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クエスト形態と傭兵たちの反応

「おーい部門長俺は合格か?」


呆然としないでよースティンクさーん。


「お、おう合格だ。そうだな、これを受付に持って行けばギルド証を発行してもらえるぞ。ただしこれは傭兵ギルド限定だから商売をするためには商業ギルドの、街の公共の生産施設を使いたいのなら生産ギルドに登録が必要だからな」


なるほどね。わかりました。それよりこの状況はどういう事だろうか?何かみんなすごいざわざわと話をしてこっちを見てるのが気になる。


「それよりこれさ何でこんな状況になってんだ?」


「あいつだよ。レックスは試験官の資格を持つやつの中では上位に位置するレベルで強い。アイツを打ち負かせる奴はそこそこいるが、登録試験の受験者であいつに降参と言わせる奴は滅多にいない」


「それとそんな風に割れる武器は初めて見たんだろうさ」


へーこんな感じに変化する武器は初めてなのか。え?壊れたとか思わないのかな?


「あいつのパイプってやつは生産部門で作られている鉄剣くらいなら一撃で破壊することができる力がある。それをあれだけ打ち合えるのはその武器がいかに優れているかを見る最適な条件だろう。恐らくこれが終わった後でどこで買ったか誰が造ったかなど聞かれるぞ?」


うわぁ、めんどくせー。今気が付いた周囲の視線が俺に集中していてギラついた視線を向けている。


「わかった。とりあえずこの状況を乗り切ることにするぞ。じゃあ俺は行くから」


「お、おう分かった。がケイト・ワトソンとヤーディアには気を付けろよ」


不穏な声を後ろに聞きながらギルドの受付に向かった。

 受付にギルドカードの発行をお願いすると、しばらく待ってから手帳サイズのカードを持って来た。


「こちらがギルド証でございます。ギルド証は生産部門、流通部門、傭兵部門共通ですので、もしクロス様が商売をしたいや、武具などの職人業をしたいと考えた場合、此方を使えば使用できます」


「俺は自分の武器は自分で改造つくるんだが、それに鍛冶設備も自前があるんだがそれでも取らないと駄目なのか?」


「えーっとそうですね。そう言った事例は稀ですが、武器の登録上の関係で出来れば武器の情報だけでも教えていただけると幸いです」


……うーんそうだなぁ。仕方がない。


「それって調べるからしばらく預けて欲しいってことか?」


「はい。そうですね。出来れば材料や作り方なども…もちろんプライバシーは守ります!只指定依頼などを出す際にある程度の武器の情報を提示することがございます」


そういう事か。


「指定依頼を受ける際のメリットは何だ?」


「はい。指定依頼は通常の場合ですと常設依頼より報酬が良いのです。それと引き抜きなどもありますので出世も期待できます」


「それはしなくてもいいのか?」


「まぁ―生産部門の方々に睨まれることや、もしあなたの道具を取引した際に不具合があった場合その方の仕事に支障をきたしますよね。そうなると慰謝料のようなものを請求されかねません。その際の保証の関係で生産ギルドに登録することを推奨していますが」


「じゃあいい。生産部門に登録はしなくていい。傭兵部門だけでいいぞ」


「はい。では少々お待ちください。……はいこれで完了です。これから頑張ってくださいね」


ギルド証を受け取ってしばらく眺めた後でクエストを受けてみようと思い、掲示板を見たところほとんどの依頼がなく、常設依頼と書かれたものしかなかった。

 手帳に依頼の種類があるのでそれと照らし合わせてみると、常設依頼というのはその名の通り常に出ている依頼で出来高で報酬が上下する。基本報酬が低いので多く採集するのが常識。

 次に一般的なのは公開依頼だ。公開依頼というのは依頼人が達成できるなら誰でもいいという人が出す依頼で、常設依頼より報酬が高い場合が多い。子供のお手伝いから護衛などまで多岐にわたる。

 有名になった時に出始めるのが指名依頼、又は個人依頼と呼ばれる依頼で、一個人を指定してする依頼だ。公開依頼よりさらに高く重要度も高い。それに伴う責任も重大になってくるらしい。主に依頼するのは貴族などだ。

 ほとんどないが、緊急依頼というものもある。それはモンスターハザードという魔物が大量発生し、街を蹂躙するという災害や、凶悪な魔物が出た際にそれを対処しようとして出す依頼で、誰でも参加が出来、報酬もそこそこ高い。その代わりに命の危険が非常にあるという依頼だそうだ。

 ともかく常設依頼の街道の魔物退治と薬草採集を受けることにした。東口の街道が魔物が多いらしい。

 よし!初クエスト頑張るか!

主人公の地位が落ちるのはもう少し先です。どうせ地位が落ちるのならできるだけ高くしようと思います。

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