化させて、そいつの素材の魔力を高める効果を持っているんだ」


?どういうことだ?


「分からないって顔をしているね。ハイドジャガーは知ってるかい?アイツは姿を消せるだけで、臭いまでは消せないんだけど、羽衣ガエルの力で見に纏うと臭いまで消すことができるんだ」


ほう?それはそれは面白いな。ってか欲しい。


「けど、お高いんでしょう?」


「ところが、その粘液あるんだよなぁ今ここに」


といって薄ピンクの粘液が入った瓶を取り出した。


「へぇーそう」


「何だよーそんなに薄い反応しないでよー。それより欲しい?売ってあげようか?」


「あん?売ってくれるのか?周囲の視線があれだけど」


そう。今気が付いたが周囲の視線が何かおかしい。期待の眼差しや、不憫な奴を見るような眼を向けている。


あん?どうしたんだ?


「うん!いいよーそうだねーあ、君って確か武器を自作するんだっけ?それにほかの物もいろいろと」


まあそれは隠してないからいいけど。


「そうだねーじゃあそれで武器を造って欲しいんだ。後何か別の物も」


あん?そんなことでもいいのか?


「そんなことでいいのならいいぞ」


「それならいいよ。じゃあこれ。はい♪」


と言って手渡された小瓶を受け取って取引成立だ。


「んで?俺は何を作ればいいんだ?」


「そうだねぇ。何を作ってもらおうっかなー。うーーんあ!そーうだ、じゃあ魔力を簡単に回復できるような何かを作ってよ」


「?それだけでいいのか?」


「うん!実はさぁ魔力回復のポーションってあれ全部飲まないと効果が無いんだよね~。それに滅茶苦茶不味いし」


といって苦そうな顔をしてうへえと舌を出した。


「ああ、分かったよ。じゃあ摂取しやすくて味もましなのがいいんだな?」


「うん!それでいいよ」


「分かった。出来たらどこで渡せばいいんだ?」


「うーんそうだなぁ。じゃあ受付にこれを見せてから渡してよ。それで大丈夫だ」


といってエンブレムが書かれたクロースを手渡された。


「ああ、じゃあここに包んで持って行くわ」


「じゃあねー」


といって自分が出した本と共に消えた。あれ?目を離してないはずなのに一体いつの間に消えたんだ?

 兎に角先に作るか。と俺はヒーリングタブレットを思い出してそれを作ることにした。薬屋に行って透明な青のポーションを手に取って数本購入した。

 帰ってから早速ヒーリングタブレット(魔力)を作ろっと。行程はヒーリングタブレットと同じでいいのかな?・・・いや、違うな何かが足りない?あ、レンティ粉がいるのかな?


1ビーカーに青のポーションを半分注ぎ込む。




2アルコールランプに火をつけてポーションを温める。




3少し気泡が出て来たところでミト粉を小さじ一、砂糖を小さじ半分入れる。


4さらにそこにレンティ粉を小さじ三を入れる


5軽く煮詰めて水が減った所でスライム粉を入れてさらに煮立たせる。




6とろみが出て来たところでエシタ粉を大匙2を入れる。




7しばらく待っておくと水分がほとんどなくなったのでビーカーを火から遠ざけて水で周囲を冷ます




8出て来た塊を取り出して砕いて小さく整形する。    完成!


・・・工程がほとんど一緒だな。まあ一緒のポーションだから同じでいいのかな?じゃあ早速ーってあ、もう夜か。最近日が落ちるのが早いなぁ。秋なのか?あれ?アキって何だっけ。

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