冒険者ー13
またまたブックマークを頂きました。
なんかやる気が違ってきます(笑)
とっても嬉しいです、ありがとうございます。
本編はフーが領主の仕事を引き受けます。
引き続きブックマーク・評価よろしくお願いします、特に面白いと思った方は是非に。
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感想・レビューもお願いします。
それではお楽しみください。
勧められるままに黒塗りの馬車に乗ると、続いてトウデさんも乗って来た。
って、誰が馬車を操作するのか。
トウデの合図で馬車が動きはじめた。
「話と言うのは仕事でしょうか」
「詳しくは知りませんが、旦那様はあなた様を頼りにされていますから、旦那様の信頼を裏切らないよう頼みますよ」と、不満を隠そうともせずトウデが言う。
「はぁ、そうですね」
「言っては失礼に感じますが、あなたからはそのオーラが感じられないのですよ。
まぁ、手の内は秘密でしょうし、私も聞きませんが。
本当に不思議なお方ですよ」と、言いだした。
同業者からも油断される、これは非常に良いことだ。
「怒らないで聞いてくださいね。
その私に言わせると、トウデさんは少し殺気を抑えられてはと、思いますけど」と、言うと笑われた。
「ウフフ、あなたは捉えどころが無い、面白い人ですね」と、言われた。
着きましたと言い先に馬車から降りて、俺に手を貸してくれた。
その手は、固くよく訓練を積んだ者の手だと、思った。
「急な呼び出しに快く応じていただき、旦那様に代わりお礼を申し上げます。
早速ですが此方へ」と案内されたのは、執務室ではなくホール横の地下室だった。
「よく来てくれた。
あなたが言った仕事の事なのだが、本当に宜しいのか」
「はい、格安で引き受けます。
それで相手は誰なのでしょうか」
「オルブライトが死んだので、今回はトウデよりもあなたに頼もうと思うのだ。
王都よりも遠いが出来るか」
「はい、槍の勇者も私が殺しましたから」
「トウデよ今の話を聞いたか」
「はい、ですが情報は既に市内でも広がっていますから、信用に値しません」
「それなら、詳しく話しましょうね。
死因についてですが、初めに男のあれが腐り、それが体中に広がり腐って死んだと思います。
当然腐るのですから、相当に臭ったかも知れませんがね」
「うん、そうだ間違いない」
「今回は元オルブライト公爵領を管理しているエルシャー王国の者だ。
名も顔も知らないのだが、頼めるだろうか」
「それはまた難しい依頼ですね」
「やはりあなたでも無理か」
「どうぞ」と、トウデがお茶を用意してくれた。
「はい、色々と難しいと思います。
私は格安で引き受けると申しましたが、この仕事は領主様の都合とは思えませんので、格安で引き受ける事は難しいのです。
もう一点は、誰が確認するかという事もです。
一方的に私がやったと言っても、確認する手段をお持ちなのでしょうか」
「あなたが言われることは最もだな。
これから話すことは秘密にしてくれるか」
「旦那様信用されてもよろしいのでしょうか。
私は反対です」と、トウデが俺を見た。
「問題はないと思う、心配性だなお前は」
「ですが旦那様」
「私はスコット領主であると同時に、宰相カンタールの昔からの悪友で、今は悪友の頼みで手に負えない部分を時々引き受けているのだよ。
このトウデも、娘が見つけて連れて来た事になっているが、特別な訓練をさせた若いが私の最も頼りになる部下なのだ。
暗部の方で噂になっている赤髪の少女というのはあなたの事か?」
「恐らくは。。。」
「それは良かった、信頼が置けるからな」
「先ほども申したように、領主様の範囲を超えていますから、それなりの金額になりますが宜しいのでしょうか?」
「それは問題ない。
希望の金額を言ってくれ」
「では、3500万ビィを頂きます」
「良いだろう、それで引き受けてくれるのか」
「はい。
ですが、どなたが確認をなされるのでしょうか」
「それは問題ない。
成功すると私の耳に入るようになっているからな」
まぁ良いでしょう。
今から話すことは脅しととってもらって構いません。
私との約束を守ってもらわないと、死んでもらう事になります。
近いうちに、私との約束を守らなかったカルフーン辺境伯家の当主ジレットは死にますから。
約束とは、成功報酬と私の事は秘密にしてください。
そうそう、暗部の人にも私の事を気軽に話すので制裁が要りますね」と、微笑んで見せた。
「勿論、よく分かっているよ。
私は娘を泣かせるような愚かな真似はしないから」
「トウデさんは無駄な殺気を抑えなさいと、先ほども言いましたよね。
それに、あなたが手に持つその様な無粋なもので私は傷付きません。
仕舞いなさい」と、少し怒ってみせた。
トウデはスカートに下に隠し持っているナイフに手を掛けていたが、気付かれて驚いていた。
「聞きたいのだが、ジレット・カルフーンはあなたとの約束を破ったのか」
「はい、そうです。
お蔭で私は大損害を被りましたもの」
「そうそうお聞きしたいことを思い出しました。
王族にはフランソワのような美人は居ないのでしょうか。
公爵家も含めてですが」
「現王の娘は皆デブだが、公爵家にはフランソワには劣るが数名いたと思うが」
「トウデは知らないか」
「はい、私も現王の直ぐ下の弟様だったかの家にいらっしゃると思います」
「今の行方は分かりますか」
「普通に家に居ると思うがな。
トウデは知らないか」
「私も旦那様と同じですけど」
「と、言う事は、フランソワは王家か宰相辺りから売られたのでしょうね。
カルフーン家の娘も同様に」
「今、あなたが言った事は事実なのか」突然領主ゲイリーの表情が厳しくなった。
「旦那様、あぁ分かっている」と、激高したゲイリーにトウデが声を掛けた。
「はい、私がカルフーン家の娘、モニカレイを槍の勇者から助けましたから」
「カンタールの奴との関係を見直さなければならないな。
今にして思えば、彼奴の娘もそこそこの美人だが、家に今も居るからな」
「オルブライト公爵領に居座る者等は、数人始末すれば終わるでしょう。
引き受けましょう、良いのですか」
「あぁ、これが最後だ。
十分に金をふんだくってやる」と今は静かに怒っていた。
「今夜はこれで帰ります、遅くなると皆が心配するでしょうから」
「馬車で送りましょう」と、言うトウデに、歩きますからと、答えた。
邸を出て暗い道を歩いていると後ろが気になってくる。
(尾行がいるか)
(はい、先ほどの娘です)
(俺の呪術なんだが、特に殺しは必要はないよな)
(よく分かりません)
そうだった、具体的にか。。。
(俺が呪術を使うと必ず相手を殺さないと呪術は発動しないのか。
例えば、視力を奪うとかだ)
(可能です)
(では、俺が呪術を使うと、誰か解呪できる者が居るのか。
例えば聖女とかだが)
(あなたの呪術は特別です。
解呪はあなたしか出来ません)
(そうか、ありがとう)
(あの角を曲がると転移で家に帰るぞ)
(了解しました)
如何だったでしょうか?
まだ先になりますが、トウデとフーは大好きなスイーツを通して友達になります。
そうそう、次回フーは暗部に制裁を加えます。
とっても痛そうですが生理現象が関係するので、我慢するしかないのです。
次回は水曜日になります。
どうぞご期待ください。
何時もの時間にお会いしましょう




