表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鉄と魔法  作者: コアラ
11/30

『殿(しんがり)』

マックスは大盾部隊の第二陣に押し出され、石槍部隊の目の前に晒されてしまう

鉄の鎧には効果が薄いものの突き出され、石つぶての的になる。

両腕で防いだが、鉄の鎧を穿たんばかりに襲われる。

「ぐぅっ!」

その威力は凄まじく、マックスを吹き飛ばす。

石の矢が2本飛んで来た。

1本は弾いたが、1本は腕の鎧の隙間に突き刺さった。

「ちっ!」

(肉が締まる前に抜きたいが……出血が激しくなるな)

体力の配分を考え刺さったまま前に進んだ。

「オラァ!!」

自分を奮い立たせ、大盾部隊に襲いかかる。

王国軍の大盾部隊と魔王軍の大盾部隊がぶつかり合い。

混戦になる。

こうなると個の力なぞ意味はなさない。

数と戦略で勝る魔王軍が優勢になる。

が、石つぶては味方を巻き込むからか石の嵐は止んだ。

混戦の中、アインは風魔法使いを探していた。

(あいつか?)

後衛の魔法使いの後方に1人、部隊長とは別の魔法使いを発見した。

アインは自軍の魔法使いに指令をひっそり出した。

魔法使いは頷き、爆裂魔法を敵の風魔法使いらしき男に唱えた。


激しい閃光と轟音が轟き、取り巻きの魔法使いはバラバラになったが、確信した。

風魔法使いだった。

風が渦巻き爆裂魔法を防いでいた。

「弓兵隊放てぇ!!」

続け様に矢で射掛けたが、結果は同じ

風魔法で防がれた。

「マックス!奥に風魔法使いがいる!そいつが石つぶてや岩を飛ばしてるやつだ!叩けるか?!」

「こっちはこっちで忙しいんだよ!!」

「仕方ない、一度退けー!!」

全軍に後退指令を出した。

「俺が殿しんがりをやる!みんな退け!」

「1人じゃ無理だ!俺らも残るぜ!」

「傭兵魂見せてやる!」

他の傭兵たちも残り、本隊は後退を始めた。

「マックス!死ぬなよ!」

とアインは檄を飛ばした。


「野郎共!気合い入れろぉ!!」

「「「おう!!」」」

マックス達は僅か数十名。相手はおよそ数百。

生存の望めぬ撤退戦が始まった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ