冒険者ー10
投稿を当てにしていただいた皆様、本当に申し訳ありません。
私は大丈夫なんですが、PCが連日の暑さにPCがダウンしました。
買った時は最高スペックの一つ下のランクの私自慢のPCでしたが、WIN7の年代物です。
今は無理してWIN11の最新バージョンです(笑)
本編はフーの舘に皆で行きます。
そこで、フーにもアマンダにも新たな事実を知る事になります。
引き続きブックマーク・評価よろしくお願いします、特に面白いと思った方は是非に。
それからクリック出来る所は全部、気軽に押して行ってください、河童がそれは大喜びします(笑)
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それではお楽しみください。
「よし、俺の周りに集まってくれ。
ここから行くぞ」と、言う俺の指示で集まり、俺の舘の前に来た。
「門が壊れたんだ。
フーと良く見回りをしたんだよ」と、アマンダが呟いた。
「中へ入ろう、今は草で見えないが、あそこは庭だったんだ。
俺は姫さん人形を持ちアマンダは騎士の人形を持って、時々あそこで遊んだんだ」
「そうなんだ」と、アリスもスーもメイも言った。
アマンダを見るとアマンダの頬は涙が流れていた。
今度は近くに行ってみようと、俺の転移で舘の傍まで来た。
「外壁は綺麗よね」と、フランソワが言う。
「俺はあまり外で遊んだことがないんだ。
あの時は、見えるか草ぼうぼうの丘が。
あの上で俺がアマンダに言ったんだ。
ハーレムを作りたいとね、その結果がお前たちだ」
「次は中に入るぞ。
特にアリスは俺の絵に変な事をするなよ。
剣の勇者の様になるからな」
「ここがホールだ。
俺とアマンダはあの壁の辺りの下に地下室があり、其処に逃げ隠れていたんだ。
其処に折れた剣があるだろう、剣の勇者が使った物で、あの杖は魔法の勇者の物だ。
あれが見えるか」と、俺は煤けて少し傾いた俺の肖像画を示した。
「あっ!この絵よ。
私が見て綺麗だと思ったのが」と、スーが言った。
「アレに魔法の勇者が魔法を放ったんだ。
俺は執事から絵画を壊すと舘のドアが全て閉まりガスが出て死ぬから、触るなと聞いていたんだ。
実際に勇者と同行して来た兵は皆死んだ」
「今度は皆も興味があるから、俺の部屋に行ってみるぞ。
俺も勇者が来る前以来だから、懐かしくもあり凄く興味が有るんだ」
俺の部屋来た。
「あの此処がフーさんの部屋ですか」とフランソワが聞いた。
「そう此処よ、フーとよくここで遊んだから、間違いないわ」
「これは兵が壊したのでしょうね。
でも、本当にお嬢様だったんだ」と、フランソワが言った。
「私の部屋よりもお嬢様らしいですから」
「フランソワは壁の絵に触るなよ。
此処にも仕掛けが有るからな」
俺が注意すると、直ぐにフランソワが手を引っ込めるから、それが面白く皆から笑われた。
「どの様な仕掛けなのか、室内も外壁同様に綺麗よね」と、スーが感心している。
「俺の舘はこんな感じだ。
次はアマンダに家に行ってみよう」
「私も行きたいです」と、フランソワが言うと皆も行きたいと言うので、アマンダを無視して家の前に転移した。
「此処だ、おいアマンダ、お前大丈夫か。
無理をする必要はないぞ」
「もう大丈夫、久しぶりの我が家よ。
皆も中に入ってくれる」と、言うので家の中に入った。
「私の部屋は二階だから、付いてきて」と、言いアマンダを先頭に俺が一番後ろになって、階段を昇った。
「ここよ」と、言いアマンダは中に入った。
続いて皆も入った。
一番目に付くアマンダの勉強机に分厚い本と白い封書が載っていた。
「家を出る時はこんな物は見なかったんだけど」と、早速アマンダは封書から紙片を取り出して、読んでいたが途中からわんわんと大泣きした。
「おいアマンダ、一体何が書いてあったんだ」と、言う俺にアマンダが紙片を差し出した。
「読んでも良いのか、皆にも聞かせていいんだな」
泣くアマンダは頷くだけだった。
私たちが愛するアマンダへ
お前がこれを読む時は、俺と母さんはこの世に居ないだろう。
お前に無理承知で託すことを先ずは詫びさせてほしい。
お前はこれからは、フリップ様に生涯付き従え。
お前がフリップ様を好いている事は、ハーレムの話でよく分かったからな。
旦那様は反対はされていないからな。
但し、フリップ様がお前を好かれない時は、お前はフリップ様の筆頭騎士になり、生涯仕えよ。
酷い事を言うようだが、それが残されたお前の使命だ。
頼んだぞ。
俺と母さんのことで、ベルナー様を悪く言う輩がいる事を知るだろうが、俺と母さんはベルナー様から助けて貰ったのが事実だ。
詳しくは本に書いたから、それをよく読んでくれ。
俺と母さんは愛し合っていた。
結婚する段取りだったが、直前になってオルブライトの奴が横やりを入れて、平民の俺はオルブライト派閥の何処かの家の養子となり、中立派のケーガン伯爵へ婿入りさせられる寸前で、ベルナー様にマリカとも救われ、ベルナー様はオルブライト公爵に睨まれても、社交界の期間中に俺達とシエル様も伴って、領地へ帰られたのだ。
同じ辺境伯でもジレットとは大違いだ。
カルフーン家王都の邸に剣士として母さんが奉公していたから、俺は相談に行ったんだがな。
まぁ上っ面だけが良い彼奴は要注意だ。
アマンダ、フィリップ様の事を頼んだよ。
母さんの事は本を読んでね。
父さんが多く書くから書けなくなっちゃった。
だってこういうのは一枚の紙の収まるように書くものでしょう。
とにかくフィップ様の事お願いね。
天国からあなたを愛しているデレクとマリカより
俺が皆に読み聞かせるよりもと思い、遺書の様な書置きは俺が皆に回した。
最後に読んだアリスが「ねぇ、フーのお父様、ベルナー様の執務室へ行ってみない。
ベルナー様も同様な書置きが有るかもしれないから」
「舘の父の執務室はエルシャーとガスの奴らが徹底的に探したから、何も残っていないと思うぞ。
アマンダ、お前は大丈夫か。
何ならここに此処に残っても良いんだぞ」
アマンダの返事を待たずに皆を連れて父さんの執務室に転移した。
「フーさん、アマンダを置いて来たけど良かったの」
「あぁ、アリスが言う事もよく分かるが、今は一人にしてやろうと思ったんだ。
俺はあんなアマンダを見たのは初めてだからな」
「それは私達も同じよ」と、スーが教えてくれた。
「部屋の散らかり様が半端ないですよ。
これじゃ探すのに苦労しますね」と、フランソワが言う。
「俺もフランソワに同感だ。
幸い転移が使えるから、暇な時に来て片づけるよ」
憚れるが姉さんはもう居ないから、姉さんの部屋にも行ってみた。
「留守に初めて入るが、ここが姉の部屋なんだ」
「ここも散らかっているね。
でもフーの部屋とは大違いだ」と、メイが言った。
「そうだな、姉はそうか。
そう言う事だったんだ」と、俺は一人で呟き納得した。
「えっ、なになに」
「スーか、それはな。
メイが言うから思ったんだが、俺の姉はシーインって言うんだが、俺の代わりに男を引き受けてくれてんじゃないかと思ったんだ。
今にして思うに、言動がそのようにしか思えないんだ。
皆も散らかっていたが、俺の部屋を見ただろう」
「そうですね、ここは中性的、何方も存在するように感じますね」
「僕もアリスと同じだ」
ついでに母さんの部屋にも行くことにした。
「次は母さんの部屋だ」
母さんの部屋も散らかっていた。
「此処が母上様のお部屋なのですね。
私の母とは違いますね。
私は良く知りませんが、書物に出てくる研究室の様に感じますから」
フランソワに言われ、何となくだが俺も貴族の母とは違うと思っていたから納得できた。
前来た時とは大違いなんだがな。
「もしかして部屋を間違えたか」
(間違いではありません)
(やはり此処なんだ、ありがとう)
(何をしていたのか分かるか)
(はい)
(話してくれ)
(ここは、魔石に魔力を充填して補う作業部屋です)
(そうか、ありがとう)
「みんな集まってくれ、アマンダの家に行くぞ」
アマンダの部屋に行く階段を昇っていると、部屋にアマンダが居る事が分かった。
「アマンダ、入るぞ、良いか」
了解は無かったが部屋に入ると、泣き止んでいたが虚ろな表情のアマンダが椅子に座って俺達を見た。
「一旦帰ろう」と、言う俺に皆が賛成するのでフランソワに帰った。
アマンダは形見の分厚い本を大切に持っていた。
「アマンダ、行った事に後悔しているのか」
「フー、今はそっとしてあげて。
アマンダは辛いから」
「そうだな、皆はアマンダに付き添ってほしい」
「フーさん、今のアマンダさんに一番必要なのは私達じゃなくてフーさんと思います」と、フランソワが言う。
「僕もフランソワに同感だ。
フーは女心をもっと深く知ると良い」と、メイに言われた。
「そうか、俺よりは同性の皆が良いと思ったんだが。
まぁ良い、俺はアマンダと今夜は寝るからな」と、宣言してアマンダを部屋に連れて一緒に入った。
如何だったでしょうか?
気丈でフーには決して泣き顔を見せなかったアマンダの突然の大泣き。
遺言の様な父デレクの書きつけとマリカとのなれそめに、カルフーン家の関わりなど、フーもアマンダも初めて知りました。
楽しめた、面白かった、と思われるなら作者冥利に尽きます。
次回は、続きになります。
フーが弱ったアマンダのために頑張ります
。
次回投稿は金曜日になります。
どうぞご期待ください。
何時もの時間にお会いしましょう




