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冒険者ー16

ウェルビー領へフー達一行は行きますが、本編はフーの料理がメインです。


ブックマーク・評価よろしくお願いします、特に面白いと思った方は是非に。

それからクリック出来る所は全部、気軽に押して行ってください、河童がそれは大喜びします(笑)それではお楽しみください。


感想・レビューもお願いします。


それではお楽しみください。

「これからウェルビー領へ行き、呪いをかけようと思う。

付いて来てくれるか」


そんなの、当たり前でしょう。


「アマンダも良いのか。

まぁ、直ぐ帰るんだが」


暫くの沈黙の後「良いよ、行こう」



転移して無人のウェルビー市中心にある噴水がある広場に来た。

無人でも噴水は今も勢い良く水を噴き出している。


(呪術の呪文を声に出しても良いのか)


(はい、効果は変わりません)


(ありがとう)


「よし、じゃ始めるぞ。

俺たち以外でウェルビー領へ立ち入る者は、何人も立ちどころに全身が爛れ呼吸困難で死ぬ。

持続時間は300年だ」と、俺が皆にも分かるように言うと、俺の体からあの時の様な、黒い炎の様な物が出て、俺の体を包み込んだが、直ぐに消えた。

呪いを唱える俺を見ていたが黒い炎を見て皆は驚いていた。


(あっあれ、爽快感が無いのだが)


(はい、指示により爽快感は不快感同様に無くしましたし、今回だけ皆様にもよく分かる様に、雰囲気を出してみましたから)


(凄いな、ありがとう)


「ねぇ、この前のグレータードレイクの時は、あんなのは見えなかったけど」と、スーが聞いてきた。


「なんかスキルが皆に気を使ったんだと」と、言うと皆は呆れた。


「用は済んだ帰ろう」



フランソワに帰った俺はすぐに夕食の準備に取り掛かった。

夕食のメインはグレータードレイクのステーキだ。

最近ステーキはバリンのレストランで食べているので簡単ではないが普通に作れると思ったからだ。

用心のためにスキルに聞くと、焼き加減に注意がいるが出来ると言うので、スキルに見てもらって作ることにした。

付け合わせは、棘で全体がを覆われたあの紫色をした野菜と、葉物を用意した。

バリンのレストランを思い出して、パスタも作ることにした。


厨房で材料を用意していると、フランソワがやって来るとグレータードレイクの肉をステーキ用に以前渡したナイフで切ってくれた。


パスタの仕上がりと同時にしたくて、大鍋で麺を茹で始めた。

同時にパスタに掛けるソース作りをはじめた。

朝も作ったから、此方にもグレータードレイクの肉を使う事にした。

ベーコンを思い出して、脂身の多いところを薄く切り、炒めて香りを出すために玉ねぎをみじん切りにしてスパイスと塩で味を調えて、ステーキにとりかかった。


ステーキにもパスタソースに使った玉ねぎのみじん切りを使い塩とスパイスで仕上げた。


(パスタが茹で上がります)


(ありがとう)


大鍋からパスタを取り出して、用意したソースに絡める。

(ステーキが裏返せます)


(そうかありがとう)


ステーキを裏返し、付け合わせの野菜は麺と一緒に茹でると紫色から緑色に変わったギリンの皮をむいたら本当に白いギリンには驚かされる。

小さなサイコロ状に切ると、本当にホクホクになった。

皿にギリンと葉野菜を付けて焼きあがったステーキを載せた。


パスタも良い感じに仕上がって、食堂の様子を見に行くと皆皆席に着いていた。

初めにパスタを用意して、次は皆が期待するグレータードレイクのステーキを運ぶと歓声が起きた。

パスタにチーズを適当にすり下ろして完成した。

桃の果実水と用意して、俺が席に着いた。


「フー、ありがとう」と、皆が言うからそれが嬉しい。


「食べようか」と言うと、真っ先にステーキを食べ始めたのはメイだった。

次にスーが食べて、これは牛よりもおいしいと感想を言った。

時々様子を見たが、皆がそうに食べてくれる、それだけで俺は嬉しいし美味しく感じられるから、少々面倒でも明日も作ろうと思った。


「食後はスーが綺麗にしてくれるから「何時も大助かりだ」と、言う俺に「大したことはしていないよ」と、答える。


「ナオコという治癒勇者と話しているのを少し聞いたが、俺は大聖女に後片づけをさせる贅沢者と思うんだ」と、言うとスーが喜んだ。



今日も温泉でスー特製のポーションを塗り合い、今夜はアリスとメイが隣にきた。



今朝は誰よりも早く目が覚めた。

まだ間近でメイが可愛い顔で眠っているからだ。


今のうちと思い、スコット子爵から頼まれた仕事をした。

呪ったのは人物は特定できないから、支配者及び高官四人に絞った。

スキルに聞いたら、ここからでも可能との事だから、窒息して死ねと呪った。

特に指示をしていないから、確殺が付与されている。

メイの可愛い寝顔を見ながらすることではないが、相手は眠っている間に死ぬ、どの様な確認手段をスコット子爵が持っているのか知らないが、これなら大騒ぎになるだろうと思った。


槍の勇者が死んだことはスコット市で既に知られているので、今朝はカルフーン辺境伯の家に様子を見に行くのも悪くないと思った。

あのジレットと言う男は、俺との約束を破ったしアマンダのジョーンズ家の件もあるから、どの様な言い訳をするか知らないが、死んでもらうことに変わりはない。


とか思っていると、大きな伸びをしてメイが起きた。

「フーおはよう、今朝は早いね」


「メイおはよう、メイは毎日こんなに早く起きるんだ。

凄いじゃないか」


「早寝早起きは気持ちが良いから」と、言い部屋を出て行った。


俺は左を向くと、アリスの美しい寝顔があった。


そう言えばメイは何時もナイトキャップを被って寝るが、俺はまだナイトキャップをかぶって寝た事はなかった、と思い出した。

今度試してみようと思った。


俺も朝食の準備にちょうどいい時間になったから、メイ特製の寝心地を重視したベットから出た。


厨房へ行き今朝はグレータードレークの肉を焼きサンドイッチを作ろうとスキルの相談すると、肉を薄く切るように教えてくれた。

ステーキのように厚く切ると時間が掛かり朝食の時間に間に合わなくなるそうだ。

(今度スープの作り方を教えてくれるか)


(手持ちの材料でも作れますが、本格的に作るとなると、材料が足りません)


(では、手持ちの材料で間に合うのを)


(了解しました、肉を裏返してください)

(わかった、ありがとう)


俺が起きるのが遅かったのか、スキルが言ってくれたとおりで、グレータードレイクのサンドイッチとサラダと作るだけで良い時間になって、皆は起きて既にテーブルの付いていた。


「すまん、今朝は思いのほか時間が掛かってしまって、汁物を作る時間がなかった。

そこで、今朝は果実水だけになった」


「そんな事は気にしてないから」


「そうだ、僕たちはフーが作るものが食べたいんだ」


「そうですよ、フーさんが毎日作ってくれるのが嬉しいのです」と、アリスが言ってくれる。


「私は美味しく食べる事しかできませんが、フーさんのお料理は好きです」と、フランソワも言ってくれた。


「そうか、皆ありがとう。

では食べようか」


皆サンドイッチの具がドレイクと知り、贅沢だと言い美味しく食べてくれた。



(お茶を入れたいのだが)


(了解しました)


「今朝は俺がお茶を入れるから、少し間待ってくれるか」


「フーは何でもできるんだ、凄いね」と、スーが感心する。


「フーが入れてくれるお茶が飲みたいね」と、アマンダが言いだすから「期待しないで待っててくれ」と、言い厨房へ来た。



(お湯を沸かすことは知っているんだが)


(はい、テーカップとポットを用意しましょう)


(茶葉は保管庫にありますから、今朝はそれを使いましょう)


確かに保管庫の茶壺に入った未開封の茶葉があった。


(お湯が沸きました)


(わかった、それでどの程度茶葉を入れたらいいんだ)


(軽く一掴みで良いでしょう)


俺は指三本で掴めるだけをポットに入れた。

(なぁ、茶葉が少なくないか)


(いいえ、十分な量です、過不足なし)


スキルを信じて、沸騰するお湯を入れようとすると、スキルから待ったがかかった。

(この茶葉には熱いお湯が適していますが、沸騰するお湯ではなく、一旦コンロから降ろしましょう。

タイミングは指示しますから)


(そうか、ありがとう)


魔石コンロから熱湯を下ろして、待っているとスキルが(今です)と教えてくれた。


(軽くポットを振ってください)


(こうか)


(では、用意したカップと、茶こしを持って行きましょう)

茶こし。。。あぁあれか。

(ありがとう)


「皆待たせたな。

俺が初めて入れたお茶だ。

味は保証できないが飲んでみてくれ」と、言い、次々とテーカップにお茶を注ぐとフランソワが皆に配ってくれた。


「一口飲んで、美味しいよ。

フーは何でも出来るんだ」と、アマンダ感想を言った。


「本当に美味しいですよ、次からはスイーツも用意しなければ」と、アリスが言い、フランソワを見た。


「フーが淹れてくれるお茶は美味しいね。

フランソワ頼みます」と、スーが言うと「スイーツが欲しくなる」と、メイも言う。


朝食が終わり今朝もスーが魔法をかけてくれるから俺は本当に助かっている。

どうやら俺は食事を作ることは好きなようだが、後片付けは大の苦手なようだ。

最初に感じたことが、本当の事だと自覚できた。

如何だったでしょうか?

フランソワが不意にやって来て肉を切って去る行為は、後に領主が知るところになります。

メイの可愛い寝顔を間近で見て、呪いをかけるフー(笑)


楽しめた、面白かった、と思われるなら作者冥利に尽きます。


次回はスコット領主に遭いにフーは行き、アマンダ達はフランソワの案内でスイーツ店に行きます。


次回は月曜日になります。

どうぞご期待ください。


何時もの時間にお会いしましょう

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