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冒険者ー25

本編は3人で作る料理とケーンをスコット領主の対面になります。

フランソワの事も(笑)


ブックマーク・評価よろしくお願いします、特に面白いと思った方は是非に。

それからクリック出来る所は全部、気軽に押して行ってください、河童がそれは大喜びします(笑)

感想・レビューもお願いします。


それではお楽しみください

ほんの一瞬目を瞑っただけと思ったが、ハッと意識が戻った時にメイが部屋から出るのが分かった。

俺は皆を起こさないよう注意してベッドから起き出し、服を着替えて下に降りた。


厨房ではフィスが湯を沸かしていたので、フィスにパスタを頼んだ。

材料に肉が要るか聞くと要らないと言うので、黒い森特産の黄色をした拳大の木の実を用意した。

皮を剥き切り分けているとキーンが来た。

「遅れて申し訳ありません」と、言うので気にしなくていいと言って、切り分けた木の実を試食した。


「どうだ、何かに使えそうか」

キーンは「沢山有るのなら、これをサンドイッチにしたい」と言うので、6個用意した。

「サンドイッチは任せるから、他に食材は要るか」


ベーコンと葉野菜にチーズが欲しいと言うので、葉野菜を用意した。


「後は食糧庫にあるから好きに使ってくれ。

俺はスープを作るから」と、二人に言い、スキルに聞いて変わったスープを作った。


「あのフーさん、このトロミはどうやったんですか」と、フィスが聞くので、小麦粉を使ったんだよと答えると、更に聞いてきた。


「少量の小麦粉にスープを少しづつ足して良く混ぜるんだ。

良いと思うトロミまで、その繰り返すと出来るよ」


キーンも傍で俺が言うのをよく聞いていた。


「やはり3人で作ると本当に早いから大助かりだ」と、言う俺に「これが仕事ですから」と、二人から笑顔で言われた。


準備万端で様子を見に食堂へ行くとスーとメイが居た。


「もう出来たぞ、しかも食べ応えがあるからな」と、言う俺にメイが着替えをするために部屋に戻り皆を呼んでくると言った。


「おはよう、今日は早いんだ」と、言うアマンダに二人が居てくれるから本当に大助かりだ。


アリスとフランソワもやって来た。

「もう朝食にしても良いか」と、言う俺に早く食べたいと言うので、早速準備に取り掛かった。


キーンとフィスは昨日の席に着いて、皆で美味しく食べた。

特に好評だったのが、キーンが作った黒い森の木の実を使った変わったサンドイッった。

甘さの中にほんのり酸味がある木の実が、チーズと良く合い美味しいのだ。

パスタはスパイスが利いたさっぱりとした物で、朝に良く合うと思った。


皆も口々に美味しいと言い、良い笑顔が朝から見られて俺はそれだけで嬉しい。


食後は俺がお茶を用意した。

茶葉はこの前の物で、スキル監修のもとに用意した。

「お茶の用意は私がします」と言うフィスとキーンに「いいんだ、今朝俺はスープしか作っていないからな」と、二人を納得させた手前、慎重になった。


「食後に飲むお茶はやはりいいね。

これを習慣にしたいな」と、スーが言いアリスも「果実水も良いですが、朝はお茶が良いです」



「今日は何をしようか」と、アマンダに聞くと「キーンに冒険者登録をして欲しい」と、言うので俺も賛成した。


「そうそう、毎回入市税を払うから、丁度良い」と、メイが言った。


「私がですか」と、キーンが言うから、「そうだ。

スコット市ではあのカードで良いが、他所に行くと毎回面倒だぞ」と、言うと納得した。


「ギルド登録は午後からで良いか。

俺は、キーンとフランソワを連れてゲイリーさんに会いに行こうと思っているんだ。

勿論セイントフォーも一緒だ。

会うと毎回食事に誘われるから、フランソワの元気な姿を見せたいし、キーンの事はゲイリーさんに知られているから、無視はできないだろう」


「うん、それで良いよ。

ついでにフィスも一緒よ」と、決まった。


「それでセイントフォーに聞くんだが、土産にグレータードレイクを1匹ゲイリーさんに送ろうと思うのだが、どうだろう」


「それは良いと思います。

特にフランソワが狩ったのは見た目は悪いが、ゲイリーさんにはより喜ばれると思いますから」と、アリスが賛成する。


「私も賛成よ。

ゲイリーさんには色々気を使って貰っているから」と、言うので決まった。


「解体が出来るのだろうか」とメイが聞いた。


「それは問題ないんじゃないかな。

牛を解体できるのだから」


「私が知らせに行きましょうか」と、フィスが言いだすから、「問題ないと思う。

俺はゲイリーさんから何時でも来てほしいと言われているから」


お茶を飲み終わりスーが魔法をかけて、食材の皮や切れ端をメイが結界で真空にしてくれるので、またアマンダに後処理は任せる事にした。

キーンはメイの結界魔法に驚いていたが、「便利ですね」と感心していた。


「キーンは俺に付き合うよりも、服を着替えた方が良いじゃないのか」


「いいえ、私はメイド服が落ち着きますから」


「そうか、じゃ俺もこのまま行こう。

今日狩りは休みだから、たまにはメイド服で出歩くのも悪くないな」


「えっ、フーはメイド服で行くの」


「あぁそうだ、この服は俺のために皆が買ってくれたんだから、外でも今日はこれで通すよ」


「フーさん、とっても素敵です」と、フランソワが言うから、何故か照れてしまう。



「お待たせしました」と、言うフィスもメイド服だった。


「お前もその服か」


「はい、やはりこれが一番落ち着きますから。

ところで一つお聞きしますが、私は暇を出されたんじゃないですよね」


「そう困った様な顔をするなよ。

暇を出すわけじゃないからな」



領主の舘迄歩いて行くその間キーンのためにフランソワが気を使い、街を案内していた。

キーンも嬉しそうに聞いていたが、ふと「フランソワ様はモニカレイ様よりも遥かに優しい」と、呟くからフランソワが盛大に照れるのが面白い。



「おはようございます。

今日はゲイリーさんに会いに来ました、特に予約は無いのですが宜しいでしょうか」と、警護兵に聞くと「はい、何時でも大歓迎ですから。

おい」と、一人を舘の方へ走らせた。



「これはお嬢様。

おはようございます、聞きましたよ冒険者ギルドの事。

鉄級にいきなりランクアップされたとか、おめでとうございます」と、フランソワは嬉しそうに聞いていた。


「まだまだ先が長いですから、ゴールドクラスまで頑張ります」


「トウデさんが待ってくれていますから、また来ますね」と、フランソワが言い皆で中に入った。


「おはようございます、旦那様がお待ちですよ。

お嬢様ランクアップおめでとうございます」


「ありがとう、トウデも元気でそうで嬉しいですよ」


「あの私は此処から別行動にしたいのですが」と、言うフィスに了解した。


「やぁおはよう。

よく来てくれたね。

フランソワ、お前も元気そうで私は嬉しいよ」


「お父様失礼ですよ。

私はフーさんから大切にしてもらっていますし、ここよりも談話室に行きましょう」


「フランソワ、お前こそ失礼だぞ」と、俺が言うのを聞きゲイリーさんは苦笑した。


「まぁ、皆さんも寛いでくれ。

今トウデがバームクーヘンを用意しているから」


「フー殿は変わった服で来られたな。

良くお似合いだ」


「はい、仕事以外はこの服でとうそうかと思っています。

私のために皆が買ってくれた服ですから」


「そうなんだ」と、ゲイリーさんはフランソワを見て苦笑した。


ドアのノックの音ともにセンデルさんが済まなそうに入って来た。

「フー殿、私の娘が何かやりましたか。

本人は暇を出されるとしか話さないのですが」


「私はそのような事は思ってもいません。

勘違いをされているのですよ」


「皆様おはようございます。

さぁどうぞ」と、良い笑顔でトウデさんがお茶とバームクーヘンを用意してくれた。

皆のはゲイリーさん好みのチーズケーキだ。


「さぁどうぞ。

召し上がってください」と、ゲイリーさんに勧められた。


「うん、トウデさんのバームクーヘンは本当に美味しい。

この甘すぎず、この絶妙な甘味としっとり感が本当に素晴らしい。

王都で人気のスイーツ店、シンロッコの物と同様に美味しいです」


「チーズケーキはスターリングの物ですね」と、フランソワが言う。


「お父様に良い事をお教えしますが、バリンさんの作るチーズケーキも同様に美味しいですよ」


「私も知っているよ、交互に買っているからな。

今日の分はスターリングの物なんだ」


「私お父様が知らない情報と思いましたのに」と残念がる。


「今日お伺いしたのは、此方のキーンの件ともう一件は美味しい物を用意してきました」と、言うとキーンはゲイリーさんに向き会った。


「はじめまして、私はキーンと申します。

昨日は人探しで御迷惑をお掛けしましたが、此方のフーさんを探してスコット市に来ました。

既にご存じのと思いますが私は今迄カルフーン家に仕えていた者です。

ジレット様の専属メイドでしたが暇を出されました。

褒美としてジレット様から男爵位を授かり、カルフーン家の寄り子になっていますが、これからはフーさんのハーレムで冒険者として生きて行く心算です。

カルフーン家が何か言ってきた時は私に知らせてください。

スコット様にご迷惑を掛けたくありませんので」


「フー殿から聞いていたが、そうかジレットは死んだんだな。

彼奴としては、最後に良い判断をしたと思うが、もっと早くにその判断が出来るともっと良かったと思うがな」


「それは一体どういう事でしょうか」と、キーンが聞いた。


「私は子爵だから大きな責任がないが、辺境伯なんだからもっと自由にすればよいものを、何時もオルブライトの機嫌を取るだけの男だったからな。

特に若い時は、色々優柔不断なところが多く、社交界であまり評判が良くなかったな」


「すみません、私もゲイリーさんと同様に思いますから。

私はウェルビー辺境伯家で筆頭騎士をしていたデレク・ジョーンズの娘です。

両親が残してくれた書置きで、今ゲイリーさんが言われる被害者の一人が、私の両親と思います」


「そうか、あなたはあのジョーンズ騎士の娘なのか。

そうかそうか。

まっ、そう言う事だ」


如何だったでしょうか?

ジレット。カルフーンについて、キーンが知らない情報が出てきました。

あと、スイーツも(笑)


楽しめた、面白かった、と思われるなら作者冥利に尽きます。

次回はフーが話した美味しい物の披露が中心になります。


次回は日曜日を予定しています。


何時もの時間にお会いしましょう

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